もう12月になってしまいました。師走です。毎年書きますが、師走の「師」ってお坊さんの意味なんですよね、確か。年末の仏事で忙しくしてお坊さんが走り回ることから「師走」と名付けられました。私の解釈では一つ追加させてもらいます。医師の「師」でもあるんです。年末は外来受診者がいつもの倍くらいくるので毎日へとへとです。医師も走り回っています。
ということでブログ更新が遅れてしまいました。完全に言い訳です。

なんだか今年のインフルエンザ流行拡大は凄まじいですね。一つの学校に流行が始まれば一気に学級閉鎖まで追い込まれます。
今流行しているのは「A香港」です。なんだか変な変異株が流行して、よくわかんない名前までついています。インフルエンザウイルスが毎年のように変異していくのは、ずっと前からわかっていたことです。幸い、今の変異株も既存の抗インフル薬が効いているような印象を受けます。
あまり大騒ぎしないことが大事です。マスコミも煽りすぎです。
今回は熊大医学部バスケ部のOB軍団で「おじさんたちの修学旅行」を企画したお話です。
熊本で開催されるバスケ部OB会には定期的に参加している私ですが、遠くの県におられる方はなかなか参加できません。数年前から沖縄在住の先輩命令で「福岡でプチ同窓会を開催してくれ!」と懇願されておりました。この先輩は私の人生の師匠でもあり、是非とも実現したいと考え、半年前から福岡在住の後輩と相談しながら企画を考えました。当然私が幹事です。
ということで考えた企画がこちら。
「砂川ボンバイエ」です。
そうです。私が崇拝しているアントニオ猪木さんのイベントを真似してみました。
先輩からの要求は相変わらず横暴で、「みんなで雑魚寝する部屋がいい!」とか、「迎えにきて!」とか、現役学生時代から関係性は全く変わっておりません。自分にも後輩がたくさんいますが、彼らには頼むことなく、毎回自分だけに命令してきます。ま、それも懐かしい感じで嬉しいんですけどね。
ただ、私の後輩たちは、自分がこの先輩からアゴで使われたり、ウザ絡みされている姿をみて驚います。「あの砂川さんがこんなことされるなんて」って。でもいいんです。慣れてますから。
ということで、土曜日の外来が終わったらすぐに福岡空港に向かいました。4時過ぎに沖縄から到着する便ですが、福岡市内はいつも渋滞しているので早めの出発。
1時間以上前に福岡空港に到着した私。当然昼ごはんは抜きでした。その日の夜は糸島の美味しいお魚が食べられる旅館を後輩が確保していたので、本当は何も食べないで待っているつもりでした。

最近大幅リニューアルした福岡空港内を散歩していると、禁断のコーナーを見つけてしまいました。
「ラーメン滑走路」とな。
奥からものすごくいい匂いがしてきます。出店している一覧をみたら、東京で大絶賛した「つけ麺つじ田」や、今流行りの進化系豚骨「クリア豚骨」のお店までありました。さすがは大都会福岡。
何も食べないつもりだったのに、ほぼ無意識のままフラフラと滑走路内に侵入してしまいました。

気づけば、昔ながらの名店「一風堂」のカウンターに座っていました。ほぼ確信犯です。
やっぱり王道の福岡とんこつラーメンって美味しいですね。山口県の濃厚豚骨「宇部ラーメン」とは全然毛色が違います。
見た目コッテリだけど、食べてみると案外あっさり。宇部ラーメンに毒されていた私の味覚も「やっぱり豚骨といえば博多たい!」って心で叫んでしまいました。
しかも無意識に替え玉1回要求。このことが後から大後悔することになるとは。

沖縄から大先輩到着。結構寒い日だったのに、沖縄はいつも暑いらしく、かなりの軽装で突撃してきました。自分はフリース着ていたのに。
久しぶりに沖縄からこちらに来たので、先輩は最初からテンションMAXでした。
自分の運転で福岡糸島まで向かいました。最近結構話題になっている糸島地区ですが、実は私も初めての訪問になります。
道中、おしゃれなカフェや牡蠣小屋などたくさん並んでおりました。
今では福岡県内有数のオシャレスポットになっております。

先に温泉に入った後、宴会開始となりました。前夜祭と称した糸島宿泊は7名です。
私の人生に多大なる影響を与えた先輩2名と久しぶりの再会。私もついテンションが上がってしまいました。もう皆さん50歳過ぎているのに。
色々立場も変わり、開業した方、大きな病院の整形部長になった方、大病院を経営する院長先生などなど、皆さん結構大御所です。それくらい時間が経過してしまったということです。
しかし、熊大バスケ部のおバカなノリは今も健在。何も気を使うことなく、大はしゃぎしながら楽しい宴会が進行していきました。

メイン料理は大ヒラメのお刺身とアオリイカの活け作りです。どちらも生簀から出したばかりの捌き立て。新鮮過ぎます。
驚いたのがアオリイカの大きさです。この時期のアオリイカっていわゆる「シンコ」と呼ばれる、生まれたての若い個体がメインであ離、山口県で釣れるサイズはこの半分くらいの大きさです。
アオリイカは南方系のイカなので、九州だとこのサイズは普通みたいです。生簀の前で板前さんと談笑した時にお聞きしました。
ただ、一番問題だったのが私の胃袋。もともと酒飲みなので、おかずそこそこでお酒をたくさん飲みたいタイプ。しかも3時間前に一風堂のラーメンが胃袋に装填されております。久しぶりに「ラーメン食べなきゃよかった」と思ってしまいました。

それ以外のお料理も絶品でした。アオリイカの足は天ぷらにしてもらいました。
いつか私の家族と一緒に再訪問しようと誓った素敵な旅館でした。
ただ一つ、重要なことに気づきました。ここで食べる魚はどれも絶品でしたが、やっぱり山口県の魚には勝てないなって思いました。日本海、瀬戸内海、響灘に囲まれた山口。しかも少し南にはセキアジ、セキサバで有名な佐賀関もあります。山口県で食べることができる魚のバリエーションは東京築地、豊洲と同じくらいあります。地元ヒイキと言われそうですが、やっぱり山口は魚が美味しい県です。改めてこのことを実感してしまいました。山口最高!
まだまだ「おじさんたちの修学旅行」話は序盤ですが、いつもブログ文章が長くなってしまうので、今回はこれくらいにしておきます。
追伸:私のクリニックに受診に来られた方が、おでんのぬいぐるみを持っていました。「この子にも診察して」と頼まれ、真ん中の具材に聴診器をあてました。そこでふと気づきました。
真ん中の具材って一体なんだろう?
そばにいた看護師さんと議論になり、私は「味が沁みた玉子じゃない?」と主張しましたが、スタッフは「いやいや、これは大根でしょう?」と、意見が割れました。結局自分が真ん中にこれがあればいいなって思う願望だけなんですけど。
さらに議論が白熱し、「そういえば、おそ松くんのちび太が持っていたおでん串の具材って何だったんだろうね?」と話が膨らみ、結局空いている時間にスタッフが調べたところ、赤塚不二夫先生の公式コメントで答えがわかりました。

上から、コンニャク、ガンモ、ナルトだそうです。
ナルト?山口のおでんではナルトはあまり使わないよな?って思ってしまいました。しかもお出汁は関西風らしいです。
で、それを再現した写真がこれみたい。
うーん、なんか彩りが悪いような。
その後色々とネット検索してみましたが、自分が思うベストな組み合わせはこれかなって思った写真を載せます。
こんにゃく、大根、ちくわ。
結局自分が食べたいものが刺さっているのがベストなだけなんです。
インフルエンザ大流行中でめちゃくちゃ忙しいさなか、心温まる子どもとの会話でした。
おでんだけに温かさ倍増です。
もう12月になってしまいました。師走です。毎年書きますが、師走の「師」ってお坊さんの意味なんですよね、確か。年末の仏事で忙しくしてお坊さんが走り回ることから「師走」と名付けられました。私の解釈では一つ追加させてもらいます。医師の「師」でもあるんです。年末は外来受診者がいつもの倍くらいくるので毎日へとへとです。医師も走り回っています。
ということでブログ更新が遅れてしまいました。完全に言い訳です。

なんだか今年のインフルエンザ流行拡大は凄まじいですね。一つの学校に流行が始まれば一気に学級閉鎖まで追い込まれます。
今流行しているのは「A香港」です。なんだか変な変異株が流行して、よくわかんない名前までついています。インフルエンザウイルスが毎年のように変異していくのは、ずっと前からわかっていたことです。幸い、今の変異株も既存の抗インフル薬が効いているような印象を受けます。
あまり大騒ぎしないことが大事です。マスコミも煽りすぎです。
今回は熊大医学部バスケ部のOB軍団で「おじさんたちの修学旅行」を企画したお話です。
熊本で開催されるバスケ部OB会には定期的に参加している私ですが、遠くの県におられる方はなかなか参加できません。数年前から沖縄在住の先輩命令で「福岡でプチ同窓会を開催してくれ!」と懇願されておりました。この先輩は私の人生の師匠でもあり、是非とも実現したいと考え、半年前から福岡在住の後輩と相談しながら企画を考えました。当然私が幹事です。
ということで考えた企画がこちら。
「砂川ボンバイエ」です。
そうです。私が崇拝しているアントニオ猪木さんのイベントを真似してみました。
先輩からの要求は相変わらず横暴で、「みんなで雑魚寝する部屋がいい!」とか、「迎えにきて!」とか、現役学生時代から関係性は全く変わっておりません。自分にも後輩がたくさんいますが、彼らには頼むことなく、毎回自分だけに命令してきます。ま、それも懐かしい感じで嬉しいんですけどね。
ただ、私の後輩たちは、自分がこの先輩からアゴで使われたり、ウザ絡みされている姿をみて驚います。「あの砂川さんがこんなことされるなんて」って。でもいいんです。慣れてますから。
ということで、土曜日の外来が終わったらすぐに福岡空港に向かいました。4時過ぎに沖縄から到着する便ですが、福岡市内はいつも渋滞しているので早めの出発。
1時間以上前に福岡空港に到着した私。当然昼ごはんは抜きでした。その日の夜は糸島の美味しいお魚が食べられる旅館を後輩が確保していたので、本当は何も食べないで待っているつもりでした。

最近大幅リニューアルした福岡空港内を散歩していると、禁断のコーナーを見つけてしまいました。
「ラーメン滑走路」とな。
奥からものすごくいい匂いがしてきます。出店している一覧をみたら、東京で大絶賛した「つけ麺つじ田」や、今流行りの進化系豚骨「クリア豚骨」のお店までありました。さすがは大都会福岡。
何も食べないつもりだったのに、ほぼ無意識のままフラフラと滑走路内に侵入してしまいました。

気づけば、昔ながらの名店「一風堂」のカウンターに座っていました。ほぼ確信犯です。
やっぱり王道の福岡とんこつラーメンって美味しいですね。山口県の濃厚豚骨「宇部ラーメン」とは全然毛色が違います。
見た目コッテリだけど、食べてみると案外あっさり。宇部ラーメンに毒されていた私の味覚も「やっぱり豚骨といえば博多たい!」って心で叫んでしまいました。
しかも無意識に替え玉1回要求。このことが後から大後悔することになるとは。

沖縄から大先輩到着。結構寒い日だったのに、沖縄はいつも暑いらしく、かなりの軽装で突撃してきました。自分はフリース着ていたのに。
久しぶりに沖縄からこちらに来たので、先輩は最初からテンションMAXでした。
自分の運転で福岡糸島まで向かいました。最近結構話題になっている糸島地区ですが、実は私も初めての訪問になります。
道中、おしゃれなカフェや牡蠣小屋などたくさん並んでおりました。
今では福岡県内有数のオシャレスポットになっております。

先に温泉に入った後、宴会開始となりました。前夜祭と称した糸島宿泊は7名です。
私の人生に多大なる影響を与えた先輩2名と久しぶりの再会。私もついテンションが上がってしまいました。もう皆さん50歳過ぎているのに。
色々立場も変わり、開業した方、大きな病院の整形部長になった方、大病院を経営する院長先生などなど、皆さん結構大御所です。それくらい時間が経過してしまったということです。
しかし、熊大バスケ部のおバカなノリは今も健在。何も気を使うことなく、大はしゃぎしながら楽しい宴会が進行していきました。

メイン料理は大ヒラメのお刺身とアオリイカの活け作りです。どちらも生簀から出したばかりの捌き立て。新鮮過ぎます。
驚いたのがアオリイカの大きさです。この時期のアオリイカっていわゆる「シンコ」と呼ばれる、生まれたての若い個体がメインであ離、山口県で釣れるサイズはこの半分くらいの大きさです。
アオリイカは南方系のイカなので、九州だとこのサイズは普通みたいです。生簀の前で板前さんと談笑した時にお聞きしました。
ただ、一番問題だったのが私の胃袋。もともと酒飲みなので、おかずそこそこでお酒をたくさん飲みたいタイプ。しかも3時間前に一風堂のラーメンが胃袋に装填されております。久しぶりに「ラーメン食べなきゃよかった」と思ってしまいました。

それ以外のお料理も絶品でした。アオリイカの足は天ぷらにしてもらいました。
いつか私の家族と一緒に再訪問しようと誓った素敵な旅館でした。
ただ一つ、重要なことに気づきました。ここで食べる魚はどれも絶品でしたが、やっぱり山口県の魚には勝てないなって思いました。日本海、瀬戸内海、響灘に囲まれた山口。しかも少し南にはセキアジ、セキサバで有名な佐賀関もあります。山口県で食べることができる魚のバリエーションは東京築地、豊洲と同じくらいあります。地元ヒイキと言われそうですが、やっぱり山口は魚が美味しい県です。改めてこのことを実感してしまいました。山口最高!
まだまだ「おじさんたちの修学旅行」話は序盤ですが、いつもブログ文章が長くなってしまうので、今回はこれくらいにしておきます。
追伸:私のクリニックに受診に来られた方が、おでんのぬいぐるみを持っていました。「この子にも診察して」と頼まれ、真ん中の具材に聴診器をあてました。そこでふと気づきました。
真ん中の具材って一体なんだろう?
そばにいた看護師さんと議論になり、私は「味が沁みた玉子じゃない?」と主張しましたが、スタッフは「いやいや、これは大根でしょう?」と、意見が割れました。結局自分が真ん中にこれがあればいいなって思う願望だけなんですけど。
さらに議論が白熱し、「そういえば、おそ松くんのちび太が持っていたおでん串の具材って何だったんだろうね?」と話が膨らみ、結局空いている時間にスタッフが調べたところ、赤塚不二夫先生の公式コメントで答えがわかりました。

上から、コンニャク、ガンモ、ナルトだそうです。
ナルト?山口のおでんではナルトはあまり使わないよな?って思ってしまいました。しかもお出汁は関西風らしいです。
で、それを再現した写真がこれみたい。
うーん、なんか彩りが悪いような。
その後色々とネット検索してみましたが、自分が思うベストな組み合わせはこれかなって思った写真を載せます。
こんにゃく、大根、ちくわ。
結局自分が食べたいものが刺さっているのがベストなだけなんです。
インフルエンザ大流行中でめちゃくちゃ忙しいさなか、心温まる子どもとの会話でした。
おでんだけに温かさ倍増です。




