徒然草

日本医師バスケの思い出(最終回)

まずは小児科医らしいコメントを。

インフルエンザ流行拡大中です。今シーズンのワクチンとの型が当たった?との噂も流れていますが、比較的軽症な方が多いようです。でも要注意ですよ!

今日は日曜日なのに、小野田休日診療所で寂しく勤務です。忙しそうな予感・・・

今回はまたまた日本医師バスケネタです。最終話となります。引き続き、興味のない方はスルーしてください。

熊大バスケ部名物「朝散歩」。どんなに遅くまで飲んでも、試合前の朝散歩は欠かしたことがありません。これは現役時代の合宿から始まっている、バスケ部の文化です。

かつては香川の栗林公園で朝散歩中に、工事現場の穴に足を突っ込んでしまい、大捻挫した馬鹿者(T村)もいました。ということで、現場監督の私が細心の注意を払いながら、近くの「櫛田神社」まで散歩に行きました。

福岡知識の乏しい私ですが、「櫛田神社」と言えば・・・

法世さん、お櫛田さんでなんばお願いしよっと〜?

なーいしょ!

こすかー!

やはりこれですよね、これ。

お櫛田さんと言えばこの「通りもん」のCMしか思いつきません。

で、今回その憧れの「お櫛田さん」に行ってきました。

なかなか趣深い、相当厳かな神社でした。

聞けば、あの博多山笠の山車が出発するのはこの神社からで、しかも山笠は同じ福岡市でも博多区のみのお祭りとのこと。山笠の山車を担ぐにはかなり敷居が高いそうです。知りませんでした。

信仰心のかけらもない我々ですが、おっさんチームの最後の拠り所はやはり「神頼み」です。みなさん、どんなお願いをしたのかわかりませんが、勝利を祈願して朝散歩は終了となりました。

今回のスペシャルゲストは、なんと3年間アメリカ留学されていたN野さんです!九大病院腎臓内科でかなりの地位に付かれている先輩ですが、福岡市内で開催されている研究会の座長を、この日だけ断って来られたそうです。この話は試合後の温泉センターでお聞きしました。衝撃でした。

しかも座長を断った理由がまたすごい。「男の約束があるから!」らしいです。ちょっと感動してうるっときてしまいました。お風呂の中で。

二日目、第二試合の相手は琉球大でした。

いつものように試合前に敵チームに忍び込み、事前情報をたくさん得たところ、構成メンバーはほぼ20代で30代前半の選手もちらほらとのこと。

最近のE(エンジョイ)リーグの傾向ですが、明らかに若返りが進んでいます。我が熊大チームの平均年齢はすでに40代を超えています。時代に逆行しつつある我がチームですが、本来は我々のような、未だバスケのプレーにすがっている痛々しいおっさんたちのためにEリーグがあるんです。勝利にこだわる若者たちは是非ともV(ヴィクトリー)リーグに行って欲しいです。

この試合後に行われていたチームのメンバーなんて、見た感じほぼ皆卒業したての20代半ばだらけ。前日の試合で80点とか90点とか取っていたらしいです。明らかに空気を読めない大バカ者軍団ですが、さすがにこの日、事務局から怒りのクレームがチームに伝えられていました。当たり前です。

そんな奴らがEリーグに来るんじゃない!(でも自分たちの対戦相手じゃなくてかなり安堵していた我々でした・・・)

実際に試合になったのは前半のみ。かろうじて同点のまま後半突入となりましたが、後半は速攻をくらいまくり、試合になりませんでした。

結構得点差がついたにもかかわらず、空気を読めない沖縄馬鹿野郎軍団。最後まで攻撃の手を緩めることはありませんでした。少々ムカつきました。

でもこうして記念撮影してしまう優しい私。

こうして「おじさんたちの修学旅行」と称した医師バスケ大会が終了しました。結果は1勝1敗。でも楽しかったからいいんです。福岡開催という地の利もあったことから、試合だけでなく、夜の飲み会にもたくさんのOB&OGが参加してくれて、例年になく大人数の旅となりましたから。

個人的には完全なる調整不足で、前回大会ほどの得点をあげることはできませんでした。

(悔しかったので、その後、地元のチームで練習し、正月明けのOB戦でちょっと得点を稼いできました!)

今回の大会で特に嬉しかったのが。現役時代にとってもお世話になった先輩が久しぶりに参加されたことです。自分としてはテンション上がりまくりでした。だって同じコートで一緒にバスケができるんですよ。卒業して20年くらいたったのに。

旅の締めは当然温泉です。

今回は福岡空港近くの「月の湯」さんにお邪魔しました。試合後の健康ランドはもはや定番ですから。かつて現役時代の大会後に、健康ランドに宿泊しながら立山黒部アルペンルートを巡ったこともあります。医師バスケに参加し始めてからもこの「健康ランド好き」は変わらず、数年前のクリスマスイブに行われた北九州大会の時なんて、健康ランドに宿泊して試合に行きましたからね。

今話題の「純烈」より先に「健康ランドアイドル(自称)」を名乗っています。

ここで小さな事件勃発!

我々は露天風呂が大好きで、だいたい最後は露天風呂で大会を振り返りながら語り合う時間を過ごしていました。ほぼ自画自賛話ですが。

ここの温泉の露天風呂がかなり小さく、しかも空港から近いため送迎バスが運行されている施設とあって、どこかの団体旅行客が多くいました。

その中でも我々以上にごっつくて、私以上にデブデブのおっさんたちがこの露天風呂を占拠していました。それでも無理やり隅っこに入った我々。遅れてきた後輩はこの異様な雰囲気に驚き、露天風呂から足早に立ち去ってしまいました。

でも長風呂の私たちが最後はこの露天風呂を占拠しましたけどね。

本当にくだらない小さな小さなエピソードでした。

お風呂上がりに併設されたレストランでランチを食べて全ての日程が終了となりました。

私の手違いで、代表者会議に出れず、後日大会事務局に連絡して確認したところ、来年度の大会は神奈川県で、体育館は平塚市で確保するそうです。

ん?平塚市?

なんかピンと来ない私。

で、地図で確認して驚きました!

平塚市ってあの茅ヶ崎のすぐ横ですよ!あの江ノ島がある茅ヶ崎ですよ!あのサザンオールスターズの茅ヶ崎ですよ!しかも鎌倉がすぐ近く。

さらにいうと湯河原温泉もすぐ近く?

鎌倉大仏や横須賀、三浦半島の魚介類を求めるか?

それとも湯河原温泉で湯治をするか・・・

とりあえず憧れの江ノ島は外せないですね!

試合以上に旅行計画を先に考える不謹慎な私。次大会こそはしっかり体を仕上げて挑もうと思います。その時はもう44歳になっておりますが。

関東に全く造詣のない私はすでに大興奮状態です。関東コンプレックスの塊ですからね。

ちなみに大会は今年と同じ、11月23日あたりの週末だそうです。今から楽しみしております。早速大部屋のある宿を検索中。1年後なのに。

長くなりましたが、医師バスケ旅行記はこれにて終了です。長々とお付き合いいただきありがとうございました。


追伸:ちょっと前のお話ですが、山口県の医療関係者互礼会に、小野田医師会代表として強制参加させられた私。まさかの安倍首相に出会いました。

やはり山口県は大物政治家が多いですね。