徒然草

良いデザインってなに?

外は春の嵐。サクラの開花宣言がどんどん発表される中、まだまだ山口は寒くてサクラがまだ準備中みたいです。この時期はアレルギー症状が強く出るので嫌いです。

まずは新幹線のお話です。このブログ内で何度かご紹介致しましたが、私は500系の新幹線が大好きです。流線型の車体がとっても美しいんですが、いかんせんデザインや空力重視で中のキャビンが狭く、しかも結構揺れて乗り心地が悪いため、700系新幹線に主役の座を譲りました。今では「こだま」として各駅停車の新幹線になってしまいました。

そんな500系をエヴァンゲリオンデザインで走らせているのは有名な話ですが、ついにこのデザインも代わってしまうそうです。

なんと、次のデザインは「ハローキティー」ですよ!キティーちゃん!!

実際のデザインがこちらです。

なぜキティーちゃん?「エヴァンゲリオン」から「ハローキティー」へ。これって華麗なる変貌なんでしょうか?未来的なデザインの500系にはエヴァンゲリオンデザインがマッチしていると思うのは私だけでしょうか?

なんだか馴染めないデザインですが、本物をこの目で確かめてから再評価しようと思います。今年の夏にデビューする予定らしいです。

 

ということで今回は「デザイン」について考えてみました。

まずは東京オリンピックのマスコットキャラから。

今回はなんと全国の小学生による投票で決定するという斬新な企画でしたね。

候補はこの3案。どれも個性的で可愛らしい感じです。

で、厳選なる投票の結果、この中で選ばれたのは、皆さんご存知の「ア」案です。なんだか未来的で子どもたちが喜びそうなデザインですね。

しかし我々おっさんの意見はどうでしょうか?すでに決まったことに文句を言える立場ではありませんが、日本人として好まれるのは「ウ」案だと思いませんか?

この「ウ」案をよーく見てみると、なんだか妖怪ウォッチの新キャラに見えてきます。

キャラクターが決定したということで、これから大変なのはぬいぐるみ作成業者です。決定したキャラの目の周りの立体的なデザインとか、ぬいぐるみに落とし込むのって結構大変そうです。大きなお世話ですかね?

では、最近のオリンピックのキャラを見てみましょう。

終わったばかりのピョンチャン五輪マスコットが左、前回の夏の五輪だったリオのキャラが右になります。

どちらも結構シンプルなデザインで好印象です。おそらく大人発想で選ばれたものだと思います。特に平昌五輪のマスコットなんて超シンプルでオッサン好みだと思います。

次に大好きなクルマのデザインについて考えてみようと思います。

最近のレクサスの象徴的なグリル、いわゆる「スピンドルグリル」を次々に採用してきています。

スピンドルってもともとは「糸巻き」って意味です。

最近ようやく馴染んできたこのグリルですが、やはりメーカーとしてのアイデンティティーを構築したかったんだろうと思います。「レクサスと言えばこのスピンドルグリル」というイメージを全世界に発信するのが目的です、多分。

いわゆる外車御三家のメルセデス、BMW、アウディは、クルマの顔を見ただけですぐに「あ、あれは◯◯だ!」ってわかります。これがクルマメーカーとしてのアイデンティティーです。

我が愛車の顔も、一目見たらBMWってわかりますが、BMの象徴的なこのグリルは、通称「キドニーグリル」と呼ばれています。

キドニーって何か知ってますか?

腎臓ですよ、腎臓。

私のクルマのフロントグリルは「腎臓顔」なんですよ。うーむ、なんだか医者っぽくていいのか?それとも気持ち悪い?内臓ですもんね。

そんな中、レクサスがもの凄いクルマを出してきました。その名も「LC」です。ラグジュアリークーペって意味みたいです。なんだかスピンドルグリルの完成系を見せつけられた感じで感動しました。昨年の阿知須モーターショーで実車を見ましたが、超絶格好良かったです。3カラーの特別内装もいいですね!ブルーのハンドルって初めて見ました。

かつて、この日本でもぶっ飛び系のデザイン重視クルマがありました。ダイハツのミゼットⅡなんてとっても素敵なクルマでしたが、いかんせん今は不景気のせいか、このようなぶっ飛び系のクルマを発売する余力が日本のクルマメーカーにないのかもしれません。

こんな時こそ金持ちトヨタが大冒険してほしいもんです。

NISSANも昔はいわゆる「パイクカー」コンセプトでとってもキュートなクルマを売り出していました。

この「Be-1」や「フィガロ」は今の時代で発売しても絶対に売れるはずですが、今のNISSANの経営状況だとかなり厳しいでしょうね。なんとあの世界に誇る日本のスーパーカー「GTR」が時期型は開発しないって噂まで流れています。

「技術のNISSAN」はどこへ行った?矢沢永吉兄さんも言ってますよ、「やっちゃえNISSAN」って。GTRは日本の宝です。是非とも開発は継続して下さい。電気自動車でもいいから。

今の時代、我が国では海外のデザインが絶賛されており、日本人のデザイナーはレベルが低いと見られがちな傾向があるように思えます。

私は20年以上Macintoshユーザーですが、やっぱりApple社はデザインが秀逸です。とってもシンプルな構成で使い勝手がよく、このシンプルさがWindowsより断然Macintoshをお勧めする一番の理由です。

日本の土壌ではあまり過激でぶっ飛んだデザインが敬遠される風潮ですが、かつての名車の中に、これまでで一番驚いた日本産のクルマがあります。

光岡自動車の「オロチ」です。雑誌で見たときは衝撃を受けましたが、まさかこの形のまんま発売されるとは誰も想像していませんでした。

実物も見たことありますが、そりゃもう凄まじいインパクトで、その辺の外車よりはるかにキラキラ輝いていました。

中身はトヨタ車の流用で決して速くないけど、こんなクルマを作るデザイナーさんに敬意を表したいと思います。でもこの巨大なクルマなのに窓ガラスが数センチしか開かず、しかもリヤウインドウはほぼ皆無。バックの時が大変です。しかも価格が一千万円越え!このお金出すなら別のクルマを買ってしまいそうです。でも夢がありますよね!

ま、色々なデザインがあったとしても結局は自分が好きなものを買えばいいんです。

お国違えばデザインも違う。北欧デザインがベストではありません。みんなちがってみんないい。金子みすゞさんの言う通りです。

よくわかんないオチでした・・・

 

追伸:「もりそば」問題が大紛糾しております。確かに公文書書き換えや忖度には大きな問題があると思いますが、予算委員会などがまったく停滞していることの方が何倍も問題です。

隣国のカリアゲ君と大国の商売人大統領がどこかで会談を行う準備をしているのに、我が国は蚊帳の外。今さら政権交代しても、今の野党にこの大局を乗り切れる力があるとは到底思えません。総選挙する暇があったら予算を審議して下さい。働き方改革の話はどうなった?

「もりそば」の後は「かけそば」ですか?

怒って会議を欠席するなんて、国民を馬鹿にしています。ま、今回の安倍さんや麻生さんの責任逃れも見てて痛々しいですけど。