徒然草

開業10周年記念旅行話(第2弾)

気づけばもう12月です。毎回書いていますが、12月は「師走」です。この「師」って言葉はもともとお坊さんを表しており、「お坊さんが走り回るくらい忙しい12月」が語源です。小児科医師も忙しい12月。私もこの頃ずっと忙しくて走り回っております。

まずは車の話題から。

ついにランクル70の復刻版が発売されました。

1984年に発売され、大人気となった車で、海外ではまだ現役で売られております。

そんなランクル70が中身をリニューアルして29年ぶりに再販となりました。

やっぱり昔の車って雰囲気ありますよね。四角さが強調され窓もでっかい。さらにはエンジンは最新のものを搭載し、安全装備も今の基準に沿って新たに装着されております。

当然私のような中年から大人気であり、ずっと話題になっておりました。最近の情報では抽選販売で、倍率は40倍とのことらしいです。

買えた人は羨ましいけど、やっぱり内装など見ると29年前の車だなって思います。私の個人的な意見ですが、やはり車は「最新のモノがベスト」って考えており、今回の抽選には申し込みをしておりません。

この内装の雰囲気が「古い!」って思って、興味が失せてしまったのが大きな理由です。

それ以上に気になっている車がこれ。

トヨタのピックアップトラック(荷台のついた車)である「ハイラックス」です!

最近街中でよく見かけますが、横を通るたびに「羨ましいなぁ!」って思いつつ、やっぱり5m30cmの超絶長い車を見て「デカすぎ!長すぎ!」って思ってしまいます。コンビニの駐車場などはみ出してしまいます。

でもやっぱりカッコいい!荷台にルーフテントを置いたりする「オーバーランド・スタイル」が世界中で流行しております。我が家でも購入して家族とキャンプに行きたいなって思いますが、果たしてこんな車を使いこなすことができるのだろうか?と不安いっぱいです。だから買わずに羨望の眼差しで見つめるくらいにしております。

でも欲しいなぁ・・・・

 

今回はクリニック開業10周年記念旅行記第二弾です。

名護パイナップルパークのお次はここ。

沖縄観光の大定番「美ら海水族館」です。なんだかんだでここにはもう何度も来ておりますが、毎回あのジンベエザメに会えるのが楽しみで、心がワクワクしてしまいます。

観光バスが停車する場所から水族館入り口まで結構距離があります。しかも見ての通り、この日はものすごくいい天気で、しかも10月だったのに激アツでした。

やたらと大きな声で鳴くセミがいるなって、よーくみたらツクツクボウシくらいの小さなセミで、沖縄以外で見たことのない変わったセミでした。

ガイドさんにセミの名前を聞いたけど、すっかり忘れてしまいました。

あと、この木の実はなんとウルトラマンのデザインの元になったものらしいです。この実の名前も聞いたけど、すっかり忘れてしまいました。「ウルトラマンの実」と名付けておきましょう。

水族館入り口から見える海の景色も素晴らしい!こちら側に見えるのは東シナ海でございます。

あまり団体行動をしない我々。バスの集合時間を決めてあとはご自由に。

マニアックな私は他の人と鑑賞するポイントが違うので、私は一人でゆっくり水槽を眺めることにしました。

美ら海水族館といえばやっぱりこれ。

巨大水槽の中を悠々と泳ぐジンベエザメ。

圧巻です。ちょっとした小型飛行機くらいの大きさはあります。

ここでふと気づいたことがあります。

あれ?数年前に息子と二人旅できた時には二匹で泳いでいたのに。

後から聞いた話ですが、もう一匹は数年前に息を引き取ったそうです。せっかくオスメスのつがいだったのに。もしかしたら赤ちゃんが産まれたかもしれないのに。

残念でなりません。悲しいです。

この餌やりタイムで巨大ジンベエザメが縦泳ぎする姿って結構有名です。

しかし事前にスタッフに伝えていなかったため、この圧巻シーンを見たのは数名だけでした。

すんません。

巨大水槽餌やりタイムはぜひ事前に確認して、ベストポジションで鑑賞することをお勧めします。ちなみに私の周りはほぼ中国、韓国、台湾の方々でした。

実はもう一つ、大きな目的がありました。それはマグロの泳ぎ方を研究することです。

釣り師なら誰もが憧れる魚、マグロ。

こんなクロマグロが釣れたら釣り人生で最高の喜びだろうなって思いつつ、マグロの泳ぐパターンやヒレの動き、泳ぐ速度など、かなり時間をかけて研究しました。

結論。

私にこんな魚を釣り上げるのは無理です。東京築地に行って美味しく食べる方を専門にしようと思いました。

それにしても水族館で魚を見ながら「美味しそうなだ」とか「どんな料理法が合うのかな」など、やましいことを考えてしまう魚食べ好きのおじさんでした。皆さんは「可愛い!」とか「すごい!」とか言ってる横で、「うまそー!」って話すおじさんは気持ち悪いみたいです。

長い1日が終わり、初日の宿泊先へ。

今回宿泊したホテルは「カヌチャベイ」です。

名護市にありますが、こちらは沖縄では少し珍しい、太平洋側にあるホテルです。有名なリゾートホテルは大体沖縄の西側にあり、東シナ海に面しておりますが、こちらは沖縄の東側にあります。以前、息子と海水浴&宿泊して超絶感動した伊計島は沖縄の東側です。個人的な感想ですが、沖縄の海は太平洋側の方が圧倒的に綺麗だと思います。

あと、このホテルの名前を聞いて、あれ?どこかでこの名前をテレビで聞いたことあるぞ?って思っていたら、先日息子とDVDレンタルして大笑いした、とんねるずさんの「水落オープン」で元AKBのさっしーが落ちたホテルです。

「恋するフォーチュンクッキー」を歌いながら踊っていたら、後ろから大きなゴムボールが転がってきて水に落ちるという、くだらない番組でしたが、子どもたちと大笑いしてしまった番組に、ここのホテルが利用されていました。なんという偶然。ちょっとした運命を感じます。

ホテルについてそれ以上、いや、今回の旅行で一番驚いたことがあります。

ホテルの海の沖の方でなんだか大きな船が作業をしております。

そうです。このホテルの眼前に見えるのは、あの「辺野古の海」なんです。

基地問題で揉めに揉めている辺野古の海を間近に見て、作業してる船を見て、これが今の沖縄の現実なんだよなって思い、これまでずっと浮かれていた自分に衝撃が走りました。

沖縄在住の先輩にお聞きしましたが、この基地問題は沖縄でも意見が真っ二つに割れているようで、さらに言うと、那覇市内在住の方々からすれば、名護市の話は少し遠い場所のことであり、さらに言えば沖縄で働く人の中のかなりの割合の方が米軍基地関連の仕事に従事しており、基地がなくなったら困る人も多数いるそうで、沖縄県民全員が「基地反対!」って言ってることはないそうです。

なんだか色々と考えさせられた辺野古の海。これからどうなっていくんでしょうね。いずれ大きな滑走路ができたらここのリゾートホテルの前で戦闘機がどんどん離陸していく姿を見るようになるだろうし、そもそも飛行機の離陸音って爆音ですからね。うーん、私はやっぱり基地反対派かな。美しい沖縄を愛する人間としては。

ちょっとしたアジアンテイストの室内。大きな部屋でひとりぼっち。次は絶対に愛する家族たちとまたここに来ようと誓ったおじさんでした。

外にはなんと小さなジャグジーが設置されており、辺野古の海を見ながらぶくぶく風呂で疲れをとった私でした。

お待ちかねのホテル夕食。

今回選んだのは中華料理。

綺麗な海を眺めながら食べる夕食は絶品でした。当然合わせるお酒は「オリオンビール」です。

オリオンビールって山口で飲むとあまり美味しいとは感じなかったけど、沖縄で飲むと激ウマ。ちょっとさっぱりとして、やや薄い感じが沖縄の気候にマッチしているんでしょう。自分としてはバドワイザーやハイネケンのような味に似ていると思ってます。

美味しい中華を食べ、オリオンビールや泡盛を楽しみ、皆さんとの会話を楽しみながら、これまで歩んできた10年をゆっくり振り返る時間となりました。これまでずっと忙しく突っ走ってきた我々です。これくらいのご褒美はあっていいのかなって勝手に思っております。まだこれから何十年も続けて頑張っていきます!

沖縄話第二弾のシメは、料理のシメに出てきたチャーハンの写真で。

正直、食事の最後に出てくるご飯ものは48歳の私にとって過酷です。さらには女子大好きスイーツバイキングも併設されており、女性陣は大喜びしておりました。あの有名な沖縄アイス「ブルーシール」もありましたから。

初日から盛りだくさんだった沖縄。何度来ても魅力が盛りだくさんの沖縄。本当に本当に大好きな場所です。いつまでも「美ら海」が守られることを、心から願いつつ、今回のお話はこれにて終わりとさせていただきます。

まだまだ沖縄話は続きます。

長くなりそう。

 

追伸:もう何度もお伝えしましたが、私が昔からずっと大好きな芸人さん、江頭2:50さんのYouTube「エガちゃんねる」公式グッズをまたまた購入しました。

江頭さんの手下である「ブリーフ団」の頭文字「ブ」が大きく描かれているパーカーです。

先日、娘の登山遠足に送迎した際、知り合いのお母さんから「あ、これってエガちゃんのヤツでしょ!」って早速ツッコまれてしまいました。江頭さんのファンのことを通称「あたおか(頭のおかしい人の略)」と呼びます。思わずそのお母さんに「あなたもあたおかですか?」って聞いてしまったら、笑顔で「あたおかです!」って教えてくれました。

野球の試合でも着ております。