この頃すっかり寒くなりました。風邪が流行しています。皆さん気をつけて。インフルエンザはまだ近隣では検出されておりません。年末くらいにやってくるでしょう、多分。
今回は日本医師バスケ話第2弾。2日目のお話です。
昔から熊大バスケ部は朝の散歩を欠かしません。いつ頃始まったかは覚えていませんが、朝食前に必ず散歩します。意外に散歩効果は絶大で、頭がすっきり目覚めるとともに、朝食を美味しく食べることができます。
今回も例に漏れずお散歩へ。ほとんどのメンバーは二日酔い状態でした。
ここでも朝から先輩のハイテンション大爆発。間違いなく多動の先輩は、数歩歩くごとに私にいろいろ話しかけてきます。家のドアが開いている!とか、雨降っていないのに傘持っている人がいる!など、ずーっとずーっと話しかけてきます。切り返す自分も大変でした。
そういえば香川大会の朝散歩でスタメンガードの後輩が工事現場の穴に足を突っ込んで大捻挫してしまった事件もありました。何かと話題に事欠かない熊大散歩。「クマ散歩」みたいなテレビ番組ができそうです。
試合メンバーもだいたい揃いました。いよいよ試合会場入り。まずは熊大の若手後輩たちが参戦しているVリーグの試合をベンチで応援しました。
相変わらずV リーグの試合は熱いです。っていうか痛いです。なんでおっさんになってまでこんなに真面目にバスケしなくてはいけないのか疑問に思ったことがきっかけでEリーグに鞍替えした我々。数年前までこんな試合していたかと思うとゾッとします。当然試合は負けまくってましたけどね。
おじさんバスケは準備が大変です。しっかりサポーターを付け、ストレッチを行い、薬によるドーピング。あ、ドーピングって「リポビタンD」か「レッドブル」を飲むだけですよ。違法ではありません。ちなみに私は試合の重要度によってリポビタンDの種類を変えています。より効果なものを飲めば頑張れる気がするからです。間違いなく気休めですが。
ノリノリの先輩ですが、実はこの時かなり緊張していたみたいです。なんせ数年ぶりのバスケ。バッシュも前日購入したレベルです。いつもハイテンションで明るい先輩が、散歩の途中や旅館で「おい、すな。バスケってどうするの?俺はどうすればいい?」と、本当に真面目に聞いてきました。かつて熊大バスケ部のキャプテンだったのにこの発言。ちょっと信じられませんでしたが、毎週バスケしている私に本気に教えてほしかったみたいです。意外に本気な先輩でした。
せっかくなのでセンター同士でできるフォーメーションとパスの方法を教え、試合に臨むことになりました。
わざわざ沖縄から来られた先輩です。どうしても得点を決めたかったみたいです。先輩の必死さにちょっとだけ笑いました。
今回から後輩が新たに作成してくれた新ユニフォームで試合に挑みます。
モデルは太っていますが、ユニフォームはかっこいいでしょ?さすが若者のセンス。まさかの迷彩柄です。
しかも背番号の下に見える黄緑色の天使はわがすながわこどもクリニックのロゴです。わざわざ後輩がユニフォームに入れ込んでくれました。あ、これは勝手に後輩がしてくれたのであって、強要はしていません。ということでスポンサー代金も請求されませんでした。このユニフォームはリバーシブルになっており、ひっくり返せば白色のユニフォームです。うーん、何度見てもかっこいい。
さぁ、第1戦開始です。なんとなくキャプテンになっている私。背番号もキャプテンナンバーの4番です。キャプテンの掛け声で気合を入れました。いよいよ始まります。
初戦の相手は広島MD。どこかの病院チームでしょうか?相手のEリーグ参戦メンバーが少ないため、特別ルールとしてVリーグメンバーを数名入れてほしいと嘆願してきました。Eリーグではほとんど負けていない我々はそこそこ強いチームなんです。ちょっとだけ余裕を見せてあげました。
「Vメンバー入れてもいいですよ。でもここはEリーグです。空気読んでくださいね!楽しみましょう!」と、しっかり私が先制口撃を忘れずにしかけました。
試合開始早々、あれだけ緊張していた先輩が、私の立てた作戦通りのプレーを実行しました。まずハイポストに自分が飛び込んで、ガードからのボールをもらった瞬間に先輩がローポストで場所取り。そのままシュートというシンプルな作戦でした。
作戦成功です。センター同士のパスって結構相手からすれば脅威です。パスをもらった先輩はクルッとターンしてシュート。残念ながらシュートは入りませんでしたが、素晴らしいプレーでした。本当に得点したかった先輩の熱い気持ちが伝わりました。
この大会を通じて思ったことですが、バスケをずっとしている人と、全然やっていなかった人の一番の違いはボールハンドリングです。かなり上手だったはず後輩も、1年間バスケしていなかったせいでボールが全く手についていませんでした。やはり継続してバスケしていることが重要なんですね。私はハンドリングミスなんてしていませんよ、多分。
相手のチームがめちゃくちゃ弱く、試合開始早々20点差以上つけて熊大がぶっちぎっていました。自分もせっかく同級生がベンチで応援してくれるもんだから、いつも以上に張り切ってしまい、数時間後に第2試合が待っているにもかかわらず全力投球。この試合では得点王になりましたが、少ない体力の大半を使ってしまった私。でも友人は楽しんでくれたみたいです。よかった、よかった。
試合を楽しみつつ、実は勝利にかなり固執している我々。これまでで最弱だった相手でしたが、容赦なく得点を続ける熊大。
試合後半には相手のポイントガードの選手がポツリと独り言。「試合を楽しもうって言ってたじゃないか・・・・・」うーん、すんません。勝ちに飢えているチームなので。
それにしても弱かった。ここにいる皆さんは県外からわざわざ集まってバスケしているんですよ。それなりに真面目にバスケしないと相手に失礼じゃないですか?こちらも相手に悪いと思ったけど、相手の方はもっと悪いと思います。結局最後までコテンパンに叩きのめしました。相変わらず大人気ない我々。それが熊大です。自分のフリースローの時には味方から大ヤジが飛んできます。味方が足を引っ張るのも熊大バスケの文化です。出場選手は全員が得点しました。試合開始からかなり緊張していた先輩も、最終的には4点ゲットでご満悦。やはり勝つって大事です。
2日間にわたって大はしゃぎした先輩は、帰りの飛行機の時間があるためここでお別れしました。やはり沖縄からの参戦って大変です。来年の山梨大会も参加する気満々みたいですが、来年こそは少しバスケ練習してきてください。
2試合目は忠籠会という初めての相手。聞けば歯科医の連合チームでした。この大会は医師および歯科医に参加資格があります。初めて歯科医軍団との対決。かなり少人数だったので、試合前から「助っ人を入れていいかな?」と相手からの提案。明らかに高齢者ばかりだったので快諾しました。
ここで現れた助っ人がすごかったです。一人は医師バスケ界のレジェンド、岡山日赤病院副院長の辻先生です。病院HPから写真を拝借しました。もう60歳近いのにバリバリの現役。気を抜いていたら3ポイントシュートを決められました。すごいです。
もう一人の助っ人に62歳の、これまた現役バリバリプレーヤーの方が登場。この方も沖縄のチームで毎年参加されている有名人です。聞けば孫が4人いるそうです。還暦過ぎてもかなり軽快に走っておられました。自分の目標が「還暦までバスケ」だったけど、実際に還暦過ぎて走っている先生を見て、こりゃ勝てないなって思いました。試合は結局大差で熊大勝利。途中に上手な助っ人も数名入ってこられて苦戦しましたが、最後は熊大勝利。見事初日を2連勝で締めました。
お待ちかねの打ち上げ飲み会は長崎中華街へ。有名そうなお店はどこも満席だったので、中華街のはずれにある小さなお店に入りました。中はガラガラでした。しかしさすがは本場の中華料理。出てくるお料理はどれも絶品でした。試合後の疲れもあって、早々と酔っ払ってしまった我々。本当は旅館に帰って早く寝たかったけど、夜から新たに参加する先輩が、ようやく長崎入りしたと連絡が入り、2次会の会場で待つことにしました。
2次会の写真です。明らかに疲弊しています。この後元気いっぱいの先輩が現れ、結局深夜までお酒を飲んでいた我々。翌日も午前中から試合があるので二日酔いだけは避けようとしましたが無理でした。
その後旅館に帰ってもう一飲み。
最後は下ネタトーク大会となり、大爆笑してしまいました。せっかく布団に入ったのに、後輩がボソっと強烈な下ネタを繰り出してまたまた大爆笑。本当に修学旅行のノリでした。あ、忘れていましたが、この大会の別名を「おじさんたちの修学旅行」と言います。高級ホテルにはまず宿泊しません。大部屋を確保して、みんなで寝るのです。昔まくら投げしたこともあります。迷惑なおじさんたちです。
2日目日記もこの大ボリューム。とても3日目の日記はここで書けません。続きはまた。
あー、疲れました。相変わらずの長文駄文で申し訳ないです。
追伸:今回の長崎旅はマイカーで行きましたが、長崎到着初日に旅館の駐車場で車をこすってしまいました。同乗者から同情されるというつまらないダジャレにも全然笑えませんでした。
この数日後には新しい車に変わるのに。長崎の道って狭すぎて嫌いです。坂道多いし。今後は絶対に電車で行きます。
結局下取り値段が3万円下落しましたとさ。
とほほ。