徒然草

B級グルメ?宝庫の街、名古屋。

最近外来がめちゃくちゃ忙しいです。今年で開業10周年ですが、この10年の中でここ数ヶ月が最高に忙しく過ごしています。近隣の某小児科が閉院したのも影響が大きいですが、それよりも感染症の種類が多岐にわたっており、各保育園、幼稚園、小学校ごとに流行している疾患が異なっており、地域の状況をリアルタイムで理解しておかないと、余計な検査が増えてしまいます。体力的にはまだ自信がありますが、心の余裕が少しなくなってきました。あ、最初から愚痴です。

最近よく参考にしているのが、コロナワクチンで有名な「モデルナ社」が公表している感染状況報告システムです。

独自の集計方法を用いて計算していますが、その数値を参考するのはもちろん、最近の傾向がリアルタイムでよくわかります。特にインフルエンザ発生とコロナの比較グラフはとっても参考になってありがたいです。

コロナ感染が5類に分類され、特に大人の診療でコロナ検査が有料になってしまったため、検査を拒否する方が増えてきたと、内科の先生からお聞きしました。小児はまだ福祉医療があるうちは無料で検査できるので、なんの躊躇いもなく検査してます。毎日数名のコロナ患者さんが出ます。第9波ってもうきているような気がしますね。果たして収束はいつ?

それにしても沖縄の発生数は桁違いで凄まじいですね。

沖縄旅行帰りの方のコロナ陽性者が当院でも増えてきました。

定点あたりの患者数報告の全国平均は7人程度ですが、沖縄はその7倍の数です。

この数だと医療機関の逼迫はほぼ必然だと言えます。5類に変わったからといって、すぐに一般病院がコロナ感染者を受け入れるわけではなく、逆に受け入れ病院でもコロナ患者さんが入院されれば他の診療やオペが延期になったり、検査機器の消毒の徹底など業務が増えることになり、さらには勤務する医療関係者への感染が広がればさらなる悪影響を及ぼします。

毎回のことですが、なぜ沖縄県の感染者数が桁違いに多いのか?自分なりに考察してみました。

沖縄って梅雨明けが早いので、実は今が旅行のベストシーズンなんですよね。8月ともなると暑すぎて大変だから、5から7月あたりがちょうど訪問するには良い季節となります。

しかも最近はコロナ水際対策が無くなった影響で海外からの観光客、いわゆるインバウンドの増加で持ち込み事例も増えていると聞いております。

しかし沖縄の主要産業は「観光産業」であり、観光客増加はむしろ沖縄の経済状況を好転させるので、一概に反対ができないのも事実。

私も沖縄が大好きなので、コロナがひと段落したらまた遊びに行こうと思います。

頑張ろう、沖縄!頑張ろう、山口!

 

今回は名古屋で開催された学会に参加した時のお話です。

日本小児科医会総会フォーラムという、毎年この時期に開催される大きな学会です。

これまで参加したことはほとんどなかった学会ですが、ちょっと前から日本小児科医会の国際委員会に任命されてしまい、この学会に合わせて朝から委員会会議が開催されます。

遠くは秋田、青森からも先生が来られるため、山口の自分も参加せざるを得ない状況です。全国の先生たちとお知り合いになれるのはありがたい話ですけどね。

ということで、今回はクリニックを1日半お休みさせてもらい、学会に参加してきました。

久しぶりの名古屋です。名古屋と言えば、「隠れたB級グルメの宝庫」として有名です。あ、自分で勝手に名付けました。

名古屋って他の地域にはなかなか見られない独自の食文化が根付いており、珍しくて面白い料理がとても多い場所なので、学会参加に便乗して、行きたいお店をいくつかピックアップして訪問してきました。

先に言い訳しておきますが、学会にはほぼフル参加して、色々と勉強してきました。

グルメ話はそのオマケということで勘違いされないでくださいね。何を書いても言い訳になりますが。

まず絶対に行きたかったお店があります。

もはや全国チェーンとなってしまった「みそかつ」の超有名店「矢場とん」です!

絶対に行列ができているだろうと予測し、学会が終わったらダッシュで名古屋駅近くのホテルに帰って着替え、17時からオープンする時間に合わせ、さらにはあまり混雑しないだろうと予測した名古屋駅新幹線口近くの裏手にあるお店を選んで突撃しました。

17時の5分前に到着したにも関わらず、すでに長蛇の列ができておりました。ま、仕方ない。だって有名店ですもの。

行列に並んでいる間も店内から漂ってく素敵なお味噌の匂い。そもそも私はお味噌の中でも赤味噌が大好きなので、赤味噌メインの名古屋味噌は私の大好物なんですよ。赤味噌って塩分濃いめで有名ですけどね。

有名な「わらじカツ」を注文し、待っている間におつまみの「どて煮」を注文してビールと一緒に楽しむ私。

これがまた絶品で、味噌カツが届く前にビールを1杯平らげてしまいました。

危ない兆候です。

これが有名な「矢場とん」の「わらじカツ」です。

数年前、家族旅行で名古屋を訪れた際、妻が「こんなに多い量は食べきれないから二人でシェアしよう!」って言ってたにも関わらず、妻一人でペロリと食べ切ってしまい、もう一皿注文したのが楽しい思い出でした。

え、かけ過ぎでしょ?って思うくらい、店員さんが笑顔で熱々のカツにお味噌のソースをドバドバと後がけしてくれるののがこのお店の有名なスタイルです。

いやー、矢場とんにハズレなし。本当に美味しかったです。大大大好きなお店、矢場とん。最高でした。

ちょっとだけカロリーを気にして、周りの皆さんはご飯付きの定食を頼んでいましたが、私はおかずのみ注文しました。だって炭水化物はビールで摂取したいので。

で、今回も矢場とんで感動した記念に「矢場とんオリジナルTシャツ」を購入し、大満足でホテルに帰りました。これで3枚目のTシャツです。

宿泊したホテルはあえてご飯抜きの素泊まりプランを選択し、名古屋で有名なモーニングタイムを楽しむ予定にしておりました。

名古屋は昔からモーニングを喫茶店で食べるという文化が根付いております。

朝早くから開いている喫茶店を探して歩いていると、早朝からオープンしているきしめん屋を発見し、喫茶店は翌朝に楽しむこととし、大好きなうどん屋さんに入ってしまいました。ここも朝から行列。

名古屋で有名な「きしめん」と、小さな「天むす」のセットを頼みました。このきしめん文化も名古屋独特ですよね。もともと讃岐うどんのような腰のあるうどんが大好きですが、たまにはこんな平べったい麺も素敵。朝から素敵なおうどんをいただきましたとさ。

その後は夕方までお勉強。

二日目の夜は、これまた名古屋の超有名店「味仙」に行ってきました。

なぜか名古屋発祥の「台湾ラーメン」。その台湾ラーメンの発祥のお店として有名な味仙。当然行列覚悟で16時半にお店に行きましたが、すでに長蛇の列。

名古屋ってやっぱり大都会ですね。東京に匹敵するくらいの人間がひしめいております。

この台湾ラーメンはとっても辛いです。この辺のコンビニでもカップ麺で出ているくらい有名な味仙の台湾ラーメン。ちょっと肉マシにしてもらい、ラーメンと合わせるのはタブーとされているビールも注文しました。

辛いラーメンを食べながら汗だくになり、冷たいビールを流し込む。最高です。本当に最高でした。

もう疲れていたので、食後にさっさとホテルに帰り、家族とテレビ電話した後、8時過ぎには就寝しました。

毎日のことですが、名古屋でも朝4時には起床した私。

ホテルの窓から日の出を眺めつつ、「今日はどのお店に行こうかな?」ってネット検索しているおデブな私。

ここ数年は毎朝4時から5時の間に勝手に目が覚める生活を続けており、学会発表のスライドや学生の講義スライド、県小児科医会の記念誌作成の資料整理など、事務仕事は全て朝に行なっています。

こんな早くに目が覚めてしまうので、夜の就寝がどんどん早くなってきました。最近は3歳の次女と同じ時間くらいには熟睡しています。21時前にはもうフラフラです。健康的なのか、それとも私が老人化したのか。

事前に調査しておいた早朝から開いている喫茶店に突撃し、あの有名な小倉トーストを注文しました。

もともとごはん党でパンが嫌いな私ですが、せっかくなので名古屋名物をいただきました。

さすがは名古屋。あんこの上になぜか金粉を散らしておりました。名古屋城の金シャチホコをイメージしているんでしょうか?

大きなブラックアイスコーヒーと共に、名古屋の喫茶店モーニング文化を楽しみました。

この日は学会最終日の日曜日で、お昼過ぎの新幹線を予約していたこともあり、お昼まで勉強して帰宅の戸につきました。

さて、私が最後の名古屋メシとして選んだものはなんでしょうか?

正直色々悩みました。以前食べて美味しかった「あんかけスパ」にするか、ちょっと高級だけど有名な「うなぎひつまぶし」にするか、それとも風来坊や世界の山ちゃんで提供される「手羽先」にするか、名古屋コーチンを使った最高の「親子丼」にするか、それとも、やっぱり名古屋で有名な「アレ」か。

私が名古屋メシのラストに選んだのはyっぱりこれ。

超有名店「山本屋本店」の「味噌煮込みうどん」です。このお店はとっても有名で、愛知県に何店舗もあります。

やはり名古屋といえばこれでしょ。矢場とんの味噌カツと双璧をなす「山本屋本店」の味噌煮込みうどん!

今回はちょっとリッチに名古屋コーチン入りを注文しました。

ちなみにここのうどんはかなり高額です。うどんなのに1000円以上はあたりまえ。名古屋コーチン入りだと2000円近く取られます。え、うどんなのに、こんなに高いの?って思ってしまう貧乏性の私。

ここのうどんの食べ方も有名で、あえて蒸気穴が開いていない鍋蓋をお皿代わりに利用し、熱々のうどんを、ひっくり返した蓋の上にのせて食べるのがここの流儀。

最初は作法に従っていたけど、だんだん面倒臭くなり、直接熱々のお鍋からうどんを食べ始めた私。こんなことをしているのは店内で私だけでした。だって面倒くさいから。

最後の最後まで名古屋メシを堪能した素敵な旅となりました。

あ、繰り返しになりますが、しっかり勉強してきたし、朝早くから委員会会議にも出席してきました。自分の使命はきっちり果たしました。

言い訳です。

この学会から帰ってきたら体重が1kg増加していたので、バスケ練習とジムでのスイミングを頑張り、学会前の体重に戻しました。ご心配なく。

やっぱり学会っていいですね。全国レベルの先生方の話を聞いて、自分もまだまだだな、もっと頑張ろう!って気持ちになるし、付加価値として学会先の美味しいものを食べることができるし。(そちらがメインイベント?)

来年のこの学会は埼玉大宮で開催されます。まだ国際委員会を続けているなら参加しないといけません。

別の学会で大宮に行った時、あの有名なラーメン店「蒙古タンメン中本」に行ったことを鮮明に覚えています。自分がこれまでの人生で食べてきたラーメンのベスト3に入るくらい美味しかったので、もし大宮に行ったら再訪問しようと思います。当然、勉強もしてきますけど。

 

追伸:以前もこのブログ内でお伝えしましたが、私は昔から芸人「江頭2:50」さんが大好きで、彼の有名なYouTube「エガちゃんねる」をほぼ毎日視聴しております。

毎年「大嫌いな芸人ランキング」でトップの江頭さんですが、お下劣でふざけた芸風の裏にある彼の真面目で一生懸命な部分をちょっとでも知ると、皆さん大ファンになると思います。事実、彼の動画チャンネルは芸人YouTube動画で2年連続一番人気という称号をもらっています。

江頭さんのファンのことを、彼は「あたおか」と呼んでいます。「あたおか」の語源は「頭のおかしい奴ら」からきています。

私は昔から「あたおか」です。歴史が長いので「ディープ・あたおか」です。

当然、「あたおかTシャツ」も数枚持っていますし、エガちゃんねるの有料サブチャンネル「ノーパン村」も登録しております。

万人ウケする人ではないので他の人にはお勧めしません。でも彼の人柄を少しでも知ることができれば絶対にファンになると思うので、ちょっとでも興味があれば動画を見てください。そして気に入ったらチャンネル登録してくださいね。

そんな江頭さんですが、この度あの有名な旅行雑誌「るるぶ」さんが彼の特集号を発行しました。

当然購入しましたが、それと一緒に、エガちゃんねるを作り上げた藤野ディレクターの著書も購入しました。

朝勉強の合間に少しずつ読みながら、毎日クスッと笑っております。

やっぱり私は「あたおか」です。

るるぶの担当者もおそらくディープな「あたおか」と思います。

藤野さんの著書の中でこう書いています。

エガちゃんねるの動画公開時間は毎回日曜日の夜中2時50分です。彼の芸名が元になっているのはもちろんですが、これにはもう一つ別の大きな理由があります。

日曜日の深夜、この時間は統計的に「1週間で一番自殺者が多い時間帯」とされています。多くの人が「仕事や学校に行くのがつらい」と悩んでいる時間帯です。

だからこそ、「この日曜深夜2時50分は外さない」と、江頭さんと話し合って決めました。

と。

江頭さんはことあるごとに大声でこう叫んでいます。

「死にたくなったら俺を見ろ!そして俺を見て笑え!死ぬのがバカバカしくなるから!」

と。

今も本を読みながら泣いています。