6月末に梅雨明けしたというのに天気の悪い日が続きます。
ちょっと前に発生した山口県での線状降水帯の発生。先月あたりから線状降水帯発生予想みたいなのが始まりました。
ちょっと早めに知らせてもらえるだけで、避難する時間など稼げていいことですが、今回の発生時間及び山陽小野田市役所から届いた緊急メールは深夜の1時過ぎ。「今から安全な場所に避難してください!」って何度も大きな通知音と共に届くメール。え?この時間から避難?我が子たちはいびきかいて寝てますよ?って思ってしまいました。幸い、我が家には2階があるので、最悪そこに避難しようかなって考えつつ、朝まで寝てしまった私。
厚狭地区では床上浸水被害が発生したそうです。
以前にも書きましたが、線状降水帯ってこれまで聞いたことない言葉で、ここ数年になって騒がれ始めました。少なくとも私が学生時代、大好きだった理科や地学で学んだことはありません。
明らかに地球温暖化がもたらした、熱帯地方のスコールみたいな境地的大雨のように見えます。日本も温帯地域から亜熱帯、熱帯地域になってしまったのかもしれません。
夏の平均気温が23度のイギリスロンドンでも、今は40度近い気温で死者が増えているそうです。もともと涼しいロンドン。暖房はあってもクーラーをもともと設置している家庭が1割程度とのこと。そりゃ熱中症になりますわ。
地球温暖化が世界規模で異常気象をもたらしています。
今回は久しぶりに県外で開催された学会に参加した時のお話です。参加した当時(6月)は今のような新型コロナが爆発的増加の状況ではなかったのでご容赦ください。
今回、学会が開催されたのは香川県の高松市です。
学会にはリモート参加も可能でしたが、私は日本小児科医会の国際委員の役員をしているので、委員会会議が現地で開催されることもあり、現地入りしました。
県外で開催された学会に参加するのは本当に久しぶりです。香川県は私の父の生まれ故郷であるため、これまで高松には何度もきたことがあります。
少し早めに着いたため、駅近くのちょっとしたチェーン店っぽいうどん屋さんへ。
暑い時期だったので今回選んだのは冷やしぶっかけうどん(とり天のせ)です。毎回香川に来たらうどんを食べますが、やっぱり山口で食べるものより遥かに美味しいです。山口にある同じ讃岐うどん店の丸亀製麺や麺工棒によく行きますが、やっぱり何か違います。香川で食べるうどんはコシがあることに加え、ちょっとした柔らかさというか弾力というか、独特のコシの強さを感じます。山口の讃岐うどんはこれと比較すると「ただ固いだけ」って思ってしまいます。
やはりこれが「伝統」なのでしょう。うどんの歴史が違います。ちょっとしたチェーン店のうどんでもこんなに美味しいなんて。朝から感動してしまいました。
ここ1、2年、学会はリモート参加がほとんどだったので、久しぶりの対面式の学会です。
やはりリモート参加とは違い、対面式の学会は緊張感が違います。自宅のパソコンでリモート参加するときと比べ、5倍くらい緊張感が高まりますね。やはり私はリモートより現地参加の学会の方が好みです。
学会って大体素敵な季節に素敵な場所で開催されることが多く、現地の美味しいもの、美味しいお酒を楽しむことができます。学会参加の大きなメリットの一つです。懐かしい先生に偶然出会うこともあるし。
ということで、夕方4時くらいに聴きたい講演をいくつか聴講した後、香川県で超有名なお店に行くことにしました。何度か予約を試みたけど多すぎて予約できなかったお店です。
そのお店の名前は「一鶴(いっかく)」と言います。香川県内にいくつかあるみたいですが、今回は高松店に行きました。
まだ夕方4時だったので待ち時間なんかないだろうと思っていたら大間違い。予想していた以上に大混雑してました。
入り口に行列がないのは、お店の受付で携帯番号を伝え、自分の順番が近づいたら連絡が入るというシステムを採用しているからです。4時過ぎの訪問ですでに40分待ち。私が食べて帰る頃には90〜120分待ちってお店の人が伝えてました。ものすごい人気店です。
このお店は骨付鳥の専門店です。「おやどり」と「ひなどり」の二種類がありますが、今回はあえて食べ比べの二種類注文しました。お昼ご飯抜きにしていたので、これが遅めのランチとなりますが、この日の夜は国際委員会の先生方との懇親会が開催される予定だったので、他のメニューは頼まず、鳥焼きのお供に最適なビールのみ注文しました。
キャベツはサービスでついてきます。これは鶏肉の下のタレをつけて食べるのが一鶴ルールと書いてありました。
お肉は豪快にガブリと食らいつくのが基本スタイルみたいです。
この切れ込みが入った方が「おやどり」です。
かなりの歯応えで食べづらいせいか、一口大に食べれるようあらかじめ少し切れ込みが入っています。さすがは大人の「おやどり」。かなりの歯応えでものすごい弾力でした。これは幼い子どもには絶対に無理な固さです。私は固い鶏肉が大好きなので問題なく食べることができました。
当然ですがビールに合います。タレもちょっと甘辛系のものでお肉の味にマッチしておりました。
こちらが「ひなどり」です。
メニューに書いてあった通り、このお肉は柔らかくて食べやすく、子どもでも噛みきれるくらいの柔らかさでした。
当然、これもビールに合います。
どちらの方は好みか?断然私は「おやどり」ですね。
お肉を食べ終わってふと思ったこと。
「これって2時間も待って食べないといけないものかい?」
私は高校が鹿児島、大学が熊本の九州育ちです。おやどりのような歯応えのある鶏肉なら南阿蘇のらくだ山のお店で何度も食べたし、このお店なら2時間も待つことはありません。
このお店のお肉も弾力がすごいため、食べる時に一緒にハサミを渡してくれます。
ちょっと大分や宮崎方面に行けば、地鶏の炭火焼きを食べることができました。これにちょっと柚子胡椒を付け、麦焼酎と一緒に楽しむのが大分流。
高松の骨付鳥も美味しかったけど、こんなに待たされるくらいなら九州旅行して地鶏食べる方が気軽だなって思いました。
さらに言えば、熊本に行けば超絶美味しい馬刺しがあるし、鹿児島に行けば地鶏のお刺身も食べることができます。九州では鶏肉を食べる文化が昔から根付いているため、他の県の人とは考え方が違うのかもしれません。
と、いろいろ考えながら「一鶴」を後にしました。
ちょっと文句みたいな書き方になってしまいましたが、普通にお肉は美味しかったですよ。高松に行かれたら一度は行ってみてください。
お店のフォローをしておきます。
その日の夜は高松駅近くの和食屋さんで少人数の懇親会がありました。
日本小児科医会の国際委員の院長は、この頃テレビでよくお見かけする東京の水野先生です。
今回は水野先生他、数名の先生と一緒に少人数で距離を保った会場での懇親会となりました。
ちょうど水野先生とお隣だったこともあり、特に私がよく先生を見かける、日テレ系の朝番組「スッキリ」の話をいろいろ聞くことができました。先生曰く、「極楽とんぼの加藤浩次さんはものすごく勉強をしておられ、かなり筋の通った意見の述べてくる」とか、「日テレの出演料はおいくら」とか、かなり深く踏み込んだお話まで聞くことができました。楽しい会食でした。
もともとコロナ報道関連で一番筋の通ったお話をされる水野先生のファンだったこともあり、会食終了後に2ショットを何枚か撮影させてもらいました。
お互い酔っていたせいもあり、最後は肩に手をかけての撮影です。なかなか素敵な写真が撮れました。
「水野先生のこれからのますますのご活躍を期待し、テレビ越しで山口から応援してます!」って熱く伝えたら、先生も喜んでおられました。
翌朝は高松港の桟橋エリアを早朝お散歩。しばらく釣りキッズと釣り談義をしていたら、釣りマニアのおじいさんが登場し、その方に捕まって1時間以上釣り談義をしてしまいました。やはり釣り好きに悪い人はいないし、釣りの話になると話題がつきませんね。最後は政治の話までされてしまい、どうやってホテルに帰ろうか、終わりを切り出すのが大変でした。
朝から国際委員会の会議が2時間あり、少し講演を聴講した後、高松最後の食事はやっぱりうどん。
二回目のうどんは「冷やしぶっかけ肉うどん」です。やはりうどんは香川が一番ですね。どこのお店に入っても激ウマです。「うどん県」を名乗っている理由がよくわかります。
でも一つ疑問が。香川の人って皆さんうどん好きなんでしょうか?繁華街を見渡してもラーメン店よりうどん店の方が多い気がします。香川ラーメンってあまり聞いたことがありません。お隣の徳島では最近「徳島ラーメン」が有名になってきましたけど。
帰りの電車を待つ間、ちょっとだけ?お酒を楽しみました。高知行きの「南風」はやなせたかしさんが高知出身ということもあり、アンパンマン柄でした。最近アンパンマン大好きの次女に見せると絶対に「これに乗る!」って言いそうです。でもこれに乗ったら高知県に行ってしまいます。ということで、次女にはまだこの写真すら見せていません。
やっぱり対面式のリアルタイム学会はいいですね。リモートでは味わえない独特な緊張がありますし、質問するのも気軽にできます。ただいまコロナ第7波の真っ只中ですが、マンボウや緊急事態宣言は今のところ出ないみたいです。これからの学会開催はどうなるんでしょうね?県外開催に期待しつつ、コロナ禍を憂う私です
今の状況を見てちょっと危ないなって思うこと。
それは
「行動制限しなくて良い=自由に遊び回って良い」
ではありません。
気を引き締めて、自己防衛に努めましょう!
追伸:今回の第七波の原因になっているオミクロン株BA.5はものすごい感染力ですね。家族に一人出ると、あっという間に全員に感染してしまう強さです。しかも潜伏期間がちょっとこれまでより短め。
いくら「重症化率が低い」と言われていても、これだけ感染者数が桁違いに増加してしまえば、それに比例して重症者数も増えるだろうし、残念ながらお亡くになりなる方も増えてきます。最近のデータだと日本人の十人に一人くらいは罹患している数です。自然免疫が高まってコロナが減ってくるにはまだ少ない数です。
ワクチンの効果もそれなりにありそうですが、期間は短いとのこと。
そんな中、我々の4回目ワクチン接種の話がつい最近決まりました。
こうしてイタチごっこは続く。
そろそろ政府も腹をくくって、ウィズコロナにするのかゼロコロナ目指すのか、国民にしっかりと説明してほしいものです。でも無理でしょうね、今の政府は。