徒然草

海老で鯛を釣る(イカ編)

なんだか毎日暑いです。日本全国で大雨被害が出ていますが、山口県西部は比較的雨が少ないので平和です。

7月13日、例年よりちょっと早めの梅雨明け宣言が出ました。これから大嫌いな暑い夏がやってきます。

超暑がりの私。夏は嫌いです。だんだん過ごしやすくなる秋から冬が私のベストシーズン。暑い日は釣れる魚の種類も少ないし。

梅雨明けしてもしばらく不安定な天気が続くみたいです。線状降水帯とか勘弁してほしいですね。

またもや東京で緊急事態宣言発令です。もうこれで4回目になります。もはや「緊急」って言葉に日本国民の大半が慣れてしまい、緊張感がすっかりなくなってしまいました。ちょっと表現方法を変えてみたらどうでしょうか?「東京ロックダウン」みたいな強烈な宣言くらい出さないともはや効果は薄いでしょう。こうして地方にまで迷惑のしわ寄せがやってきます。

こんな緊急事態宣言の最中に東京五輪が開催されます。政府がなるべく避けたかった最悪のシナリオでしょう。

自粛疲れを言い訳に、街に繰り出す若者たち。彼らは感染しても死亡リスクが少ないせいか、さほど怯えてるような風に見えません。もうこうなったら、渋谷センター街とか歌舞伎町で24時間体制のワクチン接種会場を、しかも予約なしで接種できるセンターを作ればいいのに。

今感染の中心になっているのは若者たちです。アメリカなんて、地下鉄駅の中で接種できたり、接種後にビールのプレゼントとかあるそうです。こんなことすれば「非常識な!」って騒ぐ尾身会長とマスコミ軍団。なかなかうまくいきませんね、世の中。

こんな時こそ頑張ってくださいよ、都知事!地方在住の我々は頑張ってます。山口県の新規患者数はずっと一桁で推移してます。田舎で頑張っている我々が都会の通勤ラッシュやら飲み屋街やらの混雑シーンをテレビで見ると、「こりゃ感染対策無理だな」って思います。都会だけが悪いんじゃないけど、人口比からしても感染率高すぎな気がします。

なぜ飲食店ばかりを悪者にしていじめるんでしょうか。他の感染ルートだってたくさんあるはず。なんだか見せしめのように思えて腹ただしいです。

そしてアンポンタン西村大臣の爆弾発言。驕り高ぶった与党も、もはや風前の灯火。菅内閣の支持率の低下が顕著になってきました。次期衆議院選挙で国民の不満が爆発して、鉄槌が下されそうな気がしてなりません。林芳正さんもついに本人の口から衆議院鞍替えを宣言しました。どうなる?山口3区。

なんだか愚痴っぽくなってしまいました。中年になると愚痴や独り言が増えます。

 

今回も釣り話です。興味のない方はスルーしてください。

このブログ内で何度もお話ししましたが、今年初めからイカをメインに狙っている私。

1月の寒い時期はヤリイカを狙いました。

今年は久しぶりにヤリイカが好調だったらしく、私もその恩恵に預かり、結構大きめのヤリイカを何杯も釣り上げることができました。

ヤリイカ釣りは夜釣りがメインになるし、何度か通った釣り場はテトラポッドの上から釣るので足場が悪く、とても息子を連れて行けるようなところではありませんでした。

今年から本格的に始めたイカ釣りですが、イカが釣れた時の手応えってあまり気持ちの良いものではなく、アジやキス釣りとは趣が異なります。なんだかズンって重くなるだけで、そんなに激しく抵抗してきません。

ただ、イカを釣る最大の楽しみ。それは「食べて美味しい」ことです。

同じトレイに置いて比較するとよくわかりますが、左の大きめサイズがオスで、右の小ぶりサイズがメスです。食べ比べてみると、オスは歯応えがしっかりあって甘みも強く、めちゃくちゃ美味しかったです。で、右のメスはやや柔らかい歯応えなんですが、この時期のメスは卵を抱えております。この卵がまた絶品。日本酒がどんどん進んでしまいました。

ヤリイカシーズンの次にやってきたのはコウイカです。

これまで偶然針がかりして釣り上げたことはありますが、今年はあえて狙って釣ってみました。

コウイカは瀬戸内海でもポピュラーなイカで、昔からよく食べていました。ヤリイカと違って身が少しねっとりとしており、これまた美味しいイカでございます。

釣れたばかりのイカをクーラーボックスに入れる前にしめます。ちょっと可哀想だけど、イカの脳天をブスッと刺し、色が白くなったら「しめ」成功です。こうして早めにしめた方が、新鮮のまま持ち帰ることができます。

実はアジとか釣れても、持ち帰る前に首をボキって折ってしめます。どうせ食べるなら美味しく食べたいので、残酷だけどしめて持ち帰るようにしています。

そしてイカ釣りのラストを飾るのはこのイカ。そう、何度もこのブログ内で紹介した「アオリイカ」ちゃんです!

実は私、まだアオリイカを釣り上げたことは一度もありませんでした。アジの泳がせつりで何度もエサをかじられ、しかも水面直前まで誘き寄せたにも関わらず、スミを噴射され取り逃したこと数回。私はアオリイカに縁のない男と思っておりました。

しかしこのイカ釣り好調男(今年限定)の私。最後の締めくくりはやはりアオリイカを釣り上げるんだ!と気合は十分でした。

しかし、こんなに気合いを入れた時ってだいたい空回りするのが魚釣りです。

アオリイカを狙う一般的な釣り方は「エギング」です。エビの形を真似たルアー「エギ」を使い、何度もしゃくって釣り上げる釣法です。

今年はエギング専用ロッドとリールを購入し、エギンガーデビューを果たしました。

しかしエギングって難しいです・・・。何度もエギングでアオリイカを狙いましたが、数回をあたりを確認しても合わせが下手くそでフッキングせず。数回、アオリイカのゲソが針に刺さってるシーンを見ました。

「今年もゲソだけだったな・・・」と、諦めモードだった私にも神様からのプレゼントがありました。

もともと夜行性のアオリイカです。大物狙うなら夜中から明け方を攻めるのがセオリーですが、この日は木曜日の仕事終わりに行ったので、14時半からの真昼間釣行でした。

アオリイカに恋焦がれた私に天使アオリイカが舞い降りてきたのは、なんと「えさ釣り」!

本当は冷凍アジを買っていきたかったのに売り切れ。仕方なく大きめの冷凍イワシを買って釣り場に出向きました。まずはエギングするもあたりは全くなし。それならばダメもとでエサ釣りをしていたら、まさかのウキがグーンと沈んでアオリイカを釣り上げることができました。

冷凍されて死んだエサを使うにはそれ専用の仕掛けが必要です。これまでエサ釣りメインだった私は何セットかアオリイカエサ釣りセットを持っていました。まさかこんな時に役に立つなんて。専用セットって結構なお値段しますからね。

こんな感じで大きめのウキを使って専用の針にアジやイワシを引っ掛けます。そしてあたかも泳いでいるように水中を漂い、そしてこちらはじっとイカが抱きつくのを待つという釣り方です。一生懸命になってエギをしゃくるエギングとは全然タイプが違います。

それでも私が釣り上げたのはやはりエサ釣り。もともとルアー釣りが嫌いな私。だってルアーって「疑似餌」でしょ?本物のエサに敵うわけないじゃん!結局エギじゃなくてエサで釣れたじゃない!って自分で自分にツッコミを入れた私。

こうして私のルアー嫌いにまたまた拍車がかかったのでした。ま、私の技術不足が一番問題なんですけど。

こんなことが繰り返しているから、やはりエサ釣りの魔力から逃れることのできない私。これからもずっとエサ釣りを続けることになるでしょう、多分。私の周りでルアー釣りしている人多いですけど、誰1人として大物を釣り上げた方をお見かけしたことはありません。あれだけ頑張ってリール巻きまくっているのに。

本当にルアーで釣れるの?

ルアーマンから怒られそうなので、この辺でやめておきます。

せっかくなので釣れたアオリイカをお刺身でいただきました。あ、捌いてくれたのは愛妻です。いつも妻にお世話になりっぱなしです。

感想。今年はヤリイカ、コウイカ、ケンサキイカ(もらった物)、アオリイカを食べ比べしましたが、やはりこの中で一番美味しかったのはアオリイカです。「イカの王様」と呼ばれるアオリイカ。味は繊細でねっとり感もありつつ、シャッキリとした歯応え。さらに言うと、小ぶりのアオリイカが一番美味しいとのこと。今回は残念ながら小ぶりのアオリイカを釣り上げましたが、味はこれくらいが一番だそうです。超絶美味でした。

やはり釣りって、「釣って楽しい、食べて美味しい」が基本的な考えだと思っており、ルアーで狙うシーバスとか青物を狙う本格的な釣りより、堤防からのんびりと釣り上げ、しかも食べて美味しい魚を狙うのが私流だと確信しました。しばらくこのスタイルで釣りを楽しもうと思います。

でもいつの日か、エギングで2キロ級のアオリイカを釣り上げたいな・・・

その夢は来年に持ち越します!

 

追伸:かつて甲子園&プロ野球界を沸かせた清原さんが、巨人阪神戦の解説者として戻ってきました。

輝かしい選手時代から一転、薬物問題や離婚問題などで一気に天国から地獄に落ちてしまった彼ですが、今では必死に更生を行っているようです。我がジャイアンツでも活躍されていたので、賛否両論あると思いますが、私は是非とも彼を応援しようと思います。

そんな中、かつて巨人時代の弟分だった元木コーチが清原選手を見つけ、宮本コーチや原監督と一緒になって手を振り、そんな粋な計らいに、笑顔で手を振りかえすシーンが報道されました。なんとも微笑ましい光景です。

かつての盟友、桑田コーチはどんな思いで彼を見ていたのでしょう?