徒然草

息子と沖縄二人旅(その2)

最近、朝晩がちょっとずつ涼しくなってきました。まだ残暑が続きますが、大好きな秋がもう少しでやってきそうな気配を感じます。

恐怖のあおり運転の犯人が捕まりましたね。

なんだか怖そうなお人。同乗者の女性もガラが悪そうです。

この車の後ろ姿を見て、高級SUVと聞いて、よ〜く見るとおそらくこれはBMWのX5だと思います。まだBMWのイメージが悪くなってしまいますね。車に罪はないのに。

 

今回は息子と沖縄二人旅の第二弾です。

前回お伝えした「おきなわワールド」には玉泉洞という鍾乳洞があります。鍾乳洞と言えば我が山口県の秋芳洞を思い出すし、あの規模の鍾乳洞ってなかなかないから、沖縄の玉泉洞ってどうせ大したことないだろうなって思っていました。

しかしここにはものすごい体験をすることができるツアーがあります。「挿入洞探検ツアー」です。

沖縄在住の先輩から勧められ、旅行数日前に事前予約しておきました。持ってくるものの中に「水着」とか「タオル」、「着替え」など書いてあり、一体どんな探検なんだろうと思っていました。

向こうが用意してくれたのは「つなぎ」です。中は水着を着用しています。

LEDライト付きのヘルメットと軍手も着用しました。担当スタッフの方がライトを厳重にチェックしております。

こんな重装備で一体どんな場所に我々を連れて行くのか?ちょっと不安になってしまいました。しかもこの日は晴天で、つなぎの中はもう汗だくでした。

入り口は一般の観光客の方々と同じでしたが、階段を降りたらすぐ、手すりを乗り越え別ルートに案内されました。

この重装備&水着&ヘルメット&LEDライト着用の意味がすぐわかりました。入ったらすぐに冷たい水の中を行進します。しかも何より凄いのは、本当に全く光がないということです。頭につけたLEDライトのみが我々の命綱です。ガイドさんが予備のライトを何個も首にぶら下げていた理由がわかりました。

本当に笑えないくらいの水深の場所もあります。

かなり真っ暗だし、天井も低く、私は何度も何度も頭を、この突き出した鍾乳洞の岩にぶつけてしまいました。

もしかしたら私の頭突きで、貴重な鍾乳洞が何本か折れたかもしれません。

途中でガイドさんが色々解説してくれたり、面白いポイントで写真撮影をしてくれました。

ガイドさんは超笑顔ですが、この深さ見てください。シャレにならない深さです。さらに途中で「みなさん、一旦頭のライトを消して見てください。真っ暗の中、音だけ楽しんでください。」と、消灯を指示され、いざ消してみると本当に真っ暗。音もほぼなし。閉所恐怖症や怖がりの方は決して入らない方が良いと思うくらいの壮絶な体験ツアーでした。

見てください、この深さ。息子の首あたりまで水があり、水深は1mくらいあると思います。

中は比較的涼しく、水も冷たかったけど、中腰で必死に進む私はもう汗だくでした。記念撮影時は笑っていましたが、心の中は「もういい、もう帰りたい。洞窟から脱出したい。」という気持ちでいっぱいでした。

今思えば貴重な体験で面白かったですけど、実際にトライするにはかなりハードです。中途半端な軽〜い気持ちで挑まない方がいいですよ。

最後は皆さんと一緒に記念撮影。この体験ツアーで撮影してもらった写真はおきなわワールドのHP内にあるブログに載せてもらえます。なかなか粋な計らいです。

結局準備をし始めてから、正味2時間くらいかかりました。結構な距離を歩いたつもりだったけど、ゴールはなんと入り口のすぐ近く。なんだかんだと同じ場所をくるくる回っていただけみたいです。参加者みんなで大笑いしました。最後にはシャワー&更衣室でお着替え。シャンプーやボディソープまでいただきました。

まさに気分は「水曜スペシャル」の「川口浩探検隊」です。幼稚園児は無理だけど、小学校以上なら是非とも参加してみてください。結構人気みたいなので事前予約をお勧めします。

壮絶で盛りだくさんだった沖縄旅行初日でした。

1日目のお宿はこんな感じです。

結構素敵なホテルで、プールも付いていましたが、洞窟探検で疲弊してしまった我々に、もはやプールで楽しむ体力は残っていませんでした。

うるま市にある沖縄料理の有名店を先輩に勧められましたが、そこに行く気力もありません。次回のお楽しみにとっておくことにしました。

でもちょうど素敵な夕暮れ時で、海の透明度が高く、夕方のお散歩にはもってこいの時間でした。ということで、近所のお料理屋さんを探す目的も兼ねて、息子と海岸線をお散歩しました。沖縄の海って本当に綺麗ですね。透き通っています。今回の海は沖縄西側の海でした。実際にもっと凄かったのは沖縄東側の海です。この話は次回にお伝えします。

ホテル近くの沖縄料理店に入りました。予約でいっぱいみたいでしたが、たまたま空いたカウンター席に案内してくれました。

沖縄名物の「オリオンビール」って山口で飲むとそれほど美味しくないのに、沖縄で飲むとめちゃくちゃ美味しいです。やっぱりその気候にあったビールってことなんでしょう。息子と二人で乾杯しました。

最初はお互い少し緊張していた二人旅でしたが、これまで息子とゆっくりお話できる機会って思っていた以上に少なかったことに気づき、とっても貴重で素敵な時間でした。

沖縄料理って結構クセのあるものが多いけど、私は大好きです。沖縄そばも大好きです。

せっかくなので沖縄料理を息子に食べさせました。息子の人生初「海ぶどう」ですが、息子の感想は「まずまず」でした。私は大好きなんですけど。

私はラフテーとかテビチとか、沖縄の豚肉料理がとっても好きなので、オリオンビール片手に色々楽しみました。

やっぱり沖縄料理は美味しいです。なかなか本土では食べることの出来ない味です。しかも定員さんも優しい。沖縄に来て思いましたが、県民性というか、沖縄の地元民ってみなさん穏やかでとっても優しいです。しかも沖縄なまりがまた素敵。

せっかく沖縄に来たのに、息子が一番気に入ったのがこのサーモンのお刺身です。

あと、大好きなマグロの握りも頼みました。このメニューって山口でよく食べに行く「はま寿司」での息子定番メニューです。わざわざ沖縄に行ってはま寿司メニューを頼まなくてもいいのに。でも息子は「これ美味しいね!はま寿司のとちょっと違う。」と。当たり前です。

私も沖縄の雰囲気を楽しみ、お酒がすすみました。やはり沖縄のお酒といえばやっぱり泡盛ですよね!

ゴーヤのカクテルを飲んだあと、せっかくなので泡盛の古酒をいただくことにしました。この久米仙って私の大好きな泡盛ですが、ラベルをよく見ると、43度と書いてありました。なかなかのアルコール度数です。一緒にチェイサー(お水)も出してもらい、美味しかったけど1杯だけでやめておきました。

宴もたけなわの頃、地元の名曲を綺麗なお姉さん達が楽器を使って披露する素敵な時間がありました。

有名な「島唄」や「ハイサイおじさん」を演奏してくれました。ハイサイおじさんってあの伝説の名曲、志村けんの「変なおじさん」の原曲です。ドリフ好きの息子にはたまらないみたいでした。

音楽がサビに入ったあたりで、なんと、あの恥ずかしがり屋の息子が音楽に合わせて踊っていました。お店の人に促されたのがきっかけですが、まさか息子が踊り出すとは。当然私も横で踊っていましたけどね。

なんとこの居酒屋さん、近隣のホテルまで無料で送ってくれるサービスがありました。しかも乗るのはあのタイで有名なトゥクトゥクです。

息子も私もトゥクトゥクに乗るのは初めての経験でした。ちょうど夕暮れ時の時間だったのもあって、風が気持ちよく車内を駆け抜けていきました。まさに究極のオープンカーです。

ホテルは近くだったのであっという間に到着してしまいました。

ホテルで開催されていたろうそく作りも体験し、ようやく部屋にたどり着きました。するとちょうどホテルの目の前で花火を上げるサービスがあり、10分ちょっとの花火タイムでしたが、今年初の打ち上げ花火をホテルの部屋から満喫しました。

3泊4日の沖縄旅行なのに、初日の出来事だけでこのボリュームです。まだまだ色々面白いことがありましたが、その話はまた次回に書かせていただきます。

長々とお付き合いいただきありがとうございました。

 

追伸:沖縄ネタの追加です。

息子が〆で食べたアイスクリームは「ブルーシールアイス」です。このブルーシールアイスって沖縄発祥らしいですね。

私は洞窟探検前にこの辺ではなかなかお目にかかれない「ドクターペッパー」を飲みましたが、あの有名なA&Wの「ルートビア」を飲み忘れたことを今だに後悔しております。