徒然草

医師会旅行に行って来ました(最終回)

ついに師走。お坊さんが走り回る「師走」ですが、医師も忙しく走り回る師走。ずっと忙しくて疲労困憊しております。

まずはうれしい話題から。

みなさんあまり興味ないかもしれませんが、バスケットボールW杯のアジア2次予選が行われております。

最近の日本選手の活躍が素晴らしく、ずっと勝ち進んでおります。やはり2つに喧嘩別れしていたプロリーグがようやく一つにまとまって、定着しつつある効果でしょうか。

現在アメリカの大学で活躍している八村塁選手もNBAのドラフト1巡目候補らしいです。ちょっと詳しい人ならわかると思いますが、1巡目ですよ、1巡目。プロ野球ドラフトでいうと、1、2位指名みたいなもんです。

あ、熱くなってしまいました。日本頑張れ!

 

今回は医師会旅行記の最終回です。

夜遅くまでお酒飲んだのに、結局早朝覚醒してしまう私。せっかくなので港近くの公園を散歩しました。

久しぶりの佐世保ですが、駅裏の公園はとても綺麗に整備されており、気持ちの良い朝散歩となりました。

やはり佐世保といえば軍港です。かっこいい自衛隊の船が停泊していました。実は私、ちょっとした軍事マニア、ガンマニアだった頃もあり、こんな船を見るとテンションが上がります。朝早いのに。

ゴルフ組は朝早々と出発。観光組はちょっとのんびり朝食をとって遅めのスタートとなりました。まず向かったのが平戸城です。

人生初の平戸です。隠れキリシタン文化が世界遺産に登録された素晴らしい場所ですが、いかんせんアクセスが悪いです。佐世保からそんなに距離がありませんが、山道を通らないといけません。バイパスとかできればいいのに。

平戸城は小さなお城でしたが、中は歴史資料館みたいになっており、和服を着た解説の方がかなり熱くなってお話ししてくれました。

天守閣に登るとそこには絶景が広がっております。階段でしか登れないし、結構狭い場所ですが、この景色は一見の価値ありです。

狭い天守閣なのに、なぜそこでお茶会が開催されておりました。しかも藩主末裔の方がお茶をたてているそうで、そのお姿は拝めませんでしたが、狭い天守閣の中でお茶会待ちの行列ができていました。

お茶の世界に全く造形のない私。さほど興味を抱くことなくスルーさせていただきました。

観光組メンバーの平均年齢は高かったけど、みなさん頑張ってお城のてっぺんまで登っていました。基本的にはお城って山の上にあることが多いので、この試練は覚悟していましたが、みなさんもズンズンと元気に登っていました。自分もずっと体を鍛えておかないといけないですね。

続いて「松浦史料博物館」に向かいましたが、道中に公共の足湯がありました。当然無料です。

こういうことがあるかもと予想していた私は当然タオルを持参しておりました。一緒に行った旅好きの先生もタオル持参。ということで二人で足湯を満喫しました。

程よい温度で体がポカポカと温まりました。この日は10月末の秋晴れの日でしたが、予想以上に気温が高く、足湯に入っていると汗が出てきました。これこそデトックス効果ですね。

松浦資料博物館の中は手短に回りました。

歴史好きな人ならたまらない展示物がたくさんありましたが、私はこの博物館の近くになる立派な教会が気になって、気になって。

この教会にたどり着くには結構な山道を歩かないといけないため、周りのメンバーは少し嫌がっていましたが、私一人で行こうと思ったら、みなさんも興味があったらしく私についてきてくれました。

本当に立派で綺麗な教会で、とても感動しました。

私はキリスト教徒でもなんでもありませんが、この素晴らしい教会に感動した後、「殉教者慰霊碑」を見て、かつて迫害されていたキリスト教徒たちの崇高なる魂を感じることができました。

なんだか歴史の重さを感じる場所でしたが、みなさんも平戸に行かれたら是非ともここには足を運んでください。感動します。教会の中には入れませんが、入り口だけは開放されており、中を覗くことは可能です。

素敵な素敵な教会でした。山の上にありますけど・・・

山を下った先には「幸橋(さいわいばし)」という橋がありました。ここの橋を渡ると幸せになれるそうです。

ということで皆さんと記念撮影をしました。

ある方から「先生はもう幸せなんだから渡る必要はない!」とからかわれましたが、私としては「もっともっと幸せになりたい!」とい気持ちがあったので意気揚々と渡らせていただきました。

平戸は小さな街ですが、なかなか雰囲気のあるところです。次回は是非とも家族連れで訪問しようと思います。

お次は、お待ちかねのランチタイムです!

先輩方はお刺身とビールのみ!というストイックなランチでした。

新鮮な海の幸は美味しいに決まっていますが、感動したのはこのイカ刺しです。

呼子のイカを食べたことは何回かありますが、ここのイカは呼子を超えています。めちゃくちゃ美味しかったです。

でもちょっと地元自慢ですが山口の須佐で食べることができる「男命(みこと)イカ」もこれに負けないくらい美味です。

私とガイドさんが頼んだのは「勝手丼」です。

その名の通りで、自分が食べたい分だけ好きなだけ、勝手に盛っていいシステムでした。

お刺身はもちろんですが、煮魚やお吸い物まで付いていました。ちなみに盛っていいのは1回だけです。

ここで私の貧乏性が炸裂しました。

ご飯を減らして、お椀の上に「これでもか!」というほどお刺身を盛ってしまいました。

これがちょっとした失敗で、最後の方はお刺身食べすぎでもたれまくってしまった我々。やはり適量を乗せて美味しくいただくのが賢者の食べ方なんでしょう。しばらくお刺身はいらないって体になってしまいました。せっかく美味しいお魚だったのに。本当に味はピカイチですよ!勝手に盛りすぎた自分に自己嫌悪。

観光組の最後の締めは佐世保に戻って「九十九島クルーズ船」に乗ることでした。

この日はとっても天気が良く、船から眺める九十九島は絶景でした。個人的には宮城の松島よりもこちらの方が綺麗だと思います。ちょっとした入江なので波も穏やかだったし。

結局船の上でも先輩がビールを買ってくれて、お酒を飲みながらのクルージングとなってしまいました。子供会のイベントと重なり、ものすごい数の子供達がいましたが、その中で真昼間からビールを飲むおじさんたち。異様な光景です。

こうして超濃厚な一泊二日の医師会旅行が終了となりました。ゴルフ組をゴルフ場まで迎えに行き、帰りの途につきましたとさ。

すごかったのはここからです。観光やゴルフでヘトヘトになって疲れているにも関わらず、最後の宴がバス内で始まりました。ものすごい体力です。さすがにこの姿を見て「負けた!」と思いました。本当にみなさんお酒をよく飲まれるし、かなりお強い。完敗です。

サービスエリアにトイレ休憩で立ち寄るたびに、みなさん何かしらのおつまみを購入して、お酒のアテにしていました。

今回かなりの量のお酒を買い込んだつもりでしたが全然足りず、二日目の朝に急いでお酒を追加しました。それでも空っぽです。

そして最後の最後に、あと少しで小野田に帰れるというところで、まさかの王司サービスエリアでおもむろにうどんを注文する先輩。

「ここのうどんがうまいんや!」と言いながら美味しそうに食べていました。その間我々はバス内で待ちぼうけ。最後の最後まで自由気ままな方でした。ここまで空気を読まないで豪快にうどんをすする先輩を見て、心の中でちょっと「かっこいいな、この人。」と思ってしまった私でした。

来年度は小野田医師会と厚狭郡医師会が合併されます。この医師会旅行も継続されるかどうかわかりませんが、おそらく来年度も、これからその先もずっと幹事をしないといけないので、ちょっと怖がりつつも、次の行き先はどこにしようかなって考えてしまう、根っからの旅好きな私でした。

準備からずっと一人で大変でしたが、一緒に頑張ってくれた銑鉄観光の斉藤さんには感謝・感謝です!ここでコマーシャルの意味も込めてお伝えしておきます。銑鉄観光ですよ、銑鉄観光。サンパークに支店があります。

 

追伸:結局カープの丸選手は我が巨人軍へ。

嬉しい話ですが、お給料が高すぎて、選手間のパワーバランスが崩れないか心配です。あと、炭谷捕手も来ますが、捕手が余りすぎているような気が。小林捕手がもっと打てればいいんですけど。

正直、今の巨人に欲しいのは投手です。なぜ金子投手や西投手を獲得しようと思わないんでしょうか。

来年の巨人も微妙な気がしますが、それでも応援し続ける熱血巨人党の私。

原監督、どうなんでしょう?