徒然草

去りゆくお店、新しく始まるお店・・・

梅雨なのに雨が少ないです。早めに梅雨入り発表したのが間違いだったんでしょうか?湿度が高いからお肌が痒いです。暑い季節は嫌いです。

まずは釣り話。いよいよキス釣りシーズン到来です。先日、息子の友人を引き連れ、3人で萩まで出向きました。

風もなく穏やかな海。そして潮も「若潮」であまり動かず。絶好の投げ釣り日和となりました。何度も何度も萩には通いましたが、これまでの経験上、キスはあまり潮が動かない日の方がよく釣れる気がします。完全に経験則です。

毎回日本海側に釣りに来て思うこと。それは海の綺麗さです。地元の有帆川や厚狭川、刈屋漁港でも魚釣りをしますが、海の透明度が全然違います。やはり同じ釣るなら日本海ですね。

この日はキスが好調で、ほぼ入れ食い状態でした。ただサイズがまだ小さいのは仕方ないです。でもその中でも20cmオーバーの良型も混ざって釣れたので楽しい釣りとなりました。

実はこっそりエギングをしてアオリイカも狙いましたが、一回だけドカンと竿を叩くアタリがあり、それに合わせ損ねた私。確実にイカのアタリでした。またしてもアオリイカに縁のなかった私ですが、もう少しだけチャンスあると思うので、ラストトライしてこようと思います。

 

今回はプチグルメネタです。完全にローカルな話題になりますので、興味のない方はスルーしてください。

小野田ラーメンの老舗「三平」が5月末を持って閉店することをちょっと前のブログでお伝えしました。思い出の三平ラーメンを食べる最後のチャンスだと思い、クリニックのお昼休みにサヨナラ訪問してきました。閉店の話はSNSの投稿で知りました。実際に店内に閉店のお知らせなんて何も書いてありませんでした。クチコミだけでこんなにも広まるという凄い時代です。

おそらく大混雑しているだろうと予想し、あえて自転車で現地に向かいました。予想は大当たり。12時10分くらいに行ったのに、既にお店の外まで大行列ができていました。もともと人気店でしたが、ここまで混雑していたのは初めてです。駐車場は当然満車。路肩駐車している車も数台ありました。

結局25分くらい待ってから食べることができました。田舎山陽小野田市でこんなに待つことがあるのは滅多にないことです。

これが「三平」ラストラーメンの写真です。当然チャーシューメンです。

数年前に老舗「六助」が山口市に移転し、味もすっかり様変わり。40年以上続いたこの小野田ラーメンの老舗「三平」も今回でラスト。そう思うといつも以上にラーメンが美味しく感じ、そしていつも以上に塩っからい味でした。

小野田ラーメンって少し独特です。同じ系列の「一久」とはまた違う味。うまく表現できませんが、ドロドロ度合いが少し弱く、やや塩味が濃いって感じでしょうか?

血圧高めの私は小野田ラーメンを少し遠慮がちに食べていましたが、幼少期からの思い出の味だったので、今回の三平閉店話にはかなり驚きました。

この写真はとあるネットニュースから拝借いたしました。三平閉店の最後の週末の写真です。なんとこれまで見たことのない長蛇の列。開店前からもうすでに数十名並んでいたそうです。さらに凄かったのが、この列の最後の方に並んだ方は「もう麺がなくなりました」と、三平ラーメンを食べることができなかったそうです。それは悲しすぎる。しかもこの日も路上駐車が目立ち、ついにパトカーが出動したそうです。ということで近くのホームセンターにみなさん車を止め、そして並び、それでも食べることができなかった人が出たとは・・・。私は閉店4日前に行ったからギリギリ食べることができました。危なかったぁ!

それにしてもこの行列。皆さんマスクをして黙って並んでましたが、これって「密」なんじゃ?

野暮な話はやめておきましょう。

こうして老舗ラーメン店が閉店してしまったタイミングとほぼ同じくして、宇部市厚南に進化系豚骨ラーメン店がオープンしました。

ちょっとここはノーマークでした。最近進化している豚骨ラーメンですが、このお店で提供されるのは「泡系とんこつ」とのこと。なんのこっちゃ?

何度かお店の前を車で通過しましたが、いつも長い行列ができていたので入店することができませんでした。とある平日のお昼休み、ついに初訪問を果たしました!

店名は「とんちんたん」です。厚南中の入り口近くにあります。

これが噂の「泡系とんこつラーメン」です。

厨房の奥は見えませんでしたが、明らかに泡立て器がウィーンって鳴っている音が聞こえました。

クリーミーなスープに合わせるのは、この辺りでは少し珍しい細めの麺でした。この細い麺とスープが相待ってとても良いバランス。見た目よりさっぱりいただける、とっても美味しいラーメンでした。

ただ個人的に気になったこと。それはチャーシューの味付けです。

毎回チャーシューメンを注文する私ですが、ここのチャーシューはかなりさっぱりしており、もう少し濃いめの煮豚みたいなチャーシューでもよかったかな?思いました。もともとがさっぱり系なので、厚め&濃いめチャーシューもしくは豚の角煮みたいなお肉が乗っていた方が私好みかなって思います。でもこのハムみたいなチャーシューもある意味斬新でした。

実はこのお店、山大工学部通りにある“二郎系”ラーメン店「祐三」さんの姉妹店とのこと。店内に掲示されていました。

二郎系といえばこの超コテコテ巨大ボリュームラーメンですが、このお店とは全然味が違います。どちらのお店も美味しく食べましたが、まさか姉妹とは思いませんでした。

最近は進化系豚骨ラーメン店がどんどん出来てます。新しい味が増えるのは喜ばしいことです。進化を続けているラーメン業界の中でも、老舗を味を守り続けて営業しているお店もあり、閉店してしまうお店もあり。これもコロナの影響でしょうか?それとも時代が変わってきた?

ここ数ヶ月で進化系豚骨ラーメン店を何件か食べ歩きました。どこも個性があって甲乙つけがたい美味しさでしたが、私が一番ハマったのは、鵜ノ島小学校近くにある「虎一」です。

ここの濃厚豚骨スープは美味しいです。もう何度か訪問しましたが、先日訪問した時、山大小児科の教授とばったり鉢合わせしてしまい、なんとなく緊張感に包まれながら食べてしまいました。ここは医大からも近いですし。うーん。ラーメンは1人で誰にも邪魔されず、ゆっくり食べたいものです。あ、教授が邪魔してきたわけではありませんよ。かつての私の指導医だったから久しぶりにお会いして緊張してしまいました。

このコロナ禍でなかなか外食に行くことはできません。でも時には美味しいものが食べたいなって思うことがあります。ラーメン店は1人で行きますが、自分ばかりはずるいと思い、家族も楽しんでもらうことにしました。

数日前、厚狭の「らいち」さんのテイクアウト料理を購入し、家族で美味しくいただきました。中華の王道料理がこれでもか!というくらいてんこ盛りです。しかも取りに行く時間に合わせ、ギリギリまで料理を作ってくれるため、もらった時はお皿の底が触れないくらい熱々の状態で提供されます。本当は現地で、生ビール片手に楽しみたいところですが、もう少し辛抱します。

山口県のコロナワクチン接種率は全国でも上位です。すでにワクチンをほとんど打ち終わった医療関係者の中で、新規感染者数が激減したそうです。もっとワクチンが普及すれば新規感染者数が減少し、そして堂々と居酒屋さんにお酒を飲みに行くことができる日が遠からずやってきそうです。その日を信じてもう少し頑張ります!

(ラーメン店訪問だけは許してくださいな・・・)

 

追伸:数日前、小林亜星さんがご逝去されました。

自分世代では「わくわく動物ランド」のイメージが強いですが、実は超有名な作曲家さんなんですよね。CMソングとかも有名です。

レナウンのCM曲は超個性的で今でもよく覚えてます。アニメ「怪物くん」の主題歌も彼の作品でした。最近ちょっとしたきっかけで怪物くんの曲を子供達と聞いたのも何かの縁だったのかもしれません。命日も私の誕生日と同じ日。何か運命的なものを感じてしまいました。

彼の作品で最も有名なのは、やっぱりこれでしょう!

日立のCMです。

このー木、なんの木、気になる木♪見たことのない木ですから♪

この曲を口ずさむことができない日本人はいないはずです。