台風来てます。明日は思いっきり上陸しそうです。停電対策しときましょうね。クリニックが停電すると電子カルテ全てストップです。仕事になりません。自転車こいで発電しますかね?
今回は息子とタコを買いに行ったときのお話。
平日の早朝に宇部港で小さな市場?が開催されます。魚市場でセリに出せないような小さな魚をおばちゃんたちが売ってくれます。もともと売れ残りの魚なので、ここでは値切り交渉が可能です。
最近息子はタコが大好きです。ということで、昨日の朝6時過ぎに目覚めた息子を連れてひとっ走り宇部港へ。
おばちゃんたちのコメントでは、朝5時から売っているため、いいものは早く来ないとなくなるとのこと。自分は5時に起きているけど、息子を起こしまで行こうとは思いません。寝起きの息子は本当に不機嫌ですからね。地雷を自分で踏むようなものです。こちらから起こせば大爆発します。
ここでは主に瀬戸内海で獲れた魚を売っています。シャコやレンチョウ、メゴチといった地元ではおなじみの魚に加え、ヒラメや車海老、ハモなども売っています。
実は宇部港を南に下ると佐賀関になります。大分と愛媛の境にある好漁場です。それにしてはアジやサバは見かけないですね。市場に行くんでしょうけど
しかし息子のお目当はタコ。特にタコのお刺身が大好きで、大人一人分をペロリとたいらげてしまいます。結構外見はグロテスクなのに、全然怖くないみたいです。結構早いうちからお刺身あげていましたから。
お目当のタコはすでに売れており、ブチ切れ気味の息子。父が一生懸命なだめて、美味しそうなイカを購入しました。
袋いっぱいに入れてくれた小さなイカ。おそらく20匹以上。おばちゃんと交渉して600円から500円に値切って購入。なかなかいいお買い物できました。それでもタコが買えなかったことを納得いっていない息子。
そんな息子に同情したのか、魚売りのおばちゃんが売れ残った小さな小さなイイダコをタダでくれました。
やや不満気味の息子でしたが、しっかり大事そうに袋を握りしめ、帰宅の途についたのでした。
かなりの数のイカを買ったため、夜にお料理してくれた奥さんは大変そうでした。やはりとれたてのイカだったので、小さかったけど味は絶品でした。甘辛く煮てもらったのが半分、ガーリックとバターでイタリアンに仕上げてもらったのが半分。どちらもとっても美味しかったです。息子は小さなタコを茹でてもらった後にお刺身に。父と半分この約束だったのに息子が全部食べてしまいました。本当にタコ好きです。
昨日のリベンジとばかりに朝6時過ぎに起きてきた息子を連れて宇部港へ。息子の強い希望です。
またまた魚を吟味しながら歩き回る息子。幸いにも超巨大タコが1匹残っていましたが、値段が高くて父尻込み。
横のおばちゃんが小さなタコを「5匹で500円でいいよ!」ってサービスしてくれたから、そりゃお得と思い、そちらを購入しようとしたら激怒した息子。あの巨大タコをどうしてもゲットしたいようでした。
一人で横のおばちゃんの前に移動し、大きなタコの前にじーっと立ち尽くす息子。魚売りのおばちゃんや漁師のおじちゃんはそんな息子をみて大爆笑。
結局根負けした父は、小ダコの3倍の値段のお金を支払い、巨大タコを購入したのでした。
おばちゃんに墨袋をとってもらい、前のお客さんがいらないって置いていったタコの卵もサービスでもらい、完全ご満悦の息子。
巨大タコはかなりの重量だったのに、「あっくん自分で運ぶ」と、必死にタコを抱えて車まで。本当に嬉しかったんでしょうね。前日の小さなタコとは大違いですからね。
こうして息子は見事前日のリベンジを果たしたのでした。なかなかの根性です。それにしてもそんなにタコ食べたい?異常な執着心です。
自宅に持ち帰って、奥さんに塩もみしてもらったタコを見て改めてビックリ。頭部を切り落としてもまだこの大きさです。まな板いっぱいです。
タコは冷凍がきくので、これでしばらくタコに困ることはありません。息子も大満足でしょう。
実際に生きて動いているところから、料理するところまでしっかり見学できるので、まさにこれこそ食育。
息子と父のワガママで連日奥さんにご迷惑をおかけしております。でも嬉しそうに台所を眺めている息子を見て、妻も自分も幸せを感じました。
気軽に生きた大タコを買うなんて、田舎ならではの楽しみ方でしょうね。田舎万歳!
追伸:親バカ投稿の続きです。左の絵は息子が描いたものです。左は気球、右は猫だそうです。
なかなか派手でシュールな色使い。猫の下に書いてある緑のゴニョゴニョは、息子からのメッセージです。
「お父さん大好き」って書いてあるそうですが、それに喜んでいたらつかの間、別の日に聞いてみると違うコメントが。息子も自分の書いたゴニョゴニョ文字は正確に読めないみたいです。