徒然草

おもちゃ美術館ってどんなとこ?

久しぶりの大雪でした。やはり山口県でも山陽側は雪に慣れていないことがわかりました。

たまに降る雪はいいなって思っていたけど、交通網は麻痺するし、車は雪で汚れるし、遠出できないし。雪国の方々の苦労がよくわかりました。

雪が降って喜ぶのは子どもと犬くらいです。昨年は暖冬だったのに、この温度差はどうなんでしょう?昨年の降雪量の少なさが仇となって、大好きだったスキー場「瑞穂ハイランド」が潰れてしまいました。再開に向けて頑張っていたそうですが、今年度はまだその目処すら立っていません。今はいい雪が積もっている頃だろうに。

大雪ではしゃいだ家族話はまた後日。

この寒さではウイルスが元気になります。緊急事態宣言が出されるエリアが拡大しております。ついに隣県もその対象に。

こりゃ気を引き締めないとあっという間に全国展開しそうな勢いです。前回の宣言を出した時と今とでは患者数が全然違います。今の現状の方が何倍もひどいです。もっと政府は危機感を煽って発表しないと国民に響きませんよ。菅首相は本当に記者会見が下手ですね。もう少し感情的に話した方が我々の心に届くのに。今度の衆議院選挙は「選挙の顔」を菅首相にしたら苦戦しそうです。

 

今回は長門市仙崎にある「おもちゃ美術館」訪問記です。

全国に数カ所しかない「おもちゃ美術館」ですが、なぜかこんな田舎山口にもあるんですよね。自慢です。

綺麗になった道の駅「センザキッチン」の敷地内にあります。できた当初は駐車場に入れないくらい大人気だったのに、このコロナ禍のせいか、正面駐車場に楽々と駐めることが出来ました。なんだか嬉しいような、寂しいような。

地元産の木材を使った「木のおもちゃ」が色々と並べてあります。出来たばかりなのでとっても綺麗な施設です。

長門方面には頻繁に魚釣りで訪れていますがここに来たのはまだ2回目です。木の香りに包まれた素敵な空間です。

幼稚園年中の長女は心から楽しんでいましたが、小学3年生の長男にはやや物足りない感じでした。

この施設のもう一つの目玉はこのキッズクルーズ船です。

もともとここにあった古いクルーズ船をこども専用に改造し、ここの美術館で受付をして乗り込む小さな船です。

2年前に来たときは喜んで乗船しましたが、今回はかなり寒かったことと、一番早い乗船時間はすでに予約いっぱいで2時間後の船しか乗れないと言うことだったので今回は断念しました。息子は悔しそうでした。

2年前訪問時の写真がこれです。

次女はまだ生まれていません。当時3歳の娘もまだこんなに小さい感じで超プリティーでした。

船内では船長さんの服を着せてくれるサービスがあり、凛々しい息子の写真を撮影させてもらいました。

数年前の写真を見ると、子どもの成長の早さに驚かされます。私の腹部も年齢が上がると共に順調に育っております。

今回最も嬉しそうにはしゃいでいたのは次女です。

3歳未満しか入れないスペースがあり、まだ11ヶ月でハイハイしか出来ない次女がテンションMAXで遊びまくっていました。

見守りの方も数名おられるので安心・安全に遊ぶことが出来ます。

いつもならちょっと親が離れただけで泣きそうになって近寄ってくるのに、ここでは全然違います。

あえて少し離れたところで見守っていましたが、泣くそぶりなんて一切見せず、一心不乱に遊んでいました。こんなに楽しそうに遊ぶ姿を見れて私は感動し、いつも以上に写真を撮りまくっていました。変態オヤジです。

年齢制限のためここに入ってこれない兄と姉が、アクリル板ごしに遊びに来ると次女は大喜び。兄弟姉妹が仲良くて何よりです。ちなみに長男・長女は毎日毎日喧嘩三昧ですが、2人とも小さな妹にはとっても優しく、特に兄は私に見せないような優しい笑顔で妹と遊んでくれます。もう少し長女と仲良くしれくれたらいいんですけど。

結局なんだかんだで2時間以上遊んでいた我が家。コロナ禍なので「利用は90分程度にしてくださいね」って書いてあったけど、人が全然いないおかげで90分過ぎても追い出されることはありませんでした。

これなら次のクルーズ船に乗ることが出来たなって思った私ですが、子どもたちにバレないようずっと黙っていました。だって海上は寒いから。

こんなに子どもたちが楽しんでくれるなら、また木曜日の午後でも人が少ない時に遊びに行こうかなって思います。県内だし。非常事態宣言が全国に発令されたら閉鎖されるでしょうけどね。

実は先日、とある研修会で東京おもちゃ美術館の多田館長の講演を拝聴させていただく機会がありました。とっても気さくな方で、お話も上手で面白い講演でした。

なぜ「美術館」と言う名前をつけた、その理由とか、今のコロナ禍でやや経営難に陥りかけたためクラウドファンディングで寄付を募った話とか色々お聞きしましたが、最も心を打たれたのは「移動型おもちゃ美術館」です。

子どもはおもちゃで遊ぶと元気になると言う信念から、全国各地、特に震災や大雨被害を受けた被災地を中心に出向いて、この移動型おもちゃ美術館イベントを開催しているという話をお聞きしました。

被災した方々が避難所での生活を強いられている最中、この多田館長が中心となって被災地に出向き、そこでボランティアの方々と一緒に「移動型おもちゃ美術館」を開催したとのことです。この話を聞いて泣いてしまった私。

この企画に賛同してくれた世界各国の有名おもちゃメーカーが超大量のおもちゃを無償で寄付してくれたそうです。もの凄い金額相当のおもちゃを無料で届けてくれたその心意気に感動しました。

講演会を聞いた後この美術館に訪問し、我が子たちの笑顔をたくさん見れたことで改めて多田館長の素敵な素敵な気持ちを改めて認識した私でした。ここはとってもいいところです。ぜひとも遊びに行かれてくださいね。できれば多田館長の気持ちが少しでも皆様の心に届けばいいなって思います。

 

追伸:大寒波襲来&大雪となった3学期初登校の金曜日。外気温は氷点下で吹雪状態。さすがにこの状態は極寒なので「上着を着て行きなさい!」と強く息子に伝える私と妻。しかし超頑固の息子は「絶対に半袖で登校する!」と聞く耳を持ちません。

何十分も押し問答が続いた結果、息子が導き出した結論は「上着を鞄に入れて学校に持っていく」ということでした。私と妻は「絶対に上着を着ることはないだろうな」と思いつつ、息子の提案に賛同し、半袖・半ズボンのまま送り出しました。

さすがにこれまではこのストロングスタイルで登校する生徒をちらほらと見かけましたが、この日は息子のみ。その優越感に浸りながら誇らしげに投稿していく息子の姿を見て「こりゃあんたの勝ちだよ。我々はただ風邪をひかないようにって願うだけだよ」って心の中で伝えました。私はこの小学校の学校医をしているので、あんまり恥ずかしくない姿で投稿してほしいけど、こうなったらもう仕方ない。周りから浮きまくって目立ちまくってますけど。通行人も息子の姿に釘付けでした。

息子の根性に乾杯です!こうなったら最後までこのストロングスタイルを続けてください。

ただ風邪ひいたら強制アウトです。