徒然草

久しぶりのバイオパーク

気がつけばもう3月。春がもうすぐそばです。

昨年の出生数が75万人程度という衝撃のニュースが流れました。

少子化が騒がれて随分経ちますが、想定を上回る速度で減少しているそうです。昨年の合計特殊出生率は1.20程度になると予想されています。簡単にいえば一組の夫婦が子どもを持つ数が一人ということになります。

人口が増えるには1.9から2.0程度必要と言われています。このままだと日本の人口がどんどん減っていきます。お隣韓国なんて0.72、ソウル市に限っては0.55とのこと。最近は韓国も「移民政策」を本気で考えているそうです。このままだと国家消滅しますから。

でも私が一番気になったのは婚姻数の減少です。結婚してお金がかかるくらいなら独り身でいいやって思う若者が増加しているということです。結婚して家庭を持ち、子育てをしながら貯蓄も頑張ると言った、昔ながらの価値観はもはや通用しなくなりました。やはり非正規雇用の問題や物価上昇などからくる相対的貧困など、結婚する前に大きな壁が立ちはだかっています。日本の株価がどんどん上昇し、ある専門家などは10万円くらいまで上がるんじゃないか?と予想しています。しかし現実は厳しいまま。このままだとどんどん貧富の差が広がります。

この状況が続けば、日本もいつか消滅します。

移民の受け入れなども考えつつ、もっと効果的な少子化対策を大胆に行うべきだと思います。選挙に来てくれる高齢者ばかり優遇される政策は時代遅れ。

まずは高校、大学の完全無償化、それよりも早くに「給食費の廃止、完全無料化」をすべきです。ま、子育てに関心がなく、裏金問題などで迷走するバカ国会議員に何にも期待なんかしてないですけどね。このままだと本当に日本は滅びます。バカ政治家め。

 

あ、最初から愚痴でした。

今回は25年くらい前に行ったことのある「長崎バイオパーク」に訪問した時のお話です。

ここはちょっとした動物園ですが、ここの一番の魅力は「動物との距離がとても近い」ということです。他の動物園の「ふれあい広場」とは全然違います。どちらかといえばサファリランドに近い感じです。

早速入り口で綺麗なインコがお出迎えしてくれました。

長男と母は別の用事があったので、私は娘二人の子守りを任されました。愛娘二人とのラブラブデートです。

ここに来たのは大学時代だったと思います。全然中の様子を覚えておりません。

餌やりを待つアルパカやお馬さん。

朝一番に入ったこともあり、動物たちは皆空腹のようです。ここの施設は餌やりスポットが多く、100円入れるガチャガチャで購入するスタイルなので、ここに行く時には先に両替して100円玉を多く持っておくことをお勧めします。

草食動物の穏やかな雰囲気っていいですね。なんだかボケーっとした顔に癒されました。

色々な場所で定義開催される「餌やりタイム」も要チェックです。

ちょうどキツネザルの餌やりタイムに遭遇したのでしばし見学。森の中からどんどんサルが出てきました。基本、柵はないようなものなので、なんとなくここに居着いて生活している感じです。本気を出せばいつでも園外に脱出できそうな感じだけど、園の周囲って何かフェンスで覆っているんでしょうか?見た感じでは確認できませんでした。まぁ、ここにいた方が居心地いいだろけど。肉食動物ってほぼ見かけなかったから、天敵などいないんでしょう。でも野生のイタチとかネコとか侵入してきそうな雰囲気でもあります。

フラミンゴたちも我々の姿を見かけると、平気な顔して近づいてきました。

長年にわたって観光客から餌付けされているせいか、人間を怖がることはありません。

平気で触れる距離ですが、医師という立場が邪魔して、感染症などの恐怖を考えると簡単に触ることはできませんでした。単なる意気地なしですけどね。

我が子たちは微妙に怖がっており、このフラミンゴも次女の身長を超えていたためずっと姉の後ろに隠れていました。ということでパパを撮影してくれた長女。穏やかな時間が流れます。

私一番のお勧め動物がこれ。ビーバーちゃんです。

実際に歯で木を噛み切って水の中に入り、そして巣まで運ぶ姿を見て感動しました。野生の姿を我々に見せてくれました。ちょっとデブだったけど餌を食べる仕草も超チャーミング。ビーバーってペットで飼育できるんでしょうか?でも大きなお庭と池がないとダメなので我が家では無理です。

我が家の女子組は本当に仲良しです。特に長女が次女に優しいため、妹はお姉ちゃんにずっとベッタリ。長男と長女はいつも喧嘩ばかりだけど。

この日は結構寒かったけど、大はしゃぎした後にアイスを要求されました。私は当然ホットコーヒーですけど。

最近ずっと忙しくて我が子たちと触れ合う時間が少なかったから、私も癒しの時間となりました。

休憩コーナーの横に昆虫コーナーがありました。娘二人は無関心でしたけど、私の大好きなヘラクレスオオツノカブトやギラファノコギリクワガタがいたから嬉しかったです。ギラファって本当にかっこいいクワガタですよね。

最近はペットショップなどで購入可能ですが、かなり高額です。上手に飼育できないとすぐに他界してしまうので、その時はしばらく立ち直れないです。ということでもう少し私の昆虫飼育レベルが上がったらいつかギラファを購入したいと思います。オオクワガタは3年生きてましたけど。

普通に歩いていると、向こうから小さなミーアキャットがやってきました。このミーアキャットの飼育場所も柵があるようでないようで。簡単に脱出できるみたいです。

我々の前に普通に座り、「なんで餌くれないの?」って顔でこちらを見ておりました。せっかくだから餌を購入したら、まさかのミルワーム。ウニョウニョした白いイモムシです。リスザルの餌なんかでよく売っているから、私は平気で触るけど、ドン引きしていた娘二人。私だけ楽しく餌やりをしました。

その後もバイオパークを満喫しました。

目をつぶって静かに温泉に入るカピバラを見て大爆笑。これってパパみたいやんって娘からツッコまれてしまいました。私のイメージと合致したんでしょう。

長崎バイオパークの最大の弱点がわかりました。

かなり長距離を歩きます!しかも起伏の激しい山道を歩きます!

入り口で受付のお姉さんが「かなり歩きますよ!」って言ってたことを思い出しました。1.5kmくらい歩かされました。次女が時々「パパ、疲れた。抱っこ。」って要求し、15kg近い娘を抱っこして歩く山道は完全に筋トレでした。最後の方はヘトヘトになりました。

入り口横にある別棟では、動物とさらに親密に触れ合えるコーナーになっておりました。

次女は「ネコカフェ」みたいな場所に入りたがっていましたが、私が猫アレルギー持ちなので、今回は勘弁してもらいました。猫の毛を体につけられるとくしゃみが止まらなくなります。実は猫好きなんですけどね、私。

なんだかんだで一番はしゃいでいたのは私。久しぶりの愛娘デートだったので嬉しかったんでしょう。

この後、山口までの3時間運転が待っているのに。でもいいんです。楽しかったから。

長崎オランダ村は閉鎖され、ハウステンボスも一度経営が傾きかけたらまた復興し、新幹線が開通して駅前のホテルなど増え、色々な変化が起こっている長崎県ですが、このバイオパークはずっと変わらないまま頑張ってます。それってものすごい事です。経営者やスタッフの努力に感謝ですね。

次は軍艦島に行ってみようと思います。楽しみ!

 

追伸:宿泊したホテルの夕食に出た「肉鍋」が衝撃でした。基本的にはしゃぶしゃぶなんですけど、お肉が「これでどうだ!」って言わんばかりにてんこ盛りになってました。

お酒飲み放題も付いていたけど、セルフサービスでした。

やっぱり旅行って面白いですね。色々なサプライズが待ってます。

今回の長崎旅初日は雨でした。せっかくの夜景も少し霞んでます。

あ、誰か歌ってた。

「長崎は今日も雨だった」

納得。