徒然草

そのラーメン一杯に歴史あり〜様々なルーツを探る〜

もうあっという間に2月です。まだまだ正月ムードを引きずっております。最近はちょっとずつコロナ感染者数が減ってきたような。インフルエンザも報道で騒がれるほどの流行はまだないみたいです。これからでしょうか?

2月といえば、やはりこの話題からですね。

日本のプロ野球チームの春季キャンプが2月から始まります。我が読売巨人軍も恒例の宮崎キャンプ開始です。2月後半からは沖縄に移動します。

最近はFA(フリーエージェント)で不人気の巨人軍。期待していた有力選手は全て他球団に持っていかれました。でもそれでよかったんじゃないかなって思います。

せっかく若手の秋広選手(巨人軍の中の大巨人)や増田選手など、これからの活躍が期待できそうな選手がゴロゴロと控えているのに、他球団からベテランを引き抜いてくると若手の出番が激減します。昨年ドラフト1位で入団した浅田選手など、ゆっくりと確実に成長してもらい、これからの巨人を支えてくれる大選手になれると信じております。

そして何よりも嬉しかったのは、ソフトバンク一筋だった大ベテラン、マッチこと松田選手の入団と、巨人の頼れる兄貴分として頑張っていた長野選手が広島から巨人に戻ってきてくれたことです。

松田選手には常勝軍団ソフトバンクの「勝利者のマインド」を巨人の若手選手に語ってほしいし、長野選手には、ここ数年巨人軍に不在だった「兄貴分」としての役割に期待しております。もうベテランでバリバリスタメンで働く年齢ではないけど、心の支えとしては絶大なる信頼を寄せております。

これまで巨人のキャプテンを務めていた坂本選手はやや言葉少なめで寡黙な選手です。若手を引っ張っていくイメージではありません。

そしてこの度新たにキャプテンに就任した岡本選手はもっともっとおとなしい性格です。

岡本キャプテンを陰で支えるのはマッチと長野選手が最適だと思います。

今シーズンの巨人の戦いっぷりに期待しましょう!

 

今回は久しぶりのラーメン談義です。興味のない方はスルーしてくださいね。

先日、とある用事で熊本に行った際、ちょっと時間があったため、駅内でご飯を食べようとしたら、なんとあの熊本ラーメンの超有名店「天外天」が駅内に出店しておりました。

11時前に熊本駅に着き、お店がちょうど11時オープンだったこともあり、一番乗りで座ることができました。さ、何食べようかな?って思ってメニューを見ていたら、ほんの5分ちょっとでお店の前に大行列が出来ておりました。昔は鶴屋デパートのすぐ下にあった小さなお店だったけど、今では移転して大きくなり、しかも熊本駅内にも支店を出すなんて。

ここで熊本ラーメンのルーツを探ってみましょう。熊本ラーメンはコテコテの豚骨ラーメンです。特徴としては揚げてカリカリにしたニンニクチップや、マー湯と呼ばれるニンニクを揚げた黒い油が入っております。

もともととんこつラーメンは久留米発祥と言われております。そしてそれが熊本にやってきたのは玉名市であり、玉名ラーメンが熊本ラーメンの発祥地と言われております。玉名で有名な「天琴ラーメン」には学生時代に何度も行ったことがあります。

そして熊本ラーメンが熊本市内で発展していきました。

熊本ラーメンの中でも最も有名なのが、熊本駅近くにある「黒亭」でしょう。

ここにも何度か行きましたが、黒亭のラーメンはかなり濃くて味も結構強烈です。有名店で行列ができていますが、あまり好んで食べることはありませんでした。

先ほど出てきた天外天のラーメンは大好きでした。

ちょうど繁華街ど真ん中にあり、飲んだ帰りによく食べて帰ってました。

若い頃は「シメにラーメン」っていつも言ってたけど、もう47歳の私には絶対に無理です。もたれるし太るし。

まだ20代だった学生時代には全然問題なかったんですけどね。

お次は宇部小野田にあるラーメン店のルーツについて語ります。ちょっと間違った情報もあるかもしれませんがご容赦ください。

私が愛してやまない「ラーメン加藤」にもちょっとした歴史があります。

もともとこのお店の店長は宇部の鵜の島あたりで居酒屋さんを営んでおりました。

お店の名前は「季寿魚(きじゅう)」と言います。美味しいお魚が食べられるお店としてそれなりに有名で、場所がちょっとへんぴな所にありましたが、結構混雑しているお店でした。何度か行ったことがあります。

このお店は一旦下関に移転し、宇部からは姿を消してしまいました。

で、そこの賄いメニュー(裏メニュー)だったラーメンが美味しいと徐々に有名になり、店長さんが一念発起して地元山陽小野田市にラーメン店をオープンしました。それがこの「ラーメン加藤」です。ラーメンが美味しいのはもちろんですが、店長夫婦のおもてなし精神が素晴らしく、とっても気持ちの良いお店です。接客態度って大事ですよね。

今では有名になりすぎて、お昼時に行くと大行列で入れません。木曜日の2時ごろに行ってます。

お次は味噌ラーメン店の「長州屋」です。ここの味噌ラーメンが美味しいのはもちろんですが、一番好きなのはホルモン入り辛ラーメンです。

カロリー高いので滅多に行くことはないけど、行けば毎回このラーメンを注文します。「ホルモンヌ・ラーメン」って名前だったかな?

ここのお店の歴史はさらに複雑です。

もともとは宇部新川駅前にある「KERAMA(ケラマ)」と言う居酒屋さんの店長がこのラーメン店の元を作りました。

このお店は小児科の元教授が大好きだったこともあり、医局の飲み会は大体ここで行われておりました。その縁もあって、私も個人的に頻繁に通っており、店長さんとは大の仲良しでした。

そんな店長さんがある日のこと、「俺、今度ラーメン店を新たにオープンするから食べにきてよ!」と衝撃の発言。

そのお店がこれ。

「ひと潮」というラーメン店で、黒石地区に出店しました。このお店のラーメンがまた絶品で!

いわゆる当時流行していた、魚介系のスープをベースとしたサッパリ系のラーメンで、この辺りではなかなか食べることができない絶品ラーメンでした。私の母にも勧めたら大好きになり、母も何度か行ったそうです。

そこでラーメンを食べていたら、仲良し店長がまたまた衝撃的な発言を。

「美味しい味噌ラーメンを開発したんよ!このお店を全面改装するから!!」と。

なんですと!このラーメン辞めるんですか!って大声出した記憶があります。そして出来たのが今の「長州屋」です。今では宇部市内に3軒もの長州屋があり、先日つけ麺店までオープンしました。

ここの二代目店長さんもまた歴史がある方なんです。

この二代目店長さんは、もともと別の場所でカレー店を経営されておりました。ちょっとしたカレー好きの方なら誰でも知っている、宇部の隠れた名店「キースパイス」の元店長さんなんです。

カメラのキタムラ近くにあったこのカレー店。ここのカレーが絶品で、私も頻繁に通っておりました。どのカレーも美味しかったけど、特にキーマカレーが有名で、本当に美味しいカレー屋さんでした。

ケラマの元店長さんがここのカレー店常連だったそうで、その縁があったのか、長州屋の二代目店長を任されたみたいです。

仲良しだった元店長さんは福岡あたりに移住したそうで、今では音信不通となってしまいました。

もう一つ、居酒屋さんから華麗な鞍替えを成功させたお店があります。

宇部市小羽山にあった四川料理系居酒屋さん「前菜遊膳」というお店が坦々麺専門店になったのは有名な話です。

私はここの麻婆豆腐が超絶大好きで、このお店にも頻繁に通っておりました。なかなか宇部近郊でこんなに辛くて美味しい麻婆豆腐を食べることはできません。このお店も賄いメニューで有名だった坦々麺を売りに、居酒屋さんからラーメン店に変貌しました。

ここの坦々麺は絶品です。

辛いものが好きな方は是非とも行かれてください。

私はここのメニューの中でも「サンラータン」が大好きなのはこのブログ内で何度も語りました。お店が改装され、カウンター席メインになったので、お昼時には行列ができてしまうのがこのお店の難点ですけど。

最後は「家系ラーメン」のお話です。

黒石地区にできた家系ラーメン店「一四家」。私はあまり家系ラーメンが好みではないけど、家系ラーメンにも長い歴史があります。

もともとは横浜駅近くにある「吉村家」というラーメン店が発祥の地であり、そのお店からのれん分けされたお店が、店名に「〇〇家」と名付けていたため「家系ラーメン」というジャンルが発展していきました。

家系ラーメンには「家系図」というものが存在し、この家系図に書かれているお店が本家「吉村家」の流れを組んでおります。

吉村家には行ったことがありませんが、直系のお店には数店行ったことがあります。

家系ラーメンは豚骨醤油味なのと、麺がちょっと太めなのが好みではなく、直系店に行ってもあまり好きになることはありませんでした。

ちなみに上記「一四家」はこの家系図に入ってなかったと思います。

まだまだ語りたい話はいくつもありますが、長くなったので最後の話題を。

一久ラーメンを中心とした、いわゆる「宇部ラーメン」がこの辺りを席巻しており、新ジャンルのラーメン店が現れてはすぐに消えていきます。

ドロドロスープでレンゲが刺さる「コンクリラーメン」や、一時期福岡で有名になった、「泡系豚骨ラーメン」など、キワモノがどんどん出てきては去っていきました。

最近、美味しかったなっていうお店の一つがこれ。宇部新川駅近くにできた「すけ兵衛」という、ちょっと恥ずかしい名前のお店です。この辺では珍しい本格醤油ラーメンのお店。美味しかったけど、これが地元民の心と胃袋に響くかどうかは別問題なんでしょう。末長く続くことを期待しております。

「居酒屋」から「ラーメン店」って、鞍替えしやすい業態なんでしょうか?

謎は深まります。

もっと勉強します。

 

追伸:ついに待ちに待ったゲームソフト「ディアブロⅣ」が6月に発売されます。ずっとゲームを封印しておりましたが、この大好きなゲームだけはこっそり遊ぼうと思います。

でもまだ息子に「ゲームばかりするな!」って、毎日毎日怒っているので、父の威厳を保つためにも、数ヶ月前に購入したPS5はまだ箱から外に出しておりません。

さて、どうしよう??