徒然草

どうなる?車の未来は・・・

新型コロナウイルス感染流行の第五波のまっただ中です。山口県も徐々に増えつつあります。医療体制の逼迫状況はいかがでしょうか?

そんな中、ついに山口県も時短営業の要請が出ました。8月30日から2週間です。

営業時間は20時までで、お酒類の提供は19時までとのこと。普通は19時から飲み会開始が多いのに、19時までって実質居酒屋さんは閉めなさいってことと同じだと思います。逆ギレして15時から飲む人も出てくるかもしれませんけど。

今の感染状況なら仕方ないと思うけど、心配なのは12日で無事終了となるんでしょうか?今の感染者は時期から考えてお盆期間の移動によるものだと思います。その後皆さんが自粛していれば徐々に感染者は減り、ワクチン接種もゆっくりだけど進めば明るい未来が見えるかもしれませんが、今のところお先真っ暗です。楽観的なのは菅首相のみでしょう。

田舎山口では県外からの持ち込み事例が多いとのことで、新幹線がくる新山口駅や徳山駅、宇部空港や岩国空港で無料PCR検査を実施しております。対象者は限定されていますが、早期発見には良いことだと思います。

もっと気軽に街中でPCR検査ステーションみたいなものが山口にもできるといいですね。都会と同じように二千円くらいで実施すればいいんじゃないでしょうか。

 

今回は久しぶりの自動車談義です。興味のない方はスルーしてください。車談義が始まると絶対に長くなってしまうので、マニアではない人は最後まで読まない方がいいです。筆が止まりませんから

まずは喜ばしい話題から。

日産の名車、フェアレディZが超久しぶりにフルモデルチェンジを行います。このご時世でスポーツカーのフルモデルチェンジって嬉しいですよね。TOYOTAとSUBARUで共同開発された86&BRZも今秋にフルモデルチェンジします。これまた嬉しい話題です。

実はZって日本以上にアメリカで大人気なんですよね。まずはアメリカ、ニューヨークで発表し、先行販売もアメリカから。日本には数ヶ月遅れて導入されます。

エンジンはV6で3リッターとのこと。400馬力越えのモンスターマシンです。しかも嬉しいことに6速マニュアル車もあるそうです。こんなでっかいエンジンをマニュアルで操作できるなんて、マニアからすればたまりませんね!でも問題はお値段です。400万円代からって噂ですけど、今の車価格高騰の時代。600万くらいの値段がつきそうな予感がします。

ここで一つ、大きな疑問があります。2030年に向けて二酸化炭素をガンガン減らしなさい、ガソリンエンジン車はヨーロッパではもう販売させません、などといった規制がどんどん強化されているこの時期に、こんな古典的な内燃機関を持った車を大々的に売り出すのって、ちょっと時代と逆行した逆ギレ販売だと思いませんか?

せっかく世界に誇る名車なので、あえて日産のイメージを向上させるような驚きのエコエンジンを搭載して発売すれば、たとえ売れなかったとしても未来に対する日産の強いメッセージを残せたのでは?と思う私。ハイパワー&エコロジーなんて素敵な響きだと思いません?ゴーン氏の事件でイメージダウンしている日産だから、なおさらイメージアップ戦略が重要ですよ。

まだ実車は見ていないけど、こんな素敵なスポーツカーは一度は乗ってみたいものです。2シーターってのが家族思いでないけど。

それとは逆に悲しい話題も飛び込んできました。HONDAの技術の全てを注ぎ込んだスーパーカー、NSXが製造中止になるそうです。この車はV6ツインターボエンジンに加え、3機のモーターを備え、いわゆるハイブッド・スポーツカーとして大々的に売り出したにも関わらず、売り上げはさっぱり。走りもイマイチだったみたいです。何よりもそのお値段が異常なほど高額でした。国産車にも関わらずなんと2000万円超え。そしてこの度、NSXの最終モデルとして限定発売される「タイプS」は2794万円でごわす。

ものすごい高性能だと思いますが、そのお値段を出すならポルシェやらフェラーリやらアストンマーチン、マクラーレンなどが買えます。私ならポルシェ911ターボを買うと思います。当然買えませんけど。

それにしてもHONDAってメーカーは時代を先取りしすぎていつも大失敗を繰り返しています。

多人数乗車できる車だって「走り」は大事だぜ!と、ミニバン業界に「走り」の要素を持ち込んだ初代オデッセイ。スライドドア全盛のミニバンにあえてヒンジドア。それでも人気を博した名車となりました。私のように「走り」を諦めていない家族車を欲しがるおっさんが数多くいたってことです。

それでも時代の流れに逆らえず、あるモデルからスライドドアを採用。それでもまだ「走り」にこだわり低床フロアなどの技術を盛り込んで走りを捨てなかったオデッセイ。今回も派手なマイチェンしたにも関わらず、アルファードの牙城を切り崩すことができないまま製造中止となってしまいました。自分もいつかオデッセイを購入しようと思っていたのに。ミニバンにしては天井が低いのが仇となったのか?2列目、3列目の広さはアルファードより遥かに広大なのに。

妻の車としてオデッセイも考えたけど、やっぱり女性が運転するにはちょっと大きすぎ、スーパーやコンビニに行くときにちょっと不便だろうと思い、HONDAのステップワゴンにしました。

ステップワゴンには後ろドアが半分だけ横開きになる「わくわくゲート」が付いており、これが本当に超便利で我が家では重宝しております。しかし世の中にはあまり受け入れてもらえず、次回モデルからはこのわくわくゲートは廃止になるそうです。

トヨタの車は出たもの全てバカ売れで、ホンダの車はだいたい途中でコケるってのが最近の日本の自動車業界の流れです。

別にHONDA贔屓しているわけではありませんが、見た目よりずっと中が広く、可愛らしい顔つきのフィットはあまり売れず、オラオラ顔でいかつく、中もそれほど広くないヤリス(昔のヴィッツ)が売れており、時代の流れを読み間違ったHONDAの敗戦となりました。

それを思うとTOYOTAのマーケティング・リサーチ能力は凄まじいですね。

ちょっとしたキャンプブーム、アウトドアブームが始まった矢先、カーマニア、カー変態の私が「こんな車、誰が買うんだ?中途半端なコンセプトがダサい!」と酷評したC-HRやライズがバカ売れ。時代を読み間違っていたのは私でした。

さらにトヨタの新車ラッシュは続きました。

ヤリスのSUV、ヤリスクロスや新型ハリアーは飛ぶように売れております。ハリアーなんてかなりの高級車なのに、同じ高級車アルファードと共に、国内売り上げランキングトップ10の常連となっています。

もはや日本の自動車業界はTOYOTAの独壇場になりつつあるのがちょっと心配な私。

余力があるもんだから、ちょっとニッチな世界を繰り広げるFjクルーザーや日本唯一のピックアップトラック、ハイラックスを発売することもできるんですよ。こんな狭い日本で、こんなバカでかいピックアップを誰が買うんだろう?(実は私、このハイラックスがちょっと欲しいなって思ってます)

三菱も日産も王道の車はTOYOTAに対抗できないため、SUVやプラグインハイブリッドなど、ピンポイント攻撃で車を開発するしかありません。

今や王者に抵抗している気合の入ったメーカーはHONDAしかありません。

私はこの度、HONDAの大きな弱点を見つけました。それは価格設定です。

今回新型が発表されたHONDAの昔ながらの伝統車、シビック。昔のような軽量で爽快なイメージはなく、本格的な車として出てきました。形はハッチバックなんですけど、雰囲気はセダンそのもの。驚きはその価格。高級グレードがなんと350万円くらい。かつてのシビックを知っている世代からすれば、「え!シビックが350万円?」って思ってしまいます。豪華装備てんこ盛りみたいですけど、その値段出すならTOYOTAのカムリが買えます。しかも今回のシビックが搭載しているエンジンは1.5リットル。この値段出すならせめて2.5リッターくらいあってほしかった。ターゲット世代ってどこなんでしょう?

昔のシビックって安くて速いイメージの車だったし、世界に衝撃を与えた初代シビック・タイプRなんて200万円くらいで買えました。

今のタイプRは500万円を越しております。もはやホンダの車が若者の手が届くレベルを遥か超越しており、かつてF1レースでマクラーレン・ホンダとして大活躍していた頃のイメージが全く変わってしまいました。あ、今のホンダF1はレッドブルと組んで絶好調です。

ちょっと前まで大流行していた「都会派SUV」の代表格CRVも400万円近いため全く売れておりません。いい車なのに。

で、かつてで都会派で売れていたRAV4がまさかのワイルド系に転身。この新しいコンセプトがまたバカウケして、RAV4は飛ぶように売れております。うーむ、ここでもホンダ惨敗。

かつてHONDAには面白いSUVがありました。

「クロスロード」と「エレメント」です。特にエレメントは今のアウトドアブームのコンセプトにどハマりしており、両側観音開きドア、しかもサイズがやや大型で荷物もたくさん積載できる、まさに「今時の車」って感じなのに。同じコンセプトでエンジンを載せ替え、2リットルのハイパワーハイブリッドで出せば絶対に売れるはずです。間違いありません。時代を先読みしすぎてコケた代表的な車です。

実はHONDA、ときにはスマッシュヒットする車を出してきます。

最近発売された新型ヴェゼルが大好評です。

最初見た時はフロントがMAZDAのCX5、リアがTOYOTAのハリアーそっくりじゃん!ってツッコミを入れたくなるようなデザインに見えましたが、実車を見るとよくできています。おしゃれでかっこいいです。内装もシンプルでスッキリしており、今時のゴテゴテした内装と違って、これもまたオシャレ。

やはりHONDAの開発する車って打率は低いけど、当たると特大ホームランって感じで、面白いメーカーです。

HONDA車の中のキワモノの一台もご紹介。

エディックスって車を覚えていますか?なんとこの車、横並びで3人がけ、2列で六人乗れるという超珍しい車でした。コンセプトは最高なんですが、如何せん外観がかっこ悪かった。今の衝突安全基準を満たすことが構造上難しいだろうから、この車が再販されることはないでしょう。でも我が家の今の状況であれば楽しく乗れる車だろうけど、チャイルドシートってつくのかな?こんな面白い車を出すアイデアってHONDAの開発陣しか思い付かないでしょう。少なくともTOYOTAの真面目スタッフには無理です。

王者TOYOTAはまだまだ容赦なく刺客を世の中に送り出してきます。

世界中で売れている伝説的な車、ランドクルーザー(通称ランクル)が300型となって発売されました。砂漠での走破性が素晴らしく、中東の石油王がこぞって買い求める素晴らしい車です。しかもレクサスブランドから高級SUV業界に殴り込みをかけるレクサスLQも近いうちに発表されるそうです。高級SUVジャンルって外車しかなかったので、ランボルギーニ・ウルスとかベントレー・ベンティガとかメルセデスベンツ・Gクラスに対抗できる車がレクサスから出てくると面白いですね。絶対に買えませんけど。

ここまで書いたらわかると思いますが、私はTOYOTAの車が嫌いです。人生初のマイカーだったカリーナEDは素晴らしかったし、代車で借りたマークⅡやハイサックスサーフも最高でした。でも今は他の車メーカーを応援したいです。TOYOTAの独壇場ってのが面白くない。他の面白いメーカーがなくなってしまうのも忍びない。ということで最近はMAZDA、HONDA、SUBARUの車しか買っていません。

でも私、本音を言うとレクサスに一度乗ってみたいんですよ。TOYOTA系列の高級車ですが、いつの日かレクサスが私に似合う車って思われるようなダンディーなおっさんになったら一度はハンドルを握ってみたいと思います。

買うなら絶対にレクサスLCと決めています。

あと10年くらいしたら本当にガソリンエンジン搭載車は販売できなくなるのか?これまで100年以上も使ってきた内燃機構です。そう簡単に電動自動車に置き換わってしまうほど甘っちょろい世界ではないと思います。真面目に車を開発してきた日本、ドイツ、アメリカ。独特の車文化が根付いているイタリア、イギリス、フランス、ロシア、インドなどなど。よほど画期的な燃料源、動力源が開発されないと完全に置き換わることはないでしょう。

映画「バックトゥーザフューチャー」の未来型デロリアンのようにゴミ残飯が燃料源として使えるといいですよね。

新興国(特に技術レベルの低い中国)にはこれまで培ってきた技術がないのですぐに電気自走車に飛びつく。果たして車だけが二酸化炭素を排出している悪者なんでしょうか?電気自動車を作る工場だって、その動力源を支える火力発電所だって二酸化炭素を垂れ流しているんですよ。車だけを悪人にして欲しくないです。

楽しい車がなくなってしまう前にどんどん車を乗り換えないといけないですね!まだまだ運転が楽しそうな車が発売されているうちに!(妻は到底理解してくれないでしょうけど)

で、車ネタの最後のオチは毎回、毎回いつも同じ。

「そうだ、宝くじ買いに行こう!」

(車ネタは毎回長文になってしまいます。申し訳ございませんでした。)

 

追伸:ロック界の大御所、ローリングストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツさんがこの世を去りました。

58年間もミック・ジャガーたちの後ろでバンドを支えてきた超絶シブい、いぶし銀のドラマーでした。かなり高齢化したメンバーたちなので今後も心配です。

大学時代、福岡ドームで開催されたローリングストーンズのドームツアーが開催され、前から2列目のものすごい席で一緒に燃え上がったことが懐かしいです。

エアロスミスやメタリカなど、世界に名だたるバンドメンバーが、いつの日かこの世からいなくなることを想像したくありません。

彼らの残した音楽は永遠に語り継がれていくことでしょう。