暖冬です。今年はちらっと雪を見た?程度。積雪なんて皆無。せっかくスタッドレスタイヤを新調したのに出番ないまま冬が終わりそうです。インフルエンザも激減しました。冬らしくない。地球温暖化の影響なんでしょうか?
新型コロナウイルス感染の猛威が止まりません。
クルーズ船に閉じ込められたままの皆様の精神状態が心配です。閉鎖空間に閉じ込められたままだと心がおかしくなってしまいそうです。
早く感染の脅威がなくなるといいですね。東京五輪まで続くと大変です。
今回は我が子たちがどハマりしている「ドリフターズ」のお話です。
ただいま我が家ではドリフターズが大流行しています。レンタル屋さんでDVDを借りまくっていますが、ほぼ全て視聴済みです。今では3周目に突入しました。超ヘビーローテションです。
なんで今更って感じですが、やっぱりお笑いの王道、お笑いの原点が詰まっています。
何回同じシーン見ても、何度も笑えます。実はドリフターズ大好き人間は私なんでしょう。その影響を子ども達も受けているということです。
自分が小学校の頃は、「8時だよ、全員集合」から「オレたちひょうきん族」に鞍替えしました。
今思えばこちらのキャスティングもすごかったです。ビートたけし、明石家さんま、島田紳助、片岡鶴太郎、山田邦子、西川のりお、渡辺正行、ラサール石井、村上ショージなどなど。今このメンバーを再集合させるなんて絶対に無理です。皆さんのギャラが高すぎてテレビ局が破産します。
いかりや長介(以下チョーさん)の「8時だよ!」という号令から始まります。
この番組がすごいのは「公開放送」ということです。どこかの会場で開催され、それが放送されるということです。あんなすごいセットを組んで、しかも水ネタやら爆発ネタなど、今では絶対に許可が下りないであろう様々な激しい仕掛けがありました。古き良き時代です。
この番組はゲストも凄かったです。当時のスーパーアイドル、郷ひろみさんや西城秀樹さん、野口五郎さんにも遠慮なくタライが上から落ちてきます。かつてのスーパーアイドルだった榊原郁恵さん、早見優さん、松田聖子さんたちも平気でいじり倒されます。AKBや欅坂メンバーたちに今の時代、タライを落とせますか?水をかけてビッチャビチャにできますか?視聴率の高い番組だったから、出演することがステータスだったのかもしれません。
この番組で有名なシーンがこの「ヒゲダンス」です。
今でも若い研修医たちが時々このネタを披露していますが、彼らはリアルタイムでヒゲダンスを見たことがない世代です。YouTubeで見ているんでしょう。
このヒゲダンスの曲も有名です。特にギターにカッティングとベースのチョッパーというテクニックはかなり高度です。そもそもドリフターズはバンド奏者でもあります。チョーさんはベーシストでした。ビートルズが来日した時の前座もドリフターズだったそうですが、これはさすがにリアルタイムで観ておりません。
娘が好きなネタはこの「剣道シリーズ」です。これにはかの有名なフーレズがあります。参考画像が古くて乱れているのはご勘弁。
「あ、突いて、突いて、あ、押して、押して、払って、払って、最後は斬る!」
これを全然テレビと関係ない時に、娘が急に口ずさみます。幼稚園でこのフレーズを披露したとしても絶対に誰もわからないと思います。笑ってくれるのは園長先生くらいでしょう。
息子が大好きなシーンは、これまた有名な「志村〜、後ろ〜!」のシーンです。
普段は超怖がりで、お化けシーンなんて絶対に見ることはありませんが、ドリフで出てくる幽霊ネタは怖くないみたいです。結構リアルな幽霊ですけどね。
今、冷静にメンバーの役割を見ると、やはりお笑い担当、ボケ担当は志村けんさんが中心です。そのサブキャラとして加藤茶さんおり、チョーさんが激しくツッコむって感じです。前座的な役割として、仲本工事さんや高木ブーさんがいますが、この2人がまた絶妙な笑いへの導入を誘っています。後者2人はあまり有名ではありませんでしたが、この5人のメンバーで行うお笑いの中でも結構重要な役回りでした。
自分もこのカラスネタを見ると、自然にあの歌を口ずさんでしまいます。
「カーラースー、なぜ鳴くのー。カラスの勝手でしょー。」
王道です。やはり笑いの王道です。今見ても大爆笑してしまいます。我が子達も大爆笑。
自分の中のお笑いの原点ってドリフターズなのかなって思います。しかも世代を超えて受けるネタばかり。やはりドリフターズは偉大でした。
そんな全員集合も終わってしまい、次に始まったのが、加藤茶さんと志村けんさんだけをメインにした」「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」です。
なんだかテレビ局の陰謀を感じます。当時大人気だった2人だけをあえてピックアップし、視聴率を稼ごうとする感じがちょっと嫌でした。
当然この DVDもレンタルして何度か観ましたが、なんかちょっと自分のお笑いのイメージとは異なりました。
ちょっとドラマ仕立てでボケも少ない、大人風のお笑いでした。2人とも過去のイメージを払拭したかったのかもしれません。新たなお笑いを発見するために。
ただちょっと2人だけの強引な展開に違和感を感じたのは私だけでしょうか?この番組にはチョーさんも工事もブーもいません。この3人が果たしていた役割の大きさを改めて感じます。地味なブーさんも実は必要なキャラだったんだと思います。うーん。話が深い。
そしてついに志村けんさんだけをメインにした番組へと変貌をとげました。厳密にいうと、この「だいじょうぶだぁ」は放送時間もテレビ局も異なります。
この放送の中で、志村けんさんに続くお笑い?タレントさんは、あの田代まさしさんです。この頃が絶頂期だったと思います。今では薬物依存芸能人として、別の意味で有名ですけど。
この番組も面白かったけど、今DVDで観てみると、全員集合の時に比べて圧倒的に下品になっており、しかもお色気シーンもかなり増えています。これも時代の流れなんでしょうけど、我が子たちと観ていると、ついテレビを消してしまいたくなるようなシーンが散見されます。
この放送の中で、最も有名になったのは「変なおじさん」でしょう。
娘がこの「変なおじさん」の大ファンで、完全コピーして踊ることができます。
この令和の時代、まさかの4歳児が変なおじさん踊りを踊れるなんて。しかも最後の決めポーズの後のお決まりコメント「ダッフンダ」まで忠実に再現できます。
ちなみに娘が演じた「ダッフンダポーズ」がこれです。
まさかの錦帯橋をバックに披露した変なおじさんダンス。可愛すぎて大爆笑してしまいました。
シンプルな動きといい、時間も手短でいい感じ。まさに子どもたちにうってつけのダンスです。これも志村けんさんの才能なんでしょう。子ども達のハート鷲掴みですから。もう30年以上前の踊りです。
さらに驚いたことがあります。
この番組内で有名になったダンスナンバー「ウンジャラゲ」。コミカルな歌詞と踊りで一世風靡した有名な曲ですが、まさかまさかの我妻が完璧に歌と踊りを覚えており、我が家で披露してくれました。やはり妻の幼少期にも強烈なインパクトを残したんでしょう。
実はこの曲、クレージキャッツの曲で、植木等さんらが考えた歌だそうです。ということは志村けん&田代まさし組がカバーしたということです。
色々書きましたが、昨今のお笑いブームの中でも、一際目立ち、最も国民を笑わせた軍団は絶対にこのドリフターズだと思います。
もう皆さんかなり高齢化しており、チョーさんはこの世にいません。
こうしてDVDで今でも笑わせてくれる彼らに敬意を表したいと思います。
ドリフターズは永遠のエンターテイナーです!
またDVD借りに行こうっと。もう少しで4周目に突入します。
追伸:ノムさんの突然の訃報には驚きました。
最愛の奥様に先立たれ、珍しく泣き言、弱音を語っていたノムさんですが、ついに奥様の元へ旅立たれました。
先日行われた金田正一さんの追悼式典で献花していたシーンをお見かけしたのが最後のテレビ姿でした。
アンチ巨人で有名なノムさんですが、こんな人がいるから巨人ファンとして燃えるんです。特にヤクルト監督時代には我が巨人軍はいじめられました。
まさに名監督でした。なんだかノムさんのボヤキ解説が聞けなくなるなんて寂しい限りです。