徒然草

東京五輪を振り返って

台風がいくつも発生しております。今回は久しぶりの上陸。規模は小さかったけど、上陸時間がちょうど満潮時刻でしかも大潮。スマホで高潮警報がじゃんじゃんなってました。大雨だけで済んで良かったです。

まずはちょっと悲しい話題から。

私が応援しているロックバンド、BABY METALがコンサートを封印するそうです。これからしばらくは開催しないということです。彼女たちのコンサートは派手なパフォーマンスで物凄く盛り上がります。WOWOWでいつも録画してました。

ま、このコロナ禍だから仕方ないかな。「解散」を宣言されたわけではないので、1ファンとしてしばらく待っておきます。コロナ騒動が落ち着いたらいつの日かコンサート会場に足を運ぼうと思います。チケットが全然取れないみたいですけどね。

 

今回は無事(?)終わった東京五輪の総括話です。

新型コロナ騒動で開催すら危ぶまれていた東京五輪が終わりました。歴代最多のメダル獲得数で、金メダルの数も過去最高数でした。これもアスリート達が頑張ってくれたからです。選手に感謝、感謝ですね。数々の感動をありがとうございます。

「全体反対!」って騒いでいた軍団も、いざ五輪が始まり、そして日本選手の活躍するニュースが入ると、急に豹変して大喜びする始末。なんだか違和感ありました。

ま、そんなことはどうでもいいんです。今回は自分が心打たれた数々のシーンを厳選してお伝えいたします。

まずは女子ソフト。前回優勝した北京大会から一旦消えてしまったソフトボールが今回臨時復活しました。ここまでずっと尽力していたエース上野選手が最後の最後まで大活躍。彼女はもう39歳ですよ。まさに日本ソフト会のレジェンドです。上野投手の存在を脅かす若手が出てきていないのも気になりますが、アメリカで先発したオスターマンも北京五輪の時に見かけた選手です。これからはチームの若返り、世代交代が必要ですね。

決勝戦で見せたショートの超絶スーパープレー。バッターの調子を見て、あえてサードよりに守備位置を変更し、そしてサードライナーを弾いたところでスーパーキャッチ。そして見事ダブルプレーを成し遂げました。まさにこの素晴らしい守備が金メダルを引き寄せたスーパープレーになったのは間違いありません。

次回大会からまたソフトボールは消えてしまいますが、上野選手の魂を受け継いだ後輩達がこれからも頑張っていくことだと思います。

お次は女子バスケ。

準々決勝のベルギー戦から奇跡は始まりました。予選リーグ突破するだけでもものすごいことだったのに、まさかの強豪ベルギーを大逆転勝利で下した日本。残り14秒で3点シュートで逆転。まさに漫画「スラムダンク」の世界そのものです。

大会前に大エースだった渡嘉敷来夢選手が大怪我で代表を辞退したことから、ゴール下を支配する大きな選手がいなくなり、長距離シュートの重要性をさらに感じたみたいで、どの選手も3ポイントシュートを練習していたそうです。

勢いそのままに、これまた強豪のフランスチームを撃破!この試合は圧倒的に支配した日本チームの完全勝利です。

この試合でも炸裂したのは3ポイントシュートです。最近のアメリカプロバスケNBAでも主流になっている3ポイントシュート。その中でも世界ナンバーワン3ポイントシューターと呼ばれている、ステフィン・カリー選手の3Pシュート成功率は40%台です。フランス戦の3ポイント成功率はなんと50%。ものすごい数字です。こうして最後までフランスを圧倒して勝利しました。

やはり最後に立ちはだかるのは王者アメリカ。

2メートルを超えた選手が日本の3Pを完全に警戒して徹底マークしていました。日本チームの平均身長は175cmくらいだったと思います。

王者アメリカには負けてしまいましたが、大方の予想を覆す銀メダル獲得。これまで暗黒の時代を過ごしてきた日本バスケ界に新たな光が差し込んできました。素晴らしい!

他にも素敵なシーンがたくさんありました。

レスリング界のレジェンド、伊調馨選手がパワハラ問題などでまともに練習できず、五輪代表から落選。その意思を引き継いだ若い選手達が大活躍して金メダルを何個も獲得しました。そのメダル授与式に素敵な着物姿で花束を贈呈したのはなんとあの伊調馨さんです。複雑な思いがあったと思いますが、素敵な笑顔で花束を渡しておりました。もらった方も感無量だと思います。だってレスリング界の伝説人物ですからね。

このシーンも感動しました。アメリカ選手が転倒して巻き込まれてしまった元銀メダリスト、アモス選手。

今回もメダルを期待されていたのに、巻き添えをくってさぞかしご立腹だろうって思ったら、相手選手とがっちり握手をしてくれ、さらにはその選手と一緒に大幅に遅れてゴールテープを切りました。

これこそオリンピックが平和の祭典と呼ばれる理由です。こんなこと誰にもできません。トップアスリートだからこそわかる、アスリート同士のリスペクト。このシーンは未来永劫語り継がれることでしょう。私もダイジェストで見て号泣しました。

言葉は通じなくても、心は一つ。まさにオリンピックの精神を見ることができました。ありがとうございます。

素敵なシーンだけではありません。金メダル確実と言われたバドミントン男子世界ランキング一位の桃田選手がまさかの予選敗退。

五輪前の事故で顔に大怪我を負ったこともあるし、何よりもこの大会に向けて調子をピークに持っていくことの難しさを知らされた彼の敗戦。

爽やかな笑顔の下には想像を絶するプレッシャーがあったんだと思います。

女子ダブルスの2人もメダル獲得できませんでした。このフクヒロコンビは世界ランキング一位のコンビです。試合前に靭帯断裂の大怪我を負い、そこから復活してきたばかり。東京五輪が予定通り開始されていれば怪我をする前に大会に出場していたのに。そのコンビに勝利した中国ペアもまた粋なことしてくれました。痛い足をかばいながら試合する日本コンビに、試合後、労いの抱擁。あの傍若無人軍団中国選手も彼女達をリスペクトしていた証拠です。素晴らしいシーンでした。

色々あった感動シーンの中で、私がもっとも大興奮して号泣したのはやっぱり野球です。

決勝戦の勝利直後、稲葉監督が泣いていたシーンを見て、監督がこれまでずっと苦労していたことがやっと成就したんだなって思い、思わずもらい泣き。

色々な批判もありましたけど、プレミア12も東京五輪も見事に優勝という形で結果を出しました。もしどちらかが負けていたらマスコミや張本さんから大バッシングを食らっていたと思います。これでようやく肩の荷が降りたと思います。これで勇退だそうです。稲葉監督、お疲れ様でした。そして数々の感動をありがとうございます。

野球大好きおじさんが今回の金メダルを獲得できたポイントを少し抜粋します。

まずは初戦のドミニカ戦でサヨナラ安打を打った坂本選手。今回は6チームのみの参加だったので、変速トーナメントが組まれました。何度か負けてもメダルに手が届くシステムです。

初戦の日本チームはガチガチでした。打線もチグハグ、投手陣もピリッとせず、ほぼ完全に負け試合でした。しかし9回の裏にドラマが待っていました。相手のエラーも絡んで同点になり、そして満塁の好機に坂本選手の打席がきました。なんと彼はここで初球からフルスイング。相手投手のデータも少なく、どんな球を投げるのか少し様子を見てから狙い球を絞るのがセオリーだと思いますが、まさかの初球で仕留めるという凄技。物凄く勇気のいることだと思います。この勝利で俄然日本が盛り上がりました。負けててもなんとかなる!っていう勝利の意識を植え付けた、ものすごいバッティングでした。

この「初球から狙う勇気」をもらった日本選手たち。準々決勝のアメリカ戦でサヨナラ安打を放った甲斐選手も初球打ち。準決勝の韓国戦で走者一掃のツーベースを放った山田選手も初球打ち。

見たことのない投手の初球を狙うって言う勇気を与えたのは紛れもなく坂本選手です。それくらい初戦のサヨナラ安打には大きな意味があったと思います。あそこで負けていたら金メダルに到達することはなかったのでは?

もう一つのポイントが若手投手の物おじしない性格です。まずは栗林投手。最後の胴上げ投手になった彼ですが、最大の見せ場は準々決勝のアメリカ戦で見せた、タイブレーク時の投球です。

延長に入ったらノーアウト1、2塁で試合が開始されるというタイブレークと言うシステム。前回はこのシステムでアメリカにトドメを刺される4失点を喫した苦々しい思い出があります。そんな中、アメリカの前に立ちはだかったのは栗林投手。しかも相手はアメリカのクリーンナップ。強打者が続く中、見事無失点に抑えた彼の気合満点投球がその後のサヨナラ勝ちにつながりました。10回裏のバント成功も大きかったですけどね。

もう一つすごかったのが決勝戦で見せた森下投手のインコース攻め。外国人選手って初球からブンブン振ってくるのが特徴で、しかも速球に強いと言われています。海外ではパワーピッチャーが多いですからね。そんな中、インコースギリギリにしかもストレートをズバッと投げ込み、そしてバッターが大空振り。そこに投げろとサインを出した甲斐捕手の強心臓もすごいけど、そこにドンピシャで投げ込んだ彼の素晴らしいコントロール。ボール1個分中側に入れば確実にホームランを打たれてしまう際どいコースに投げ分けた彼に感動。

もう一つ強心臓の投手が伊藤選手です。

国際試合ではお馴染みになった「韓国チーム監督のクレーム」。どんな試合でも必ず数回クレームを入れてきます。抗議内容が採用されたことはほぼないのに、毎回よくやります。負け犬の遠吠えって感じに見えて滑稽です。

伊藤投手がロジンバック(滑り止め)を使いすぎているから球が見えないってクレームでしたが、これは完全にルールの範囲内です。クレームは認められず。で、ここからが凄かった。まだルーキーで若い伊藤投手。このクレームの後に、すぐさまロジンバッグを触ってたっぷり滑り止めをつけてました。凄いです、この強心臓。しかも荒々しい投球が私好み。見事韓国打線を封じ込めました。

それにしても日韓戦ってイヤですね。日本、韓国双方とも野球を超えた政治的争いが見苦しいし、特に韓国の熱の入れようが半端なく、国際問題に無理矢理発展させようとしている小汚い戦術。野球ファンとして、強い韓国と真っ向勝負!って方が何倍もかっこいいと思います。

第二回WBCでイチローに打ち砕かれ、プレミア12の決勝戦と東京五輪準決勝でも山田選手に薄汚い野心を打ち砕かれたことを覚えておいてください。そして野球ファンに余計な心痛を与えず、ただ男と男として、国境を超えた一野球人としての真剣勝負を見たいものです。

決勝戦がアメリカで良かったです。マウンドに自国の国旗を立てるような民度の低いクソ野郎は野球界から去ってください。日本人も悪いと思います。安っぽい挑発に乗って炎上するネット業界。もっと素直に野球を楽しめないんですかね?売られた喧嘩を買っている日本の態度も大問題です。

やっぱり私は野球が大好きです。自国開催のプレッシャーを跳ね除け、そして見事金メダルを勝ち取った日本選手に心から「おめでとうございます」と言いたいです。メダル授与式の時、中日の大野投手が同じチームメイトだった木下投手が27歳の若さでこの世を去った直後だったこともあり、金メダルを天国の彼に見せたシーンも感動的でした。やはり日本野球の素晴らしさは、「謙虚で慎ましく、そして礼儀正しい野球精神」だと思います。

日本野球が世界一です!!

あ、興奮してしまいました。これからプロ野球も再開されます。楽しみは続きます。

開催前から色々と問題山積みだった東京五輪。コロナ感染拡大も歯止めが効かず、五輪騒動で気持ちが緩んでしまった日本国民も悪いと思います。私もその一人ですから。でもやっぱりスポーツってこんなにも人の心を揺さぶるんだなって改めて感じたのも事実です。

結果論だと思いますが、五輪開催できて本当の良かったと思います。

日本選手の方々、素晴らしき感動をありがとうございます!!

 

追伸:東京五輪成功の裏側では新型コロナウイウルス感染の爆発的流行が抑えられず、そしてやることなすこと全て否定され、もう信用がなくなってしまった菅内閣の支持率がついに30%を下回りました。危険水域と呼ばれる支持率30%を下回った内閣はほぼ全て退陣に追い込まれました。菅内閣崩壊も時間の問題かもしれません。ただ、彼の後継者育っていないのも事実。

石破さんも岸田さんも器ではないと思うし、河野大臣もワクチン行政失敗で知名度が落ちました。小泉進次郎なんてクリステルと結婚してから散々です。頭の悪さが国民にバレてしまいました。誰か救世主は出てこないですか?二階幹事長や安倍元首相は「菅さん続投支持」を訴えていますが、80過ぎた老害じいさんと、まだ裁判の渦中にいる腹黒政治家の意見がまだまかり通るのがおかしいと思いませんか。このタイミングでコロナ対策をしっかり取れるような新たな野党が登場すれば人気出ると思うのに。

一番嫌なのは、自民党がコケてまたあのどうしようもない首相や大臣を生み出した、暗黒の民主党時代が復活することです。仲が悪くて党名が何度も変わり、そして色々な政党ができましたが、その根幹は変わっておりません。小沢一郎や蓮舫が表に出てきたら本当に吐き気がします。

ここで政治的な発言は極力控えておりますが、選挙が近いのでちょっとだけ物申してみました。

誰かイキの良い政治家が現れ、自民党政治にお灸を据える人はいないんでしょうか?細川護煕さんのような人はいない?

(このブログは私の完全な個人的意見です。絶対に参考にしないでください。)