徒然草

名誉の負傷?

もう夏日が続くというのに、インフルエンザ再燃の雰囲気。1日1名は出てます。なかなか厄介なウイルスですね。春のアレルギーシーズンはやや落ち着きつつあります。

まずはミーハー話。

かなり前にこのブログ内で紹介しましたが、クイーンのボーカル、フレディーマーキュリーの生涯を描いた映画「ボヘミアンラプソディ」のDVDを購入してしまいました。しかも発売日に。

クイーンが好きな方なら是非オススメしますが、内容がやや過激で、まだ我が子たちには見せられる内容ではありません。ネタバレはまずいので詳しくは述べませんが、最後のコンサートシーンは超絶感動します!劇場で観覧しましたが、最後は大号泣してしまった私でした。

 

今回は息子が所属している体操教室のイベントでのお話です。

息子は地元の小さな体操教室に所属しています。決して本格的なものではありませんが、マット運動や縄跳び、跳び箱など、基本的な体の使い方を幼い時から教えてもらえるという素敵な教室です。息子はこの教室が大好きです。

でもやはり私の息子。さほど運動神経が優れているわけではありません。逆上がりも人より遅めで出来るようになったし、走るのも人並みの速さです。でも跳び箱だけは得意そう。同級生が飛んでいる高さより一段高い跳び箱も軽々飛んでいました。そこも自分とよく似ています。私、跳躍力はないのに、跳び箱と走高跳びだけはなぜか得意でした。そこまで似なくていいのに。

3月は毎年発表会がありますが、今年は5周年記念のため大きなイベントとなっていました。先生が教えている他の地区の体操教室のメンバー全員参加です。ものすごい人数でした。

毎年、毎年徐々に進化している息子。縄跳びも意外に上手になっていたし、苦手な逆上がりも克服していました。なんせ、我が家に屋内鉄棒を購入して練習していた息子ですから。超負けず嫌いな性格も父親似です。

息子の凛々しい発表姿を見たり、楽しく親子で遊んだり、素敵な時間が過ぎていきました。

まだお父さんとはしゃぐのが大好きな息子ですが、もう数年したら親離れって始まるんでしょうね。でもその時期が来るまでは我が子たちと一生懸命汗をかいてたくさん遊ぼうと思います。3歳の娘も年中さんになったらこの体操教室に入れるし、娘も入る気満々みたいです。

息子が最後に披露した集団演技は圧巻でした。

このパラシュートのような、テントのようなカラフルなシートを持ち、そして多くの子どもたちと演技します。毎年やってますが、年々進化しています。この練習は親が見れないらしく、数日前の全体リハーサルも非公開で行うという徹底ぶり。当然私は初めて見ますが、いつも連れて行ってくれている妻も初めて見たそうです。

一心不乱に息子の素敵な姿を残そうと、一眼レフカメラで写真を撮りまくる私。ファインダー越しに涙していたのは秘密です。本当に感動しました。

最後のメインイベントがこれ。子ども8人、保護者母、保護者父の総勢10名で行われる、各教室との対抗リレーです。

一応、毎週バスケをしている私にアンカーのオファーが来ましたが、最初は断りました。だって他のお父さんたちよりやや高齢だし、そもそも太っているし。でもなぜか縁あって、最後は私が走ることになりました。

しかもこのイベント会場に使用していたのは宇部の西部体育館。私は毎週ここでバスケしています。まさにここはホームコート。しかもグラウンドではなく狭い体育館を走るのは自称バスケットマンの私には有利です。

最終ランナーだからぶっちぎりのトップか思いっきり最下位でバトンをもらえたらいいなって思っていましたが、私の期待は全く外れ、僅差のトップでバトンが回ってきました。完全に想定外です。

しかしここはバスケットマンの意地。ここで毎週練習しているバスケチームのキャプテンは私です。管理人のおじさんとも大の仲良しで、「先生、頑張れよ!」と応援してくれました。そんな力もあって、見事1位でフィニッシュ。しかもゴール前で自分たちの応援席に向かってガッツポーズをする余裕。最高の瞬間でした。

こんなブヨブヨのおじさんが、皆さんの予想以上に走った姿をみて、見るからに「私毎日走ってます!」と言わんばかりのすらっとした筋肉質のお父さんに「意外に足早いんですね!驚きました!」と言われました。その時は嬉しかったけど、よく考えるとバカにされていたのか?ま、いいんです。1位だったから。

しかしここから大事件勃発です!

「みなさーん、これから決勝レースが始まります!」

え、キイテナイヨ。これって予選だったんですか?まさかの2レース目?しかも走り終えたばかりでゼーゼー言っている私にもう1レース?これって拷問?

さすがに決勝レースはアスリート体型のお父さんばかり。完全に浮いていました。勝利の余韻に浸る時間もなく2レース目スタート!

今回も他のメンバーが頑張って、まさかの1位でバトンを受け取りました。勘弁してよー!と心の中で叫びつつ、2レース目突入。

最初は軽快に走っていましたが、第2コーナーを回った後くらいから体に異変が。

ん?足が痛い!しかも激痛・・・

そうです。まさかの右ハムストリング肉離れ発症!元々右利きのバスケットマンである私。右利きの場合、ジャンプする時やドリブルする時の利き足は左足です。左足のハムストリング肉離れは何度か経験しましたが、右足は初めてです。

それでも懸命に走る私。だって自分以外の9人が一生懸命走って私に託してくれたバトンですから。

しかし背後から忍び寄る、アスリートお父さん。必死に走った私ですが、最後の最後、テープを切るところでまさかの敗退。もう写真の顔は完全に苦悶様で、痛みをこらえて必死に走った鬼の形相です。

ここまで悔しい敗戦は久しぶりです。もう悔しくて、悔しくて。

でも一番泣いてしまったのはその後です。

一緒に走ったメンバーに「ごめんな、足の遅いおっさんで。本当いごめんな。申し訳ない。」と、半べそかいて謝ったら、子ども達が皆笑顔で、「おっちゃん頑張ってたからいいんよ。一生懸命走ってたじゃない。負けてもいいんよ。」と励ましの言葉。

さすがにこれには参りました。すぐに物陰に隠れて号泣してしまった私。足を痛めて負けてしまった悔しい気持ち以上に、一緒に走った子ども達の温かい温かい素敵な言葉に思いっきり感動したからです。本当にみんないい子です。さすがはスポーツマン。このまま素直な気持ちを持ったまま大人になったら皆、素晴らしい社会人になれます!絶対に!

息子の体操教室のイベントでしたが、いろんな意味で楽しめました。息子も皆勤賞のメダルをもらってご満悦みたいです。このまま素直な気持ちを持って大人になってほしいと、切に願う親バカおじさんでした。

次回はもう少し体を鍛えて挑みます。リベンジです!その前に体重落とします!

 

追伸:これまたミーハー話です。

ちょっと前にオープンした来来亭に早速行ってきました。やはり新しもの好きの山陽小野田市民。平日の昼休みに行ったら行列が出来ていました。

来来亭の名物は声の大きな元気店員です。ここも例に漏れず、大音量で挨拶していました。ちょっとうるさいくらいです。

来来亭は何度も行ったことがあるので、安定した美味しいお味。最後まで美味しゅう頂きました。でも43歳になると、この背油こってりラーメンがそろそろ胃にもたれるようになりました。次はさっぱりした冷麺を食べようと思います。