徒然草

おらが町の小さなモーターショー参戦記(前編)

梅雨なのに雨が少ないです。これまでで最も遅い梅雨入りなのに、梅雨明けは例年通りと噂されています。我が山口県は渇水被害が怖いですね。

まずは嬉しい話題から。

まさかのドラフト1巡目使命を受けた八村塁選手が、NBAを目指す若手の登竜門であるサマーリーグで活躍しております。

試合でそれなりに得点をあげていますが、現地の評価ではディフェンスが良いとのこと。ディフェンスって地味に見えるけど、とっても大切な技術です。そんなところが評価されるなんてまさに玄人好み。

来シーズンのロスター(チーム登録選手)には間違いなく入れそうです。スタメンは無理ですけどね、多分。

 

今回は毎年恒例、阿知須のきららドームで開催されるモーターショーに行ってきたお話です。マニアックネタになるので興味のない方はスルーしてください。

今年もやってきました。おらが町の小さな小さなモーターショー。きららドームに所狭しと素敵な車が並んでおります。このモーターショーが素晴らしいのは、ほとんどの車に乗ることができ、内装を確認できることです。

子どもたち二人を連れて参戦しました。ということでゆっくり見ることはできないだろうと、あらかじめ覚悟して挑みます。

今回のモーターショーは、今、最も確認したいことがあり、明確な目的を持って参加しました。それは「3列シートの居住性」です。最近は3列シートの車がたくさんあります。ミニバンはもちろんですが、この頃ではSUVにも快適な3列シートが付いているものも増えてきました。もともとSUVやミニバンって走りが悪いからあまり好きではありませんでしたが、やはりその便利さはとても素晴らしいです。

毎年の恒例ですが、今回も完全なる独断と偏見で車ランキングをつけさせていただきました。

<第5位:新型RAV4>

最近発売されたトヨタのSUVです。一時期は販売をやめていた車が、満を辞してフルモデルチェンジして再登場。これがまた売れまくっているみたいです。ちょっとワイルドな方向にふったのが大成功の秘訣だったと思います。そもそもSUVって世界的に大ブームですから。特にこのミドルサイズSUVは大激戦区です。

初代RAV4は自分が大学生の頃に発売されました。これまでパジェロやランクル、テラノ、ビッグホーンといったかなりヘビーデューティーなクロカンが大流行していた時代に、あえて街乗りを意識したライトクロカンという新しいジャンルを切り開いた伝説の車です。デザインも丸っこくて可愛い感じです。当時は本気で欲しいなって思っていました。

街乗りクロカン?こんな車は悪路を走ってなんぼでしょ?って、パジェロユーザーなんかには小馬鹿にされていたと思いますが、このスタンスが異例の大ヒット。未だにこのジャンルって流行ってます。だってそうでしょ?悪路を走る機会って人生で何回あります?そもそも愛車に石が跳ねて傷がつくのは嫌です。せめて林道を走るくらいまでですね。砂漠なんて絶対に走りません。

そこをあえて新型では少しアウトドア向けにしたコンセプトがまさに大当たり。この辺がトヨタの販売戦術が他のメーカーより優れているところです。

実際に車の外観や内装を見たら、本当によくできています。ただちょっと価格設定が高めなのが気になるのと、やはり今のご時世のせいか結構なボディーサイズで、予想以上にでっかいです。

<第4位:MAZDA3>

第4位はまさに発売されたばかりのMAZDA3です。かつて「アクセラ」と呼ばれていた車です。海外ではMAZDA3として売られており、日本でもこの名前を今回から採用しました。なんだか味気ない感じ。

車を番号で呼ぶなんて外車のやり方だし、そもそも囚人の呼び方みたいで嫌です。

この車の特徴は、車の横に描かれた、前方から後方に流れていく「キャラクターライン」という線を完全に無くしたことです。簡単に言えば側面が完全にベターっと1枚の金属で覆われている感じ。なかなかありそうでなかったデザインコンセプトです。

一番わかりやすいのがこの後部のCピラー部分です。全体的にもりっとした感じで塊感がとても出ています。そのおかげで後部シートの窓面積が狭くなってしまいましたが、デザイン的にはとてもかっこいいです。しかも以外に後部シートは広く、後ろのトランクも広かったです。この辺が最新型って感じです。

ただ気になるのが内装のチープさです。かつてMAZDA車を何台も乗っていましたが、全く面白みのない共通デザイン。マツダ勤務の従兄弟に聞いたことがありますが、目標にしているのはBMWとのこと。BMWの内装ってどれもほとんど同じ。そんなところまで真似しなくてもいいのに。せっかくここまで凝ったデザインなら、内装も斬新・奇抜にしてほしかった。その点がちょっと減点対象です。

<番外編その1:娘は高級車が好き?>

まだ車に飽きる前だったのが良かったのか、娘が最も食いついたのはやはりメルセデス・ベンツでした。これかっこいいね!と言って写真を撮らされたのがSクラスの前。余裕の1千万円越え車です。

もう1台はCクラスのカブリオレ。これもまた高級車。娘の本能なのか、超高級車に目が向いてしまうようです。将来が恐ろしい・・・

それにしても最近のメルセデスの内装は素晴らしいですね。ドイツ御三家(便通、BMW、アウディ)の中でもダントツ1位の高級感です。細部までこだわった感じが素晴らしい。日本車もぜひこれを目標にしてください。MAZDAもBMWではなくメルセデスの内装を目指してください。

<第3位:アルファード>

これまでアルファードみたいな馬鹿でかい車は大っ嫌いでした。しかも最近の流れでフロントマスクがどんどん怖い感じになってきております。

こんな顔の車に煽られたら怖すぎです。メッキみたいなものを使いすぎて明らかなにギラギラした顔です。しかもそのボディーサイズは超巨大で、狭い道なんて絶対に通れないだろうと勝手に思い込み、自分の人生でこんな車を買うことは絶対ないだろうと、勝手に毛嫌いしていました。

しかし実際にその内装を見て超絶驚きました。

「広い!なんて広いんだ!」

後部シートに座った息子が一言。

「これいいね。次これ買えば?」

まさに衝撃的なセカンドシート。超快適シートでオットマン(足置き)まで装備されております。しかも馬鹿でかいモニターが付いており、これって飛行機のファーストクラス、それとも高級な映画館?って感じで、その快適さにめちゃくちゃ感動しました。

かつて、世の中のお父さんたちの目標であった「いつかはクラウン」って言葉がありましたが、今では「いつかはアルファード」って言葉に変わったそうです。わかります、その気持ち。これまで散々バカにしていたけど、意見が180度変わりました。アルファードいいですね!本当に感動しました。ハイブリッドはめちゃくちゃ高いけど、標準仕様はまずまずの値段。この価格設定もトヨタの技。絶妙な感じです。

しかしふと思ったことがあります。

快適なのはセカンドシートの方々であって、私は所詮運転手。これって「お抱え運転手状態」だよなって心で思ってしまいました。ちなみに今回の確認目的だった3列目シートも広大で素晴らしい感じ。完全に文句なしってところです。

まだ3位までのお話ですが、やはり車談義は長くなってしまいます。まだまだ書き足りないくらいなのにこの長さ。今回はこれにていったん終了とさせていただきます。第2位からのお話はまた後日。

 

追伸1:ジャニー喜多川さんがお亡くなりになりました。

ジャニタレは昔から大っ嫌いだけど、彼が残した業績はやはり素晴らしいと思います。87歳まで現役だったジャニーさん。日本のアイドル界にもたらした影響はすごいです。

いち早くタッキーを裏方に回したのもすごい英断だったと思います。

本当にすごい人でした。

追伸2:最後はマニアックネタ。

NBAのオフシーズンってやっぱりすごいですね。チームの看板であるスーパースターがどんどんFAで移籍していきます。

一番驚いたのが、今回NBAファイナルを制し、しかもMVPに選ばれた、カワイ・レナード選手のロサンゼルス・クリッパーズへの移籍です。

史上初、カナダ・トロントのチーム、ラプターズが今回初優勝しました。彼はそのチームの大エースです。それがたった1年で移籍するなんて。日本では絶対に考えられません。私がトロント市民だったら絶対に暴動を起こします。しかしそれがアメリカ。

しかもクリッパーズにはあのポール・ジョージまで移籍してきます。

この事実を日本に例えると、巨人とソフトバンクが日本シリーズで戦い、そして巨人が勝利し、シリーズMVPに選ばれた坂本選手が翌年タイガースに移籍し、しかもソフトバンクの柳田選手も同時にタイガースへ移籍するようなものです。

考えられないでしょ?ファンが絶対に許すわけがありませんし、この2選手も「仁義」という観点から、移籍するなんてまずありえない話です。しかしこれがアメリカ。

同じロサンゼルスに拠点を置く、レイカーズにもペリカンズの大エース、アンソニー・デイビスが移籍してきます。

現在現役最強と言われているレブロン・ジェームス選手と一緒になります。しかもレブロンは自分の背番号「23」を彼に譲るそうです。

でもこうしてチームの大エースがどんどん移籍するから毎年のように勢力図が変わって、こんなにも面白いNBAが観れるんです。これってとても素晴らしいことです。いつの日か日本のプロ野球でもこんなに簡単に、バンバン移籍できるような時代が来るともっと盛り上がると思うんですけど、我が巨人軍が弱体化するのだけはご勘弁。