徒然草

年末年始の思い出(後編)

なんだか暖かい日が続きます。コロナの第8波の勢いが少しだけ衰えてきたような気がしますが、インフルエンザがちょっとずつ増えてきました。ノロ感染の方も来られるし。今年の冬は色々ありますね。

まずは経済のお話から。

聞く耳持っても理解力の乏しい現在の首相。こんなご時世で増税の話を持ってくるなんて空気の読めないお人。

今の内閣支持率であれば、もう求心力がないだろうから、首相が持っている唯一の力、伝家の宝刀、「衆議院解散」を今年のどこかで宣言するでしょうね。広島サミットの後くらいでしょうか?

ただ、今の野党の無力さを見ると、自民党を倒して政権交代まで成し遂げる政治家が出てくるでしょうか?

事実上の「アベノミクス崩壊」により、日本経済が荒れ、異次元の金融緩和政策も結局大した成果も出せずに終わってしまいました。

株価は上昇してデフレ脱却したのは良かったと思いますけど。

しかしここにきて増税のお話が。ロシアのウクライナ侵攻などで世界経済が荒れており、全世界の物価高が止まらない中、先進国の中では最も「賃金の上がらない国」日本。収入があまり増えない中、税金だけ増やす。これで国民の理解を得ることができるでしょうか?

さらに増税の話が加速しております。

少子化対策にようやく着手した内閣。

そこでまた驚きの爆弾発言が出てきました。

子ども予算の財源に「消費税増税」とな。

日本がミサイルを作るために法人税やタバコ税を上げ、そして少子化対策のために消費税を上げる?本当に今の政府は大馬鹿だらけです。消費税アップなんて、国民に最もダメージを与える政策の一つです。増税して長生きできた内閣は少ないです。

経済状況が好転しないから、お金がどうしてもかかってしまう子どもに資金が回せない状況ってことを理解しているんでしょうか?ここで消費税をアップしてしまえば、確実に若者世代に強烈な負担がかかってしまい、もう一人子どもを作ろうなんて風潮は吹き飛ぶと思います。まさに逆のことをしているとしか思えません。若者世代、子育て世代の減税を行うことの方が何倍も効果があると思うんですけど。

ジジィばかりの政府は今の子育ての現状を理解していないようです。

今年の4月から「子ども家庭庁」が設立されます。

最初は形だけのものでうまく機能しないと思っていますが、時間かけてもいいので少子化対策にもっと力を入れて欲しいです。

日本を「子育てのしやすい国」に変えてください。っていうか高齢者に回していた税金を少しだけでも子育て支援に移行するだけで全然状況が変わると思いますが。

やはり選挙に行く世代と行かない世代の差が出ていると思います。若者の1票は高齢者の1票の3倍の価値でも持たせればいいのに。あと、当選者にも年齢別の定員数を定め、若い政治家が出てきやすい風潮にして欲しいものです。

年始から愚痴ばっかりですみません。

 

今回は年末年始ネタ後編です。

毎年恒例の須恵小学校プチ同窓会(忘年会)は、市役所横のインド料理店シャプラで開催しました。

数年前にここで開催した際、飲み放題にしても生ビールがなかったことをお店に愚痴ったおかげで、今は飲み放題に生ビールが追加されました。ということでビール好きの我々は気合十分で訪問しました。

自分たちのイメージでは「飲み放題・食べ放題」と書いてあったと思っていたので、自分たちのペースで好きに注文できると思っていました。しかし、ここは国民性の違いが出たようで、完全に向こうペースでお料理が出てきました。

せっかくなら、お腹が膨れてしまうカレーやナンを食べずに、タンドリーチキンなど、おつまみをたくさん注文しようと思っていたのに、チキン盛り合わせのお代わりは出来ず。

しかもカレーやナンの注文はほぼ強制的で、強引に2種類のカレーを注文させられてしまいました。

自分たちが思っていたバイキングスタイルではなく、これを食べ放題と言っていいのか?と疑問に思いましたが、いざ食べてみると、やっぱりここのカレーやナンは美味しかったです。悔しいけどお店の方に軍配が上がりました。でも負けたくなかったので、生ビールのお代わりをたくさんしました。小さな反撃です。

年末から妻の実家、東岐波で過ごしました。

今年も良い天気だったので、初日の出を拝むことができました。ただ、水平線上に雲がかかっており、海と初日の出が重なる「だるま日の出」を見ることは出来ませんでした。

妻の実家の裏庭のちょうど真正面に日の出が見えるので最高のロケーションです。結婚前からここで年越しをしているので、この初日の出を何度も拝んでおります。

東岐波はいいところです。

1月2日は義姉夫婦が妻の実家に来られました。義兄は寿司職人ということもあり、正月2日目は盛大なお寿司パーティーとなりました。

さすがはプロの寿司職人。いつも食べに行くはま寿司とは大違いです。あ、回転寿司チェーン店と比較してすみません。

連日連夜の酒盛りで、正月太りがとっても気になる連休でした。

1月2日の夜は救急当番だったので19時から22時まで、我がクリニックでお仕事しました。これが2023年初仕事になりました。コロナ陽性者多数の中にインフルエンザ陽性の方もおられ、およそ2〜3年ぶりに抗インフルエンザ薬を処方し、ちょっとだけドキドキしました。だってそれくらいインフルエンザは久しぶりでしたから。翌日3日にようやく初詣となりました。今年もおみくじは末吉。でもいいこと書いてあったので今年も頑張れそうです。

そして長男の冬休み期間に開催されている、塾の冬季講習の合間に、父と息子の男2人で話題の映画を観てきました。

そうです。

「劇場版スラムダンク」です。

あまり深く語りすぎるとネタバレになってしまい、まだ劇場鑑賞していない人に迷惑をかけると思うから、多くは語りません。

最高でした。

もう最初から最後まで涙が止まりません。特にリアルタイムで週刊少年ジャンプのスラムダンクを読んでいた人なら絶対に共感できるはずです。そして必ず泣くと思います。

毎週スラムダンクを週刊誌で読み、バスケットボールに興味を持ち始めた頃、私の中のバスケの神様、マイケル・ジョーダンの全盛期のNBA試合を毎回テレビ視聴し、そして18歳から今までどっぷりとバスケにハマっております。

隣で息子も感動しておりました。

というのも、我が息子に事前に漫画のスラムダンクを全巻読ませていたからです。

学生時代はずっと全31巻の単行本で読んでいましたが、実家に置いていたら母に売り飛ばされてしまい、なくなっていました。仕方ないので、その後に発売された全20巻の新装再編版を再度購入し、息子にしっかりと読ませました。ハマった息子はもう3周読んだとのこと。

今回の主役はなんと宮城リョータ。

山王工業との大熱戦の迫力シーンはもちろんのこと、かなり泣ける人間ドラマもたくさんあり、最初から最後までずっと画面を食い入るように鑑賞しておりました。

今回の映画は徹底した「情報なし戦略」で、上映されるまで全くと言っていいほど、映画の内容が外に漏れることはありませんでした。今後はこのような「スラムダンク方式」が流行るのかもしれませんね。早速スタジオジブリの最新作はスラムダンク方式を使って内容を漏らさないようです。

バスケットボールをちょっとでもやったことある人ならわかると思いますが、実際のバスケのプレーシーン一つ一つが本格的で、特に山王の深津のディフェンスなんて、かなりリアルな感じでした。こりゃプロバスケプレーヤーがかなり詳しく監修したんだろうなって思わせるほどです。本当にリアルです。映像も綺麗で、昔のテレビアニメのようなおちゃらけ漫画ではなく、本格的な「バスケ青春ムービー」に仕上がっております。

劇場に入る前にもちょっとしたプレゼントがあり、これまた嬉しい演出。

これ以上語ると、本当にネタバレしてしまうので、熱くなる前にこの話は終わろうと思います。

それにしても最近は映画館で泣くことが増えました。歳のせいでしょうか。もともと映画が大好きですが、あまり時間が取れないので、鑑賞する映画を事前に吟味していくからハズレなしが多いです。

最近泣いた映画は、「ボヘミアンラプソディ」、「トップガン・マーヴェリック」、「スラムダンク」です。どの映画もおすすめですよ。

この写真は次女と二人っきりの「花の海」デートでございます。今年も破天荒な性格の次女に振り回される1年になると思いますが、まだ一緒に遊んでくれるうちは色々と楽しいところに連れていこうと思います。

この日は小学校冬休み最後の日だったので、長男・長女は残った宿題や準備するものなど用意するため家でバタバタしておりました。邪魔ばっかりする次女を連れ出したというオチです。

そんなやんちゃな次女も今春から幼稚園に通い始めます。制服姿見たらまた泣きそう。

今年は卯年です。

私は昭和50年生まれの卯年。

そうです。私は今年の年男です。

うさぎのように軽やかにぴょんぴょんと飛躍できる1年になればと思います。

今年もよろしくお願いいたします!

 

追伸:冬といえばバスケットボールのシーズンです。

ただいまアメリカプロバスケリーグ、NBAの最盛期です。

日本人NBA選手である八村塁選手と渡邊雄太選手がそれぞれのチームで大活躍しております。

今年特に目立つのが渡邊雄太選手ですね。

もともとディフェンスを頑張るハッスル・プレーヤーでしたが、今年は得意のスリーポイントシュートが絶好調です。

強豪ブルックリン・ネッツに所属しており、スタメンではないけど、控えから出てきた時はアグレッシブなディフェンスと、とっておきの飛び道具スリーポイントシュートも持っており、今ではネッツの中でも欠かせない選手となりつつあります。ネッツにはあの伝説的なプレーヤー、ケビン・デュラントとカイリー・アービングがいますが、彼らも渡邊選手のことをリスペクトしているそうです。3P成功率は現在NBAトップクラス。もしかしたらオールスターの3Pコンテストに出場するんじゃないかって噂です。そうなれば初快挙ですね!

先日、熊大バスケ部の後輩から素敵なフィギアをいただきました。

この選手はもう引退してしまった方ですが、自分がNBAで大好きなチームの一つつである、サンアントニオ・スパーズの伝説的な選手、ティム・ダンカン選手なんですよ。

彼のあだ名は「ビッグ・ファンダメンタル」。

ファンダメンタルとは「基本に忠実な」という意味で、彼のバスケスタイルはまさに教科書通りの王道スタイル。彼の現役時代のプレーを何度も何度も繰り返し見ては自分のプレーの参考にしておりました。

まさか後輩が自分の好きな選手のことを覚えてくれていたなんて。

プレゼントをもらった喜びよりも、後輩の優しさに、またまたウルっときたおじさんでした。