徒然草

海老で鯛を釣る(ヒラメ編)

梅雨明け間近の予感ですが、梅雨の終わりってだいたい豪雨に見舞われます。

熱海の土石流には驚かされました。閑静な住宅街が一瞬にして土砂に覆われました。上流の盛り土やメガソーラー設置など、人的災害の可能性も指摘されております。

このような事件は他人事ではありません。日頃からハザードマップを確認し、避難経路などもしっかり確認すべきだと再認識しました。安否不明者が早く見つかることを願っております。蒸し暑い中の救助活動は大変だと思いますが、現場の人を応援しております。

ちょっとだけ選挙話を。先日行われた東京都議選。自民党有利とささやかれていた矢先、過労で入院していた小池代表が復帰し、都民ファーストの会を応援した瞬間に議席を伸ばした同党。結局自民党・公明党で過半数確保はできませんでした。予想していた結果ですけどね。

やはり小池さんは選挙の天才だと思います。大嫌いですけど。

選挙が終わった瞬間にすぐ自民党の二階幹事長や公明党の山口代表と面談。二枚舌ならぬ三枚舌、四枚舌の腹黒チャンピオンです。

地方出身者がかなりの割合を占める東京都。地元意識がない無党派層がかなりの割合で存在し、偶然が重なりちょっと追い風が吹いた瞬間に体勢が変わります。本当にポリシーのない選挙区です。いくら都民ファーストの会軍団(希望の党)、維新の会が山口県に候補を立てても絶対に当選することはないでしょう。だって我々には小池さんから何の恩恵も受けてませんから。東京偏重主義が大嫌いです。

それにしても野党の中心である立憲民主党や共産党の情けなさが目立ちます。与党支持率が下がっているこの状況で、もっと大胆で斬新な政策を打ち出し、政権奪回を目指すことができないんでしょうか?大チャンスだと思うんですけど。でも民主党時代の悪政に戻るのはご勘弁。

愚痴っぽくなってしまいました。

 

今回は釣り話です。興味のない方はスルーしてください。

大好きなキス釣りシーズンがやってきました。

水温が低いときは沖の深場に移動するキスですが、この時期になると産卵目的もあり浅瀬によってきます。型はかなり小さいですが、これから数釣りが楽しめる季節です。

ということで早速キス釣りに行ってきました。最初に行った時は息子とその友人も連れて行ったので自分の釣りに集中できませんでしたが、ほぼ入れ食い状態で、時折20cm超えの大型キスも釣り上げることができました。

キス独特の竿先がビビビッと震えるアタリがとても気持ちよく、20cmクラスともなると竿がグングーンとしなります。それがまた超快感で!

釣ってよし、食べてよしのキス釣りは昔から大好きです。

その数週間後、今度はいつもの釣り仲間と2人で再びキス釣りに行きました。やっぱり釣りに慣れた人との釣行は楽ちんでいいです。自分の釣りに完全に集中できますからね。

2人で楽しくキス釣りを楽しんでいた矢先、事件が起こりました。

キスが釣れたので、追い食い狙いでしばらく放置していたところ、竿がひん曲がるくらいの強烈なアタリが!

最初は岩にでも引っかかったのかなと思っていましたが、ゆっくりだけどリールを巻くことができます。手元に近づいた瞬間、またまた強烈な引き込みが。

で、その後どどーんと浮いてきたのはなんとヒラメでした。

これは完全に予想外でした。普通、ヒラメを泳がせ釣りで狙うときは生き餌に針をかけると同時に、背中あたりにもう一つ「孫針(まごばり)」を刺して針がかりさせるのが一般的ですが、今回はそんなことを予想していなかったのでキス針のみ使って釣りをしていました。釣れたキスに偶然ヒラメが噛みつき、釣れたキスは逃げてしまいましたが、キス針が偶然にも関(かんぬき)と呼ばれる一番口の硬い部分に見事フッキングしていました。偶然が重なった結果です。

ブログ読者ならご存知でしょうけど、私はずっとこの2年間、アジの泳がせ釣りでヒラメを狙い続けていました。しかし釣り上げた実績はゼロ。自分がヒラメを釣り上げることをもう諦めていました。

そんな矢先の出来事。超嬉しいサプライズ・ゲストです。釣れたのはとっても嬉しかったんですけど、狙って釣ってないので素直に喜べない自分もいました。

今流行しているのはルアーを使ったヒラメ釣りです。

サーフ(砂浜)から大きめのルアーを波の先までぶん投げ、そしてアクションを加えてヒラメに食わせる釣り方です。

もともとルアー釣りに慣れていない私。ルアーを使った経験がほとんどありません。

そもそルアーって擬似餌です。偽物の餌です。

ルアーを波に向かってぶん投げるのは気持ちよさそうですが、ルアー自身が結構なお値段するし、専用竿も結構大掛かりなもので高級な竿が多いです。

もともとエサ釣りが大好きなので、なかなかルアーに手を出す気が起きません。だって「ゲーム性を楽しむ」のがルアーですから。私にとって魚釣りはゲームではありません。私のとっての魚釣りは「狩猟・狩り」です。美味しい魚を食べたいので狩りに出るということです。

私はテレビの釣り番組が大好きで、毎週録画して何本もテレビ鑑賞しております。その中でよく登場される堀田さん。彼はサーフからのヒラメ・ルアー釣りのエキスパートと呼ばれています。そんな堀田さんの出演した会の釣果を見てみると、なんと二日間ルアーを投げ続け、釣れたのは1匹でした。

気候や季節、水温など、釣りは「運試し」の要素もあるため、必ずしもエキスパートが絶対に釣り上げるものではありません。でもそんな堀田さんの背中を見ながら、「やっぱり私、ルアー釣りって向いてないな。こんなに粘ってたった1匹ですよ、1匹。絶対に無理!」って心から感じてしまいました。

ということで、私のヒラメ釣りは「泳がせ仕掛け」オンリーでした。しかし釣果はからっきし。ヒラメ実績のある久津漁港で何度もトライしましたが、結局ヒラメは1匹も釣り上げることができませんでした。

やはり私は「ヒラメに縁のない人間」だろうと半ば諦めかけていた時にこんな大事件が怒ろうとは。やはり釣りって面白いですね。

釣れても釣れなくても、何度も何度も釣り場へ通い、状況を細かくメモをとって分析し、釣れなかった日でもなぜそうだったのか検証するためのお勉強。こうして真摯に魚つりに向き合っていると、時々こうして神様からサプライズ・プレゼントをもらうことができます。

「2匹目のドジョウ狙い」で同じ場所で同じことをやっても必ず釣れるとは限りません。そんな時に限ってボウズ(釣果ゼロ)のこともよくあります。

釣りは奥が深いです。だからこそこんなにハマってしまい、決して飽きることなく、暇さえあれば釣り場に向かう私。

医師の仕事を辞めたら漁師になろうかな?それとも長門や萩に移住して、毎日魚釣りしながら隠居生活を送ろうかな?

ま、どちらも妻から猛反対されることでしょう。

まだまだ小児科医を続けます。

 

追伸:ついにNBAファイナルの2チームが決定しました!

いつもはレブロン・ジェームズやステフィン・カリー、カワイ・レナードあたりが常連だったファイナルですが、今年は違います。

無冠の帝王クリス・ポール率いるフェニックス・サンズと、新世代スーパースターのヤニス・アデトクンポ率いるミルウォーキー・バックスの対戦です。どちらも数十年ぶりのファイナル進出です。

総合力からすればバックス優勢なんでしょうけど、強豪チームだらけのウエストを勝ち上がってきたサンズにも勢いがあります。

果たして結果はいかに?

個人的にはサンズを応援しますが、4勝3敗でバックス勝利ってなりそうです。