毎日猛暑で辛いです。早く秋が来ないかな。
せっかくなので最初は熱い話題を。
ついにパリオリンピックが始まりました!
金メダル第一号は女子柔道48kg級の角田選手でした!もともとは一つ上の52kg級の選手だったそうですが、この階級には絶対王者阿部詩選手がいます。あえて階級を下げて、31歳で五輪初出場。そしてこの階級では谷亮子選手以来、40年ぶりの金メダルだそうです。
彼女の得意技が「巴投げ」ってのが渋い!もともと大柄な選手なのでリーチが長いのは有利だと思いますが、巴投げから寝技に持ち込んで、腕十字でケリをつける。まさに戦い方は総合格闘技さながらです。阿部選手も何度も彼女に負けたそうです。ヘビのように腕に絡みつかれて負けるそうです。うーん、かっこいい!
皆さん、熱い夏に日本選手を応援しましょう!やはり女子レスリングと柔道に期待してます。
今回は49歳中年初老おじさんの私が、最近の話題について、江頭さんばりに一言物申したいと思います。砂川2:50です!結構文句が多くなると思うので、気分を害する人もおられると思いますがご勘弁を。
まずは電気自動車EVに関する意見から。
私はずっと前から「電気自動車が普及するには30年くらいかかると思うよ」って言ってました。そもそも電気充電スタンドの少なさが問題で、特に地方では壊滅的です。こんな田舎にも、まだガソリンスタンドはたくさんあります。
さらに言うと、電気自動車の信頼性の低さです。
今のご時世、ガソリンエンジンが一番!とは言いませんが、100年以上の歴史があるガソリンエンジンの車に対し、まだまだ歴史の浅い電気自動車が、しかも歴史の浅い新しい会社で作られ、それを全世界に普及させることに無理があります。予想通り、発火事故やマイナートラブルが多発しており、日本人が最も大事にしている「信頼性」がないんです。
電気自動車で世界を席巻したテスラでさえ、昨年度の売り上げは45%ダウン。新もの好きのセレブたちの購入意欲が一旦落ち着いたのが原因だと思いますが、理由はそれだけはないような気がします。
只今必死になって電気自動車を作っている会社を見渡してみると、自動車開発でずっと後手に回っていたマイナーヨーロッパ車メーカー、昨年世界で最も売れた中国のBYD、日本からすぐに撤退した韓国のヒュンダイなどなど。どこも日本では人気が全くありません。
彼らには最大の弱点があります。彼らは我々日本人が当たり前のように思っている「壊れない車」をまだ作ることができないんです。さらにはバッテリー性能の劣化問題も、耐久性も、まだ長期データが揃っていないため評価できず、次の車に買い換える際の下取り額も超絶低いです。まだまだドイツ車、日本車、アメリカ車の長い歴史があるメーカーの方が信頼できます。
さらに電気自動車には最大の弱点があります。前述した、電気ステーション問題です。
インフラが整いつつある都会はまだいいですけど、田舎山口で電気スタンドってどれくらいありますか?この辺りでは利用されないため撤去され始めた充電スタンドもあります。
仮に1回のフル充電で300km走る完全電気自動車があるとします。その車でかなりの距離を走る旅をする際、どこかで数回は充電しないといけません。急速充電に対応していない車や、急速充電設備のないスタンドであれば、2、3時間充電したとしても容量の半分くらいしか電気が溜まりません。
そこに後続車が充電待ちで並ぶ姿を想像してください。自分より前に2台が先に待っていたら、自分の順番が来るまで5時間くらいかかります。そんな長時間待てますか?ガソリンスタンドなら5分で終わります。ガソリン車やハイブリッド車であればとっくに目的地に到着しています。
別に電気自動車を馬鹿にしているわけではありません。本気で普及させたいのであれば、田舎山口でもガソリンスタンドの3倍くらいの数の電気スタンドを作らないとダメです。そんなお金、誰が出すんですか?
ここで数年前に豊田章男社長が言ってた言葉の意味がよくわかりました。
少なくとも今の現状を鑑みた時、電気自動車が救世主になることはありません。ヨーロッパ諸国も徐々にそのことに気づき始め、電気自動車の販売台数が頭打ちとなり、ハイブリッド車が再び売れ始めたそうです。しかし一度「電気だ!電気だ!」と騒いでしまった以上、簡単にはこの事実を認めることができず、車の購買者が現実的な選択をしているだけって感じです。
繰り返しますが、私は電気自動車に対し大反対しているわけではありません。ただ、電気自動車が世界で一番だっていう根拠の薄い騒ぎにうんざりしており、今はまだ現実的でないことに怒りを感じているだけです。田舎にいれば尚更です。県内の至る所に充電ステーションが出来るまでは絶対に普及することはないでしょう。
今のところ、最も効率が良いのはハイブリッドであり、さらに言うとPHEV(プラグイン・ハイブリッド)が現状で最も優れた燃料効率車だと思います。
ちなみにハイブリッド車の乗り心地もちょっと苦手な私。昭和生まれの原始人ですから。
せっかくなら最後の巨大ガソリンエンジン車(コルベットとかカマロ)を買ってみようかなって思う非国民の自分です。
お次に日本経済に目を向けてみましょう。
日本は現在記録的な円安で苦しんでいます。この原因の大元はアメリカの凄まじいインフレに対し、高金利政策をとっており、金利の高いところの通貨を運用する方が利益が出るため、ドル人気が高まっていることが一番なんですけど、それだけではないと思います。
冷静に考えてみてください。円の価値が下がっていると言うことは、日本の経済力、産業力、国際競争力がものすごい勢いで低下し、世界の人々が「日本円」の価値を低く見始めたということです。
ちょっとした金利政策や国費投入で一時的に円高に誘導させていますが、長い将来を見据えた時、日本円の価値ってもっと下がっていると思います。と言うことは、1ドル180円くらいになる時代がすぐ近くまで迫っていると言うことです。いや、200円台を突破するかもしれません。
円安になって最も困るのは我々一般庶民です。だって食料自給率が極端に低い日本は、いろいろなものを海外からの輸入製品に頼っているのが今の状況です。輸入製品に頼りまくっている我々の生活において、円安って単純に物の値上げ、物価上昇に直結してしまいます。今時、500mlのペットボトル飲料を購入したら180円くらいかかるし、アイスをコンビニで買っても170円くらい取られます。
海外に輸出を出来る企業はボロ儲けです。特に自動車産業なんてものすごい利益が出ていると思います。ただ、最近は円高時代に海外工場など作ってしまった企業も多く、さほど甘い蜜は吸えていないようですけどね。
単純に物価が上がり続けていることが国民へのダメージに直結しています。
では賃金を上げればいいんじゃない?って考えるのが日本のバカな政治家たち。
最低賃金をものすごい勢いで上げまくっている政府の政策。収入が増えることはとてもいいことですが、賃金を払う側の経営者の視点からすれば、この政策は大打撃です。
ただでさえ労働人口が減っており、人件費が高騰し続けている現状で、最低賃金のみ上げていこうとすると何が起きると思いますか?
それは「企業の倒産」です。
実際に、人手不足による企業倒産数がものすごく増えているそうです。
円安の影響で苦しんでいるのは国民だけではありません。仕入れ代金や燃料費の高騰など、企業でもコスト増に苦しんでいるんです。
バカ政府はすぐに「国民目線で考えました」って言うけど、最低賃金が上がって、さぁ働くぞ!って思った時に、働ける会社が激減しているんですよ。結局それが回り回って我々一般国民の首をじわじわとしめている事実に気づくべきです。政府がすべきなのは、国民の所得アップと並行して、企業に対して減税などの優遇政策を並行して進めることです。そうしないと、いずれ共倒れします。
まぁ、私は経済に関して素人ですから、もっと奥深い議論をすべきなのかもしれませんが、私の思うことはこんな感じ。
さらに言うと、配偶者控除や社会保険料などで問題になる「130万円の壁」です。
物価が上昇し、最低賃金も上昇し、皆さんの労働意欲が高まっているにも関わらず、バカみたいな壁が存在し、扶養範囲で働きたいから年収は130万円まで。このバカみたいな古い法律が残っている状況で何が起こっているか。それは「働きたくても働けない壁がある」と言うことです。
ほんと馬鹿げてます。この130万円の壁をぶっ壊し、せめて200万円くらいまで上げてもらわないと意味がありません。雇用者はもっと働いてもらいたいけど、社会保険料や配偶者控除のことを考えると、労働時間の短縮を余儀なくされ、結局は相対的な人材不足に陥り、もっと働きたいと思っている人にとっては、働きたいのに働けないと言う、負のスパイラルに陥ってます。
日本政府はずっと迷走しておりますな。
続きまして、子供会問題。私の住んでいる地区は山陽小野田市で最も世帯数が多い場所であり、当然子どもの数も多いです。子ども会の役割って結構大きく、自治会との協力や小学校の登校班のメンバー決め、ラジオ体操といった地元イベントの準備などなど、いろいろな仕事があります。当然その役割の責任を担う幹部が必要なわけで。毎年5年生の親御さんが会長など引き受けるのが通例となっています。
ただ、共働きが当たり前になったこのご時世で、役員などやりたい人がいるわけもなく。そこで起こっている悲しき事件があります。それは子ども会からの退会問題です。面倒臭いから子ども会と関わりを持つことをやめる、そして退会サヨナラ。各家庭の問題だから文句を言うことはできません。でも、少なくとも子どもの意思ではありません。
自分の住んでいる地区はまだなんとか維持していますが、隣町の子ども会がこのたび消滅したそうです。
結構な人数の子どもたちがおり、ドッチボール大会でも優勝争いするくらい大きな子ども会でしたが、新興住宅地ということもあり、役員をやってくれる方がいないのが一番の理由だと思ってます。
近くのマンションの住人たちなんて、そこの住民投票の結果、自治会にも所属しないという結論に至ったそうです。
確かに面倒臭い仕事が多いし、働いている皆さんにとって苦痛であることは理解しています。
でもふと不安に思うこと。
地域の繋がりってどんどん希薄になってきており、隣人の顔や素性もあまりわからなくなってしまう時代がやってきたという恐怖です。
ちょっとだけでもいいから地域の繋がりを持って、困ったときはお互い様って支え合う気持ちを持つべきだと思います。
ちょっとした愚痴ですが、最近引っ越してきた方も近所への挨拶など当然なく、顔を見ても向こうからは何も挨拶なしです。こちらはそれを無視して大きな声で挨拶しますけどね。古臭い考えを持ったうるさいおっさんって思われているでしょうけど。
ゴミ捨てのマナーも最悪で、生ゴミなんかを夜中に捨てるもんだから、朝方にカラスが袋を破ってゴミをあさり、道中にゴミが散乱してました。この道は登校班の通学路のため、私も何度かゴミ拾いをしましたが、あまりにも回数が多くて腹が立ったので、自治会長にお願いしてアルミ製のゴミ収納ボックスを設置してもらいました。指定されていない袋に生ゴミを入れて捨てることもあり、当然収集業者はそのゴミは放置して去ります。そして異臭が周囲に漂うという辛さ。地域に住むということは最低限のルールやマナーを守るべきです。あ、愚痴でした。
もう子ども会も自治会も未来は真っ暗でしょうね。今の時代に即した、新たなコミュニティーのあり方を検討すべき時代になりました。
なんだか今回は愚痴だらけになってしまいました。
最後は明るいニュースを。
パリ五輪のサッカー日本代表チームが頑張ってます。
予選初戦のパラグアイ戦で2ゴールを挙げた三戸選手は宇部市出身です。さらに言うと、彼の父親は私と歳が同じで、しかも同じチームでバスケしていた友人です。
最近は息子のサッカーで忙しくて彼もバスケが出来ておらず、全然会っていませんが、友人の息子が世界レベルで大活躍している姿をみると、私もこんな小さなことで愚痴愚痴言うことなく、もっと大きな心で地域貢献すべく努力しようと思いました。
今思っていることはまだまだありますが、愚痴がさらに増えるので、この辺でやめておきます。
49歳おっさんの戯言でした。
追伸:バイデン大統領の撤退の1番の理由が「老害」って言われてます。ライバルトランプさんも79歳ですから大差ないと思いますけど。
確かに80歳過ぎれば思考能力の低下、体力の低下など、様々な問題に直面するし、そこの部分ばかりクローズアップされるから、さらにイメージが低下してしまいます。
しかし彼のこれまでの人生経験や政治家としての経験、世界に対する信頼度など、年齢だけで推し量れない大事なものもたくさんあるはずです。ただ若いから良いって考えはちょっと危険を伴う気がします。
この「老害」ってイメージを強く打ち出している報道のあり方に問題があると思います。
車の逆走による事故とか、子どもの列に高齢者が運転する車が突っ込んだとか、この「老害」を前面に押し出した、偏った報道。認知能力が低下してきているからって理由を皆さんに植え付けていますが、その何倍もの数の事故、痛ましい死亡事故を引き起こしているのは健全な若者たちや我々中年です。高齢者だけが全ての事故の加害者になっているわけではないんです。
これって発達特性を持った方が大きな事件を引き起こしたっていう報道にもよく似ています。発達に関してハンデキャップを持った方が、包丁を持って施設に乗り込んだって事件を聞くと、報道の仕方もあって「やっぱりね」って話に結びついてしまいます。それでは、発達特性を持った方々は皆犯罪を起こすのか?ってことです。この何百倍もの痛ましい事件の加害者は、何の発達特性も持っていない方の犯行です。
そんな曲がった報道の仕方では、世の中の差別がどんどん助長されてしまいますよね。
今こそ正い情報を正しく理解する「リテラシー」って力が大事になってきました。
日本の政治家には明らかに老害って思う人はいますけど。
これ以上は語りません。