もうすっかり秋ですね。1日の寒暖差があるので服装が難しいです。息子も私もまだまだ半袖&短パンで過ごしております。季節感ゼロの我が家です。
まずは嬉しい話題から。
菅野投手が開幕から怒涛の13連勝の日本記録を打ち立てました。しかも節目の100勝。素晴らしい!今の好調巨人軍を支えているのは間違いなく彼です。
うん?野球にちょっと詳しい人なら知っていることですが、かつて田中のマー君が渡米前のシーズンで負けなし24連勝を飾ったのが日本記録ではないの?と思っている方もいるはず。実はマー君は開幕投手ではなかったんです。だから「開幕投手からの」って接頭語が付いております。さすがにマー君の記録は抜けないでしょうね。今年は短縮シーズンだから。で、ちなみにその年のマー君に初めて黒星をつけたのは我が巨人軍です。日本シリーズでやっつけました。
NBAファイナルもかなり盛り上がっております。
下馬評通り、レイカーズが2連勝を飾りましたが、2大エースをケガで失ったヒートがまさかの3戦目に勝利しました。もう1人のエース、ジミー・バトラー選手が獅子奮迅の大活躍!
果たして最終結果はいかに?
今回はちょっとだけ政治のお話。腹が立つ事件が二つあったので。
まずはアメリカ話から。
米国のおバカ大統領がコロナに罹患しました。
しかしわずか数日で退院。しかも前日には病院敷地内で元気に過ごしていることをアピールするため公用車でドライブ。ドライバーやシークレットサービスの方への感染を全く考えていない大馬鹿です。
こんなこと日本でやったら大問題になります。そもそも日本の立派な政治家達はこんな馬鹿げたパフォーマンスはいたしません。これに熱狂するアメリカの国民性を疑ってしまいます。
そして避難の矛先は担当医師団へ。弁護するようですが、彼らの記者会見内容は仕方ないですよね。大統領から強烈な圧力がかかっていることは容易に想像できます。
まさに今は11月の大統領選にむけて、壮絶な選挙戦が繰り広げられている状況です。相手が有利になるネガティブな情報公開はなるべく控えるのは仕方のないこと。
壮絶な権力争いに巻き込まれてしまった医療界。やはり政治力には勝てません。
しかし世界で一番の感染者数&死者数のアメリカのトップがこんなんじゃ終わってます。医学や科学を無視して自分のエゴと独断で勝手に退院したバカ大統領。しかも医師団は軍医です。大統領の直属の部下になります。逆らえるはずはありません。
これまで超偉そうにしていたCDC(アメリカ疾病予防管理センター)も今回のコロナ騒動を抑え込むことができませんでした。かっこ悪い。大統領のおかげで強国アメリカの世界的権威が低下しています。喜ぶのは中国やロシア、イランあたり。世界の秩序が乱れています。彼のせいで。
さすがに次回は落選してください。もうパフォーマンスには飽きました。健全なアメリカ国民による、健全な選挙を期待しています。
お次は山口で勃発した政治家たちの争い話です。
まずは山口県の選挙区及び政治家のご紹介から。
ご存知の通り、我が山口県は保守王国で、自民党の巣窟です。有名人たちがずらりと顔を揃えています。
各選挙区から選ばれた衆議院議員のご紹介です。山口1区は高村元自民党副総裁の息子さんである高村正大氏、山口2区は現職防衛大臣の岸信夫氏(安倍元首相の実弟)、山口3区は河村建夫元内閣官房長官、そして山口4区はご存知安倍晋三元首相が選出されております。参議院議員は元下関市長の江島潔氏やあの有名な林芳正氏などがおられます。
今回は我が山陽小野田市が含まれている山口3区で起こった壮絶な政治闘争のお話をします。
問題になったニュースがこれです。
参議院議員でありながら農林水産大臣や文部科学大臣を歴任した有名な政治家、林芳正氏がなんと参議院から衆議院に鞍替えし、山口3区から出馬するという衝撃ニュースが流れてきました。
林さんはもう59歳。かつて自民党総裁選にも出馬した経験のある彼。総理大臣を目指すには今が最高のチャンスだと伺っているのでしょうか?上を目指すことはいい事です。
出馬先は山口3区とのこと。ん?山口3区?山陽小野田市が含まれている山口3区?
そうです。山口3区には自民党の重鎮中の重鎮、河村建夫さんの選挙区でございます。元内閣官房長官でございます。
ニュースの内容としては「自民党公認が得られないようであれば無所属で出馬する」と書いてありました。しかし林さん自身はこのニュース内容を否定しているようです。
事の真相はいかに?
ここで黙っておられないのがこのお方。自民党の裏ボス、二階幹事長です。
河村さんは二階派に所属しており、しかも会長代行という実質は二階派のトップにおられる方です。
自民党有力派閥である二階派のトップに林さんが挑むという噂が流れた途端、二階幹事長が激しく動きました。今回の騒動に対し、二階さんは相当怒っているようです。
前回の総裁選もそうでしたが、ここで出てきたのがまたもや派閥闘争。そもそも林さんは岸田派に所属していますから。
こうして山口3区の仁義なき戦いが始まりました。「二階さんvs.林さん」って感じですね。派閥の争いって「対岸の火事」状態で、我々有権者が口を出せる戦いではありません。ということは民意が反映されないということです。我々の選挙区なのに。これが間接民主制の悲しいところです。国民主権はどこに行った?
我々医療界の収入に直結する診療報酬改定の鍵を握っているのは与党です。ということで現与党である自民党を応援するのは日本医師会の方針です。しかし同じ自民党内で争った場合、どちらを応援するかは自分次第。あえて私は中立の立場でどちらもヨイショしません。二人とも素晴らしい政治家であることは間違いないので。
そんな騒動の中、ついに二階幹事長が山口県宇部市に乗り込んできました。しかも二階派の錚々たるメンバーを20人近くも引き連れて。
宇部の某ホテルにやってきたのは二階幹事長を筆頭に、伊吹文明元衆議院議長、片山さつき元地方創生担当相など、豪華メンバーが田舎のホテルに集結しました。理由はもちろん一つ。林さんに対する牽制です。牽制と言うより「威嚇」と行ったほうが正しいのでしょうか。
ただ二階さんの発言に問題ありです。「売られた喧嘩」とか「完膚なきまで叩き潰す」とか、日本を代表する国会議員の発言でしょうか?あまりにも品がありません。
国会議員の会合というよりヤクザの総会みたいに見えて滑稽です。私が大好きな任侠映画「アウトレイジ」の中で見たワンシーンにそっくりです。
派閥のトップにライバルが現れたら大変なのはよくわかりますが、もう少し頭の良い表現方法はなかったんでしょうか。敵意剥き出しでお下品です。
結局は政治ってずっと権力闘争がつきものです。
なんだかんだんで政治の世界もヤクザの任侠世界もそんなに大差ないということなんでしょうね。
繰り返しになりますが、こんな下品な権力闘争を見せつけられても我々には意見を述べる場所は選挙しかありません。
若者の選挙離れが言われている中、やはり大事なのは有権者の投じる一票であり、民意を反映するには選挙で投票するしかありません。来年秋までには必ず衆議院選挙が開催されます。果たして結果はどうなるでしょうか?しばらく冷戦状態が続きそうです。
某新聞できな臭い記事を読みました。
今回の騒動の中心人物、二階さんの地元和歌山でも鞍替えを画策している議員がいると噂が流れているそうです。二階さんも河村さんも息子に地盤を譲りたいとのことで、もし山口で鞍替え選挙で負けてしまえば自分の地元もガタガタになるのが怖いみたいです。
これまでずっと続いてきた「世襲制」ってのも大いに問題ありだと思います。ここは思い切って林さんと河村さんが堂々と選挙戦を戦い、そして政策論争や自分のビジョンなど、我々にわかりやすく説明して欲しいです。それこそが真の選挙であり、有権者がしっかり考えて投票する健全な選挙です。これまで保守大国山口の選挙戦はここ数年ほぼ無風選挙で平和そのものでしたから。ただ、二階さんは81歳で河村さんは77歳です。思い切った若返りが今の日本の政治にとって大事なことだと思っています。
まだ噂話の段階でここまで大騒ぎする河村さん陣営。根底にあるのは「焦り」なのかもしれません。まだ衆議院解散時期は未定ですし、臨時国会での新首相の所信表明演説も今月末です。
なんだか派閥争いの醜い部分を我々有権者に晒したようで、自分としてはマイナスポイントの方が圧倒的に高いです。それにしても二階さんって噂通り怖い人なんですね。とても80歳過ぎた人には見えません。
ふと疑問に思いましたが、定年ってないんでしょうかね?
これ以上書くとどちらかの陣営に肩入れしているように思われるのでこの話はこの辺で。私はあくまで中立のつもりです。実際の選挙が始まれば冷静になってお互いのマニフェストなどしっかり読んでから投票者を決めようと思います。
最後にもう一つ。
次次回の選挙から「一票の格差」問題で山口県の選挙区が4つから3つに減らされる可能性が高いとのことです。ということは山口の上記有力者4名のうち、1名が脱落してしまうということになります。これは壮絶な選挙になりそうです。
この中から1人が脱落するけど、安倍元首相人気はその頃まで山口県で続くだろうから、残りの2枠を争う選挙になると思います。
果てして数年後の山口県はどんな風になっているんでしょう。所詮は「対岸の火事」なので、ことの成り行きをゆっくり見ていこうと思います。
意外にも政治に結構興味のある私。いずれは選挙に出てみようかな?
冗談です。
医師の仕事の方が何千倍も楽しいですから・・・
追伸1:江頭2:50さんが長年お世話になった大川工業を辞めました。
嫌いな芸人ランキングでいつもトップだった江頭さん。私は彼の芸風が好きだし、彼の真面目な生き様も大好きです。
下ネタが過ぎる時も多々ありますが、どうぞこのまま変わらない江頭魂で突っ走ってくださいね。
彼が最近始めたYouTubeチャンネル「エガちゃんねる」も当然お気に入り登録しております。
追伸2:伝説のバンドを率いたヴァン・ヘイレンさんが癌のため死去されました。「Jump」など有名な曲がいくつもありますが、私が最も好きだったのは「can’t stop lovin you」という曲でした。
この歌は失恋ソングなんですけど、私が大学時代に大好きだった彼女に2年半の付き合いの後にフラれてしまい、この曲を泣きながら一晩中聴いてた思い出があります。
素晴らしいバンドでした。