徒然草

山陽小野田市でアウトドア〜山登り編〜

春の気配を感じつつ、コロナの脅威におののく我々。まだ先が見えない不安、ウイルスの病態が完全にわかっていない不安、医療崩壊や風評被害、経済危機などお先真っ暗なこのご時世。終焉はいつになるんでしょうね?

予想通り(っていうか今さら遅い?)東京五輪が約1年を目処に延期されました。海外の選手団が何件か不参加を表明したのが大きなきっかけでしょう。

IOCもバタバタしております。

当然これには延期分の費用がかかるし、それをどこが負担するか、責任のなすりつけ合いが始まっております。オリンピックの収益の大部分を占める放映権料金が無くなったら困るため、必死に開催を無理強いしております。

アスリートファーストを考えるなら、選手の皆さんが安心して東京に来られる日まで延期すべきだと思います。とてもこの騒ぎが1年で終息するとは思えません。

果たしてどうなる?東京五輪2020。

 

人混みや屋内施設が制限されている今、学校も強制的にお休みになった子どもたち。体力を持て余しております。人混みを避けるにはアウトドアが一番です。家にこもって長時間ゲームしたり、YouTubeを見まくっている不健康な生活より何倍も素敵です。

最近は釣りばっかりだったから、今回は息子の希望で登山もどきをしてみようと思い、小学校時代に登ったことのある、市内の菩提寺山に行ってきました。

有帆地区にある熊野神社の脇道から登山道に入れます。

ここに来たのは30年以上前です。熊野神社がこんなに立派で綺麗な社だったとは知りませんでした。ピカピカです。

せっかくならお参りしてから登山道に入ろうと思い、お水で手を清めようと思っていた瞬間、人の近づいたことをセンサーで感じ取り、自動で水が流れ始めました。うーむ、ハイテク。神社もハイテクな時代に突入したみたいです。

社の横に小さな小さな鳥居を発見しました。「日本一小さな鳥居」と書いてありました。

くぐり抜ける息子の大きさと比較するとその小ささがよくわかります。

お参りが済んだら登山開始です!

まず最初に見つけたのが小さな滝です。

ここは湧き水が出ている場所みたいで、何人かの方が水汲みに来ていました。

後から調べてわかったことですが、ここの水は「日本の名水50選」に選ばれているそうです。本当かな?地元の水がそんなに美味しいと思ったことはありませんが、実際に選ばれているなら光栄なことです。

小さな滝があり、九重の滝を書いてありました。まさか自分の地元に名前のついた滝があるなんて知りませんでした。今回は何も道具を持って行ってなかったので、水汲みはせず、登山道に向かいました。

ただ一つ気になったこと。果たして山陽小野田市の水が日本の名水50選に入ってるのかな?大きな立派な山とかないのに。海は工業地帯なので結構汚いし。ま、信じることにします。

軽い気持ちで登山を始めましたが、後から激しく後悔することに。

この赤い橋から山に入って行きます。

登山道はそれなりに整備されていましたが、徐々に上に上がっていくと舗装路は無くなりました。息子は体操教室とかで体を鍛えているおかげか、スイスイと登って行きます。4歳の娘は私に抱っこして欲しそうな目でチラチラ見ながらも、頑張って兄について行ってました。

で、肝心の私はというと、最近のコロナ騒動のせいで体育館が閉鎖され、しかもスポーツジムにも行きづらいこのご時世です。圧倒的に運動不足なのに、定期的なお食事と家でのお酒。そして規則正しい生活。まさに規則正しく太ってきました。

ちょうどこの日が曇天だったせいもあり、鬱蒼とした雰囲気の山道はちょっと怖い感じでした。

しかもこの日に登っていたメンバーは我々以外はゼロ。もしここで道に迷ったら大変です。娘もなんだか不安そうにしておりました。

なんだかマムシが住んでそうな気配。春が近いたせいもあってちょっと虫も飛んでいます。私はアトピー性皮膚炎なので草や昆虫に接触すると少し痒くなってしまいます。それが登山嫌い、草むら嫌いの原因の一つです。

ただ、山に分け入って木々の間を歩いていると、マイナスイオン効果なのか、呼吸がなんだか爽やかな感じになります。花粉症を持っていないのが幸いでした。

まず最初の目的地だった石仏のところに到着しました。

思っていた以上に大きな仏像で、しかも丁寧に石に彫りつけてあります。横に小さな社(倉庫?)もあり、きちんと整備されておりました。

ただ、ここにも人の姿は皆無。薄暗い曇天&鬱蒼とした木々のため、雰囲気としてはちょっと怖い感じでしたが、親子三人でしっかりお参りして登山の安全を祈願しました。

ここにお参りする人はもれなく登山もついてくるということです。ちょっと足腰の弱った方にはお勧め出来ませんね。

最初は「もう歩けん!」とか「抱っこして!」とか騒いでいた娘もちょっとテンション上がったみたいで、その後は弱音をはくことなく、父を先導してズンズンと登ってくれました。助かりました。ここで娘を抱っこして上を目指すことは絶対にできないと思っていましたから。

小学校時代に登った時、どこか忘れましたが「巨人の足跡」みたいなのがある大きな岩があることをかすかに覚えておりました。ということでお次の目的地は岩場です。

そこまで向かう道がまたワイルドでした。まさかの急勾配の斜面を、ロープを使って登るという大変な場所でした。

最初は「もう諦めて帰ろうよ」って子供たちに伝えましたが、元気な我が子たちは「ここを登る!」と元気に上までズンズンと進んで行きました。

私は重たい体重もあり、ここを登るのが一苦労。しかも娘が落ちてこないか心配で、後ろからドキドキしながらついて行きました。子供たちは案外余裕で登って行きます。

やはり太っている人に登山って過酷です。途中から汗だくになってしまいました。

目的地の岩は「バクチ岩」と呼ばれているそうです。

なかなかそこまで辿り着けず、なぜか目指してもいない山頂にたどり着きました。そこから見づらい看板を辿りつつ、バクチ岩を目指しますが、なかなか到達できません。

娘は「お父さん、迷子、迷子!」と笑ってからかってくるし、息子は「これって遭難じゃない?」と普通に聞いてきました。

私も30年以上前、小学校時代の記憶しかありません。本当に遭難したらどうしよう?と考え始めてしまいました。すぐ近くに車の通る音が聞こえるし、決して遭難するような山では無いんですけどね、全然。

そしてようやく第二の目的地、「バクチ岩」に到着しました。ここから関門海峡が一望できますって書いてあったけど、あいにくのお天気だったし、草も茂っていたのでそこまでは見えませんでした。

昔、海賊がここから偵察していたって話ですが、その際にバクチを打ってたんでしょうか?

おそらくここに巨人の足跡ってヤツがあったような、なかったような?記憶を頼りにバクチ岩の上部を確認しましたが、それらしきものは見つかりませんでした。長年の風雨で風化したんでしょうか?

後日談ですが、ネット検索したところ、やはり菩提寺山バクチ岩の上に巨人の足跡ってあるらしいです。気にはなりますが、もう一度登ろうとは思っておりません。

こうしてなんとか親子登山は終わりました。片道20分程度って書いてあったけど、結局王服1時間半くらい山道を歩いた我々。

息子はそれなりに楽しそうでしたが、私と娘はそれほどでもありませんでした。

やはり今回のことで再確認したけど、私は登山が嫌いです。

遊びに行くなら断然「海」ですね!

(登山愛好家の方、スミマセン。あくまで個人的な意見です。)

 

追伸:突然飛び込んだ志村けんさんの訃報。

さすがに驚きました。ただ、ECMO(膜型人工肺)を使っているって聞いたので、かなり状態が悪いんだと思っておりました。

ECMOはNICU(新生児集中治療室)勤務時代に何度か使ったことがありますが、かなり肺機能の悪い方に使用する機械です。肺を休めて復活を待つ機械です。

もともとヘビースモーカーだったこともあり、肺気腫かなんかがひどい話も聞いております。やはり呼吸器機能の悪い人にはコロナ感染は危ないですね。

私も気管支喘息持ちなので、感染予防に努めたいと思います。

それにしても驚きましたし、悲しきニュースでした。志村けんさんは我々世代が幼稚園・小学校時代から崇拝している、まさに神のような存在でしたから。自分たちがこの人から受けた影響ってものすごいです。

ご冥福をお祈りいたします。

天国で師匠のチョーさんと一緒にお酒飲んでくださいね。

コロナウイルス恐るべし・・・

私の影響もあり、我が子たちはドリフターズが大好きです。数回前のブログでもご紹介しました。

「だいじょうぶだぁ」とか「カトちゃんケンちゃんご機嫌テレビ」とかも見せましたが、やはり一番好きなのはドリフターズの「8時だよ、全員集合!」です。

4歳の娘は上手に「カラスの歌」を歌いますし、「変なおじさん」ダンスも上手。「ウンジャラゲ」のダンスも出来ます。

Facebookでも投稿しましたが、娘の変なおじさんダンスを掲載し、追悼の意を表したいと思います。最後のポーズは錦帯橋をバックに渾身の「ダッフンダ」です。