今日も暑いですね。集中豪雨で山口市に被害が出ています。周南の事件といい、このゲリラ豪雨といい、最近山口県は暗いニュースばかり。
本日はラーメン屋さんのお話です。
7月上旬に、小野田駅前に新しいラーメン屋さんがオープンしました。
「鍋焼きラーメン」です。
山口のラーメン、特にこの宇部小野田地区のラーメンは「一久」に代表される、ギトギト豚骨ラーメンです。豚骨を煮る時間を間違えているんじゃないかってくらいグラグラに煮詰め、ギトギトのスープにニュルニュルの麺が入っている、独特なラーメンです。
幼少期からこの味で育っているので、いろんなところでいろんな美味しいラーメンを食べても、結局「なんか一久ラーメン食べたいな」って思ってしまう自分がいます。
でも一般的には、そんなに美味しいラーメンではないと思います。でもふと食べたくなってしまう味です。一度行くと、数ヶ月は「一久はもういいや」って思う味ですが。
その小野田に殴り込みをかけてきた「鍋焼きラーメン」。小野田みたいな小さな田舎町で新ジャンルは流行ることはないだろうなって思いつつ、まずは自分の舌で実際に味わってみようと思い、先日行ってきました。
カウンター席だけですが、小綺麗な店内。ちょっと強面の金髪のおじさんが作ってくれた「鍋焼きラーメン」。出された瞬間からグラグラ煮え立っており、いかにも熱そうなラーメンです。
感想。美味しかったです。あっさり鶏ダシのスープ、これまた独特な麺、地鶏と思われる歯ごたえのある鶏肉、ちくわとネギ、とどめに生卵。
今まであまり食べたことのないラーメンです。
この蒸し暑い中、鍋焼きはないだろうと思いつつ、汗だくになって食べました。
このラーメン、自分は好きです。
せっかくなら繁盛してほしいお店ですが、いかんせん人通りの少ない小野田駅前。しかも駐車場があるのかないのかよくわかんない。
この保守的な人々が数多く住む小野田市において、新ジャンルのラーメンがどれほど浸透するか、行く末をじっくり見届けようと思います。
でも簡単に閉店されないように、自分がちょくちょく通って、常連になろうと思います。そんな感じのラーメンでした。
皆さん、ぜひ一度行ってみて下さい。なかなかこの辺では食べれない味ですよ。