徒然草

イカ包囲網

なんだか最近の寒暖差がひどいですね。こうなると喘息の調子が悪くなります。スギ花粉も飛散開始となったらしいですけど、幸い私は花粉症はありません。でも黄砂やPM2.5が飛んでくるとつらいです。虚弱体質なんで。

まずはとっても嬉しい話題から。

白血病で闘病していた池江選手がついに表彰台をゲットしました!

約2年もの間ずっと治療やその副作用に耐え、実戦から遠ざかっていたため衰えていた筋力を戻し、そして表彰台へ。本人は笑顔でしたが、ここまでたどり着くまで超絶ハードな道のりだったと思います。筋力トレーニングはもちろんですが、戦える体まで戻したその精神力たるや。物凄い強いハートの持ち主だと思います。感動しました!

高梨沙羅選手も久しぶりの優勝。女性アスリートが大活躍しております。

オリンピック組織委員会森会長の「女性軽視発言」を吹き飛ばす素晴らしい快挙です。高梨選手もまだ24歳。来年の冬季五輪は北京で開催されます。

コロナウイルス感染騒動がまだどうなっているかわかりませんが、武漢肺炎と呼ばれたコロナ発症の地で復興の五輪を迎え、そのころにピークを迎えた高梨選手が金メダルを獲得することを心から願っております。

それよりもまだ東京オリンピックが開催されるかどうかも決まっていないのに、ちょっと気の早い話でした。

 

今回は「イカ釣り」のお話です。

昨年から頻繁に通っている久津漁港で大物を何匹かゲットしましたが、そこにたどり着くまで様々な苦労がありました。

貴重なアジに針をかけ、泳がせ釣りで大物を狙うんですけど、毎回大物が釣れるわけではなく、そもそも餌となるアジがつれないこともよくあります。そんな貴重なアジをバクっと食い漁って逃げる奴らが存在します。実際に釣れていないので犯人はわかりませんが、おそらくエソ、マゴチ、ヒラメなんかが犯人だと思います。

しかし私がもっとも手こずった相手は「アオリイカ」です。アオリイカは3月くらいか大物が釣れるようになりますが、彼らはまずアジの頭部に噛みつき、そして動きを止め、ゆっくりと貪り食うのが特徴です。何度もアジをかじられ、そのくせ針掛せず、岸まで近寄らせてタモを入れると墨を吐いて逃げるというシーンを何度も見てしまい、結果的にはアオリイカを1匹も仕留めることができませんでした。

泳がせがダメならウキ釣りだ!と、ウキ釣りの道具を揃えてアオリイカに挑みましたが、結局釣れないまま。時期シーズンへの課題が残った悔しい釣りでした。

色々と勉強し、アオリイカが好む場所や活動が活発になる水温、潮位や風の強さ、その日の天候など、様々なデータを集め、攻略法を考えました。

実は魚釣りって現場で釣る時間は楽しいけど、それ以上に準備段階であれやこれや悩んでいる時間も超楽しいことに気づきました。

こうして試行錯誤しながらイカ釣りのシーズンがやってきた矢先、知人から耳より情報が届きました。

「最近、長門方面でヤリイカがものすごく釣れいる!」と。

私はまだルアー釣りが苦手です。時々ルアーもやっていますが、ルアー釣りよりエサ釣りの方が断然釣れています。だってルアーって偽物エサですもん。

ということで今回用意したのはテーラー仕掛けに鳥のささみ塩漬けを巻いた道具です。普通はこの仕掛けを使ってウキ釣りをしますが、ここはあえて動画で調べて初トライしたテーラー単独で投げる釣り方です。エギを投げるエギングに似ています。

まずは朝まずめの久津漁港でトライ。

ヤリイカは基本的には夜釣りとなります。

結果、2ハイだけイカが釣れましたが、アタリが全然分からず、ただ少し仕掛けが重くなったため巻き上げたらイカが付いていたってオチです。これだと釣り上げた達成感はあまりありません。

2ハイ目のスルメイカなんて仕掛けよりも小さなサイズです。

他の仕掛けにヒトデが引っかかっていたのはご愛敬。この日はアジの釣果も全くで、寂しい釣りとなってしまいました。

ということで平日木曜日に同じ知人とヤリイカ釣りリベンジに行ってきました。場所は長門のとある小さな漁港です。

テトラポッドの上から釣りをするので息子は連れて行きませんでした。夜釣りですし。

日没前後の夕まずめを狙って早めに現地入りしました。平日夕方でも結構な釣り人が揃っています。イカ釣りって人気ですから。

太陽が沈みかけた頃、奴らはやってきました。

今回のあたりは明確にわかりました。テーラーを巻いていると、その途中でズンッと大きなあたりがありました。こりゃイカが釣れたなって思い、ドキドキしながらリールを巻くと、現れたのはでっかいヤリイカでした。

こりゃ驚き!船釣りででっかいヤリイカを釣っているシーンは何度もテレビで見たことがありますが、いわゆる「陸っぱり(陸地から釣ること)」でこのサイズが釣れるとは。

ただ、アジやキスのように竿先をビンビンと叩いてくる感じは皆無で、なんだか重たいものが引っ掛かったってイメージでしょうか。ヤリイカは美味しいから嬉しいけど、なんだか「釣った感」が乏しいのも事実です。

その後の釣果もまずまずで、調子の良い時は20パイ以上釣れることもあるそうですが、この日は5ハイでおしまいです。

平日夜だったのと、どんどん気温が下がってきたのでこれ以上続けると風邪ひきそうで、翌朝の仕事も考えて早めの撤収となりました。もう少し頑張れば10パイくらいは釣れたと思います。

前回の久津漁港のイカの二倍以上は大きかったので大満足の釣行となりました。

一番大きそうなイカの長さを測定したら31cmでした。船からのヤリイカ釣りでは40cmとか50cmを超えるものを「パラソル級」と言うそうですが、陸っぱりなら30cm以上でパラソル級とのこと。ギリギリですがパラソル級が釣れて大喜びした私。

次回はエギングにも挑戦してみようかなって思います。

釣り味はそれほどでもないけど、食べたら超絶美味のヤリイカ。私の両親にお裾分けするほど釣れなかったため、今回は我が家のみでいただくことにしました。

釣りした翌朝の朝ごはんにヤリイカの煮付け、昼にイカ丼、夜はお酒のおつまみにイカ刺しをいただきました。まさにイカづくし。ヤリイカはお上品な味で、妻も子どもも大喜びして食べていました。やっぱりイカ釣りの醍醐味って釣って食べて美味しいってところでしょうね。いやー、美味しかった。ヤリイカ釣りはハマりそうです。1月、2月の寒い時期だけ産卵のために岸辺近くまで寄ってくるそうで、暖かくなると深場に逃げてしまいます。寒い時期の釣りの醍醐味ですね。もう少し寒さが緩いといいんですけど、それならイカが釣れないでしょうから。

さぁ、春の巨大アオリイカシーズンがそろそろやって来ますよ!

イカ釣りのコツを少し分かった気がするし、道具もどんどんと準備が進んでいます。

待ってろよ!アオリイカ軍団め!

「君たちは完全に包囲されている!大人しく私の竿に捕まりなさい!!」

 

追伸:今更ですけど、私は海が大好きです。そして山が大嫌いです。

と言うことで我が子たちとのお散歩は海がメインとなっております。

地元の焼野海岸は綺麗だけど、水の色がイマイチだし、魚もあまり釣れないし。やっぱり日本海側がいいですね。老後は長門か萩の海辺に移住して、毎日魚釣りに出かけたいなって本気で思っている私。妻は反対するでしょう。

長女はひょうきんものです。パパを笑わせるため、様々なネタを仕掛けてきます。

イルカのモニュメントの上に寝転がって私を笑わせましたが、実はこの後怖くなってしまい、下に降りれなくなってしまいました。私に「パパ!降ろしてぇ!」って嘆願する姿が一番大ウケでした。

息子は相変わらず半袖ばっかり。この冬はずっと半袖で過ごすみたいです。

愛すべき我が子たち・・・