ついに始まります。2年に一度のカーマニア夢の祭典「東京モーターショー」。今回で44回目になるそうです。一般公開は明日からとなりますが、すでに雑誌で色々な車が取り上げられています。
今回のモーターショーで気になる車をいくつかご紹介したいと思います。マニアックな内容になりますので、興味ない方はいつものごとくスルーしてください。
いつかは行きたいと思っていますが、かなりの人混みみたいですね。雑誌やインターネットでゆっくり鑑賞する方がいいのかもしれません。
さすがにこの時期だけは東京在住の方が羨ましいと思います。そう思うのはモーターショーが開催される時期、たったの2年に1回だけです。
まずは国産車部門から。
ついに姿を現した時期ロータリーエンジン搭載車「RX-VISION」。かつての名車であるRX7、RX8の流れを継ぐ車です。
ロータリーエンジンは独特の吹け上がりでパワーもあり、一度だけ運転したことがありますが、これまでに味わったことのない感覚でした。飛行機のようにエンジン音が「ヒュイーン」と伸びていく感じです。
ロータリーエンジンを実用化できたメーカーはMAZDAだけでした。かつてルマン24時間耐久レースでロータリーエンジンが圧勝してしまい、使用禁止になったほどの高性能エンジンです。しかしロータリーエンジンの最大の弱点は燃費の悪さ。RX7に乗っていた後輩から燃費を聞くと衝撃的でした。リッター3km程度です。今の時代では絶対に受け入れてもらえない数値です。しかしそこはマニアックメーカーMAZDA。SKYACTIVE-Rというネーミングで開発を進めているそうです。はたしてどこまで燃費を改善させることができるのか楽しみです。
デザインとカラーリングは相変わらずで、ずっと同じコンセプト「鼓動」のイメージ満載。そろそろイメチェンしてほしいですね。せめてイメージカラーを変えてください。飽きました。実はこの赤色、MAZDAでは「ソウルレッド」というカラー名で、この色を選択すると5万円ちょっとアップします。自分の愛車もこの色を選択しましたが、とっても綺麗で気に入っています。汚れが全然目立たないのもgoodです。最初は高過ぎ!って思いましたが、今は満足しています。街中を走ると結構目立ちますけど。
MAZDAつながりでもう1台。またまた同じ顔でもう1台出すつもりみたいですMAZDAお得意の一文字戦略。その名も「越-KOERU-」。
本当にこの顔は飽きました。車格からするとおそらくCX7の後継者だろうけど、かなり大きそうです。日本よりは北米やヨーロッパを意識しているんでしょう。このファミリーフェイスはCX3が最終完成型だと思います。
もうこれ以上この顔で出すのは勘弁願いたい。現在自分が乗っているアテンザを心から愛せないのは、MAZDAの新型車がどの車も同じ顔しているからです。
続きまして、これもかなり待たされた期待の車、HONDAの「シビックTYPE-R」です。実際かなりじらされましたね。雑誌では2年くらい前からずっと話題になっていました。
ドイツの名門サーキット「ニュルブルクリンク」でFF車最速だそうです。これまで最速だったルノースポールをぶち抜きました。
エコ全盛の時代にサーキットタイムを競うなんて誠にナンセンスですが、HONDAの意地を見ました。素晴らしい心意気です。ポルシェGT3と日産GTRがタイムを競って本気で戦っていたことも有名です。頑張れ国産車!
内装の写真がこちら。これまでTypeRの流儀にのっとったスタイル。真っ赤なバケットシートがその気にさせます。シンプルな内装ですが、走り屋をその気にさせる雰囲気がプンプンします。
しかしこのシビックで気になる点があります。それはお値段です。予想では450万円くらいになりそうとのこと。しかもイギリス生産で台数も限定的。気軽に購入できる車ではなくなりました。高性能すぎて公道ではその力の半分も発揮できないと思うし。
SUBARUの「WRX S207」。前回のS206もあっという間に完売した、マニア憧れの車です。
MITSUBISHIがランエボ開発から撤退した今、2リッター最強の車はこれしかありません。イエローのカラーリングも素敵ですね。
SUBARUの意地がたっぷりと詰まったこの車。小児科の先輩が最近WRXを購入し、隣に乗せてもらったことがありますが、こんな高性能でドッカンターボの車は正直好みではありません。今回も台数限定のため、発売と同時に即完売になりそうです。値段も500万円は超えてくるはず。ちょっと高すぎですよね。
またまたHONDAから素晴らしい車が発表されました。この車はずっと前から気になっていました。ついに発売が決定した「NSX」です。今回で二代目となります。
開発途中にサーキットで炎上したことなどが影響し、開発から発売までドンドン遅くなってしまいました。ようやく今回のモーターショーで市販車発表です。
エコ時代を象徴するかのようなパワートレーンを採用してきました。世界に誇る名車NSXまでも電気自動車となってしまいました。これも時代の流れ。決して否定はしません。ガソリンを燃やして走る車は時代遅れとなってしまいました。時期GTRも電気自動車になりそうなので。
驚きなのはスタイリング以上にそのお値段。予想では1800万円もするそうです。なんでそんなに高価なの?購入できる人ってほとんどいません。その値段出すなら他にも候補が上がってきます。ポルシェ911、アウディR8、BMW i8など、同価格帯で素晴らしい車がたくさんあります。あえてそこの世界で勝負するなんて、HONDAもかなり気合いが入っているようです。羨ましいけど絶対に買えないです。残念です。
続きまして外車部門。
最近は東京モーターショーで外国車が新型を発表する機会が減ってきました。あまり売れていないからだと思います。各メーカーも北米や中国のモーターショーで発表することが多くなってきました。まあそれは仕方のないこと。
今回もあまり多く出展されていないようですが、その中でひときわ目立つのがアルファロメオの4Cコンバーチブルです。
さすがアルファロメオ。デザインはダントツ美しいです。このデザインレベルは日本のメーカーの10年先を走っています。素敵すぎです。4Cが発売された時に本気で購入を考えたこともありますが、ディーラーが徳山市にしかなく、故障が多いと有名なイタリア車を管理する勇気はありませんでした。意気地なしです。阿知須モーターショーで実車を見た時は感動しました。
最後はメルセデスベンツの「AMG GT3」です。素晴らしいスタイリング。かなりのマッチョ体型で迫力が半端ないです。左右のドアに羽を装着したら空に飛んでいけそうです。
この車がトンネルの中を猛スピードで突っ走り、天井を超えて1周クルリと回った映像を見た時に鳥肌が立ちました。
さすがF1でも活躍しているメルセデス。この車にかける本気度がすごいです。
自分が大好きなメーカー、BMWもこんなぶっ飛んだ車を出展して欲しかったです。
さすがに現在もめているフォルクスワーゲンはほんの少ししか出展しないそうです。年間販売台数もあっさりトヨタに抜かれてしまうことでしょう。本日の新聞で15年ぶりの大赤字となったそうですそりゃそうです。インチキしてはいけません。
一度は行ってみたい東京モーターショーですが、仕事抜けるわけにもいかないため、車雑誌とパソコンでゆっくり楽しもうと思います。
(仕事休んで行ってこようかな?あ、嘘です。)
追伸:先日ネットで話題になっていましたが、映画「バックトゥーザヒューチャー2」で、デロリアンに乗って未来に飛んだ時代が2015年の10月だったそうですね。
映画大好き少年だった中学生時代にみんなで劇場で鑑賞したことを覚えています。はるか昔になくなってしまった「宇部銀天ホール」に観に行ったと思います。
未来から帰ってきたドクの乗っていたデロリアンは空を自由に飛べ、燃料も一般ゴミを後ろの容器に入れるだけというぶっ飛んだ車でした。しかし実際に2015年がきてもそんなに時代は急変していなかったです。
映画の中で登場した空飛ぶスケボーとか、飛び出してくる映画看板などもまだ実在しません。映画を観た時代からまだ30年しか経過していませんから。
そういえばドラえもんだって、連載開始当初は「21世紀から来た」という設定だったけど、実際に21世紀になってもドラえもんはいませんでした。ということで、急遽「22世紀から来た」という設定に変わってしまったそうです。あと85年後にドラえもんが実在すると面白いですね。絶対に自分は生きていませんが。