徒然草

安倍首相辞任の衝撃

朝晩が少し涼しくなりましたが、日中の酷暑は変わらず。早く秋が来ないですかね。

やはりこの時期は台風シーズンです。

最近台風が少ないなって思っていたら甘かったです。今度接近しているのはかなりの巨大台風。進路予想では山口県はギリギリ直撃回避?できそうですが、雨風は強そうです。

沖縄では風速50m以上だったそうです。これって人間が飛ばされるほどの猛烈な強さです。車だって簡単にひっくり返ります。

コロナ騒動に加えてこの巨大台風接近。日本全国で大きな被害が出ないことを心から願っております。

今週末にはもう一つの巨大台風がやってきそうな予報です。しかも山口直撃?

台風情報でいつも気になるこの表。

いつも「九州北部(山口県を含む)」って書いてあります。これって山口県が九州の属国みたいな感じでちょっと違和感を感じます。まぁこちらも天気予報は九州北部の分をいつも見ていますけど。

実は山口県って中国地方なんですよ。でもちょっと中国地方の中でも若干浮いているような気がしている山口県民は私だけではないはずです。ただ下関より、九州よりの山陽小野田市在住の私と、県東部岩国市に在住の方とは感覚が違うと思います。岩国の人は「ほぼ広島」って思っているだろうし。

 

今回はあえてあまり触れてこなかった政治の話題を。

まさかの安倍首相が電撃辞任されました。

原因はいろいろあると思いますが、一番は持病の潰瘍性大腸炎の再燃による体調不良だと言われています。確かにこの頃なんだか元気がなさそうでした。

第一期安倍政権の時もこの疾患の増悪で退陣しています。もともとこの病気は原因がはっきりわかっていませんが、明らかにストレスのかかり過ぎが影響しているように見えます。

でもなんだか総理の記者会見を見ていたら、本人の表情から志し半ばで職を辞することの無念さが、テレビを通じてひしひしと伝わってきました。

コロナ騒動を端に発したこの動乱のご時世。この時期に誰が首相をしてもうまく落ち着かせることはできないと思います。

私は大の自民党支持者でもなく、安倍さんの大ファンでもありませんが、安倍首相のルーツは山口にあり、本籍は山口県長門市の油谷です。私が頻繁に魚釣りに行く場所の近くです。

ということで山口県民の私は心のどこかでずっと安倍さんを応援していました。年始の互礼会で総理にお会いしたことがありますが、思ったより小柄でした。しかし総理が放つオーラは半端なかったです。

そうえいば済生会下関病院に勤務時代、知人のお見舞いで私が働く病棟に来られたことがあります。小児科と泌尿器科の混合病棟でしたから。安倍首相が病院に来られた時の朝、院内のファミマにお買い物に行ったら、超ごっついヤクザ風のおじさんが耳にイヤホンとピンマイクをつけて何人も立っていました。彼らがいわゆるSPってやつです。本当に強そうで、絶対に勝てないような雰囲気を醸し出していました。

安倍さんの家系図がまたすごいことになっています。

家系図にあの佐藤栄作元総理がおられます。沖縄返還に尽力し、そして日本人唯一の「ノーベル平和賞」受賞者でもあります。そういえばつい最近、総理在任期間が歴代1位になった安倍総理ですが、それまでの記録は佐藤栄作氏でした。

岸信介総理大臣や、総理に限りなく近かったのに病気で他界された安倍晋太郎氏も親族です。ついでに言えば、現職国会議員の岸信夫氏も兄弟にあたります。

壮絶な家系図です。まさにサラブレッド。

奥様の昭恵夫人もすごいです。

あの有名なお菓子メーカー森永製菓の御一族です。もともとは電通勤めのバリバリのキャリアウーマンだったと聞いております。だからあんなに行動が派手なんでしょうね。明らかに旦那さんの安倍首相が管理できていませんでしたから。自由奔放なお方です。

首相が辞任すると会見した矢先、各社マスコミが待ってましたかのように誹謗中傷、罵詈雑言の嵐。内閣支持率が下がっており、コロナ対策でも後手、後手を踏んで、後半は失速気味でしたが、病人に鞭打つようなことは是非ともやめてもらいたいです。

この潰瘍性大腸炎という疾患はあまり小児科で出会うことのない病気で、正直私も詳しくありません。

症状が活動期と寛解期を繰り返し、根治することがない疾患です。寛解期であってもいつ再燃するかわからず、本当に大変な疾患です。

しばらくは安倍首相も治療がうまくいっていたみたいで、元気に公務をこなしていましたが、流石に病には勝てません。せめて東京オリンピックまで現役で首相を続けたかったと思いますが、この新型コロナウイルス騒動は想定外だったと思います。ストレスまみれの現状から症状が再燃したのかもしれません。

繰り返し言いますが、山口に縁のある安倍首相は応援していますが、自民党の大ファンではありません。ただ、今の与党は大嫌いです。特に蓮○議員が大嫌いです。

医療現場の我々の収入に直結する診療報酬改定を決めるのは与党です。ということでいつも我々は与党を応援するようになっています。

さぁ、気になるのは次の総理大臣です。

かなり前から候補が何人かに絞られていましたが、自民党員である以上、党員の推薦人が20名以上集まれば誰でも立候補はできます。

急な辞任騒動で、なかなか準備ができないままの総裁選突入となりましたが、ここでやはり出てきたのは「派閥の原理」です。菅官房長官のみ無所属ですが、その他は何らかの派閥に属しており、その派閥同士の争いが総裁選に直結しております。そんなことはどうでもいいんですが、私が一番気になっていることは、我々国民には全く選ぶ権利を与えられていないということです。

永田町の汚いしがらみだけで自民党総裁が決まり、そしてその方が日本を代表する内閣総理大臣になってしまいます。我々が意思表示できるのは世論調査だけで、総裁選に影響を与えることはほとんどありません。日本の総理大臣を決める選挙だというのに、選挙権を持った我々日本国民が選挙に参加できない仕組みってひどいと思いませんか。あのアメリカだって大統領選するのに。

新聞を毎日詳しく読んでいますが、候補者は主にこの3名に絞られそうです。

その中でも各派閥の支持を圧倒的に得ている菅官房長官がかなり有利みたいです。

確かに岸田さんはあまり存在感がないし、世論調査で国民一番人気の石破さんも議員受けが悪く、結局、菅さんで決まりのような出来レースの様相。

どうせならもう少し時間をかけて、我々国民に対するメッセージをもっと聞きたかったのが本音です。

このままいけば菅総理大臣の誕生となります。ただ、今回の総裁選は臨時だったはず。来年9月頃に再度、正式な総裁選があると聞いています。ということは菅さんのこれからの政策次第では、うまくいかなかった場合は総理大臣も変わってしまうのかもしれません。ひょっとしたら自民党が野党に落ちてしまう可能性だってあります。

うーむ、やっぱり総理大臣は国民による選挙で決めて欲しいと心から願う私です。

鉄道オタク、ミリタリーオタクで有名な石破さんですが、個人的な意見を言わせてもらうと、ちょっと何を考えているのかわからないし、平気で身内の自民党員を非難する彼。

一時は小沢さんに傾倒して自民党を離党したこともある石破さんです。総理になったら何をしでかすか、想像もつきません。

世論調査では「総理になって欲しい人ランキング」でずっと1位でしたが、今回ばかりは派閥の力で押し潰されてしまうでしょうね。ま、自業自得ですけど。

同じ世論調査でも、最近どんどん株が上昇しているのはこの河野防衛大臣です。

彼の毅然とした外国への振る舞い、そして英語堪能でベラベラと流暢に語る感じはなんだか力強さを感じますし、他の候補に比べ、やや年齢が若いのも好印象です。

ただ、この人も時々過激発言が炸裂するので、もし総理大臣になれてとしても、失言や暴言なんかでちょっとしたトラブルが続きそうな予感もします。

お父さんの河野洋平さんとはまた雰囲気が違いますね。河野さんは麻生派に所属していますが、肝心の麻生さんは菅官房長官を支持するみたいです。ちょっと前まで小競り合いしていたのに。これまた汚い永田町の社会です。ということで派閥のトップからお墨付きをもらえなかった河野大臣の総裁選出馬は次回になりそうです。まだわからないですけど。

個人的にはこの河野さん推しです。YouTubeで動画配信したり、自衛隊の訓練に参加したり、なんだかこの候補者の中で一番身近に感じられる存在だし、なんだか感覚が我々世代に近いように思います。

日本を大胆に、そして明るく変貌させてくれそうな期待を彼には感じます。菅官房長官ならあまりこれまでと代わり映えしないでしょうし。

いろいろ世の中を騒がした安倍首相ですが、これからはしっかり静養し、また元気になったらちょっとしたアドバイザーとして、また政界に復帰してくださいね。

不評だらけの「アベノマスク」ですが、私は大事に机に飾っています。またこれを見て、当時を懐かしむアイテムとして、封を開けずにずっときれいに保存しておきます。安倍首相の最後の置き土産です。

これまで長い間、お疲れ様でした。

ダラダラと書きましたが、私ごときが政治のことを熱く語っても、所詮、あまり政治に詳しくない一素人の単なる愚痴みたいなものです。ただ、日本の総理大臣になる人がどんな人なのか、そのことには政治無関心の方々も是非とも注目して欲しいし、誰が総理大臣になったとしても、その人の考え方や政策が気に入らないのであれば、絶対に選挙に行って意思表示すべきです。選挙権は我々が持っている唯一にして最大の武器です。

さぁ、皆さん、選挙にいきましょう!

(よくわからないオチでした・・・)

 

追伸:全然話が変わりますが、沖縄在住の高校時代の友人が教えてくれた情報です。

すき家に裏メニューの「キング」という激盛り牛丼があるそうです。期間限定のキャンペーンメニューとして売られていたみたいですが、今ではメニュー表に載っていないみたいです。でも店員さんに言えば今でも注文できるとのこと。

なんとお肉が並盛りの六倍。そして気になるカロリーは2300キロカロリー以上とされています。これって一般成人男性の1日の摂取カロリーに相当します。

私は牛丼大好きおじさんですが、基本的には「吉野家派」です。すき家にはほんの数回くらいしか行ったことがありません。

ただ、この牛丼、なんとなく今でも食べ切れるような気がしてなりません。摂取カロリーのことを気にしないのであれば、是非とも1回だけチャレンジしたいなって本気で思っています。

ただ妻の許可は得られないでしょう。

うーん、気になる。