なんだかコロナ感染の勢いが衰えた?いや、これで気持ちを緩めるとまた再燃します。もうひと頑張りです。ただ、経済活動は徐々に再開すべきでしょうね。そろそろ限界が来ていると思います。保証もはっきりしないし。
ネット依存社会の今。やはり情報の拡散は恐ろしく、コロナ感染がらみの誹謗中傷が増えているらしいです。
お店の前に匿名で「自粛しろ!」と張り紙を貼り付けたり、コロナ感染陽性者の個人名や会社名を根拠もなく発表したり、あれやこれや。
ネット社会ではこれを「自粛警察」と呼ぶそうです。ただでさえ心身ともに疲労困憊しているのに、追い討ちをかけるような誹謗や中傷。匿名だからなんでも許されるとは言えません。それって立派な犯罪行為です。
勝手に自警団気取りで人の痛みを解らない奴らはコロナ騒動から生み出されたモンスターです。
ゴルゴ13のデューク東郷の名言シリーズにありました。
「非常時に最も危険なものは、危険そのものよりも、それを恐れる人間が起こすパニックだ」と。
まさにその通りだと思います。今こそ冷静になるべきです。なぜホットケーキミックスがスーパーからなくなるんでしょうか?なぜ一箱600〜800円くらいだった箱入りマスクが3000円前後で売られているんでしょうか??
なんだか矛盾だらけのご時世です。国からの10万円補助金が払われ始めると、まず間違いなくそれに絡む詐欺集団が蔓延するでしょう。
世の中が少しづつ狂い始めています。皆さん、気をつけましょうね(自分も含む)。節度ある行動を心がけましょう。
今回は釣り談義最終回です。
緊急事態宣言全国発令前の最後は向津具(むかつく)半島の久津漁港に行ってきました。私の最近のホーム漁港です。
前回のブログでもお伝えしましたが、数週間前に息子と一緒に釣り上げたあの巨大マゴチの感動が覚めやらぬ私。と言うことで、「2匹目のどじょう」を求めて再び行ってきました。
今回は寂しく1人釣行です。
マゴチはフィッシュイーターで、砂地に住んでいる魚です。このマゴチの生息域と同じで、しかもさらに獰猛フィッシュイーターは「ヒラメ」です。同じ時期、同じ場所で釣れると言うことは聞いていましたし、知人の話では、豊浦方面でルアーにヒラメがかじりつい釣り上げた情報を聞き、今回こそ、今回こそはヒラメを釣り上げるぞ!と気合を入れて行ってきました。
釣り好きあるある?ですが、前日から仕掛けの準備をしていると興奮してしまい、夜になかなか寝付けない体験をされた方も多いと思います。私もそうです。釣り前日はワクワクとドキドキで興奮して眠れません。
今年最大の目的はヒラメを釣ることです。
当日朝も目覚まし時計より1時間も早く目が覚め、夜中3時前には漁港に向けて出発しました。早朝覚醒は得意ですから。早朝と言うより真夜中ですね。
さすがに朝4時はまだ人が少ないかなって思っていたら大間違い。先客が数名釣りをしておりました。釣り人根性恐るべし。
自分の好きなポイントは空いていたので、そこに陣地を構え、まずは「泳がせ釣り」のエサとして絶対に必要なアジを釣り始めました。泳がせ用は比較的小ぶりなアジが適しています。30cmくらいの大物は必要ありません。
この日の潮の加減は悪くなかったのに、エサになるアジの食いが悪く、なかなか思うようにエサが集まりませんでした。
しかしここは通い慣れた久津漁港です。アジが釣れそうなポイントは他の釣り人を観察していたこともあり、だいたい分かっています。
そこのアジ釣りポイントで10匹ちょっとアジを釣り上げ、泳がせ釣りのメインポイントへ移動しました。
周りの人は青物狙いのルアーやイカ狙いのエギングをしており、泳がせ釣りをしているのは私含め数名でした。
ビビッと竿がしなるアタリはほとんどなく、時々仕掛けを巻いてみると、ズンって重みを感じ、アジや仕掛けのオモリだけの重量感ではありません。
ん?何?この感触は何?
リールを巻くと、仕掛けがグイッと引っ張られますが、走る様子なし。そしてまたリールを巻くとゆっくり巻けますが、重量感は持続しています。
果たして犯人は誰だろう?
犯人はこいつでした。前回の釣行で釣り上げたイカの写真ですが、犯人はコウイカでした。
今回は孫バリが付いていない仕掛けを使ったこともあり、イカはアジに噛み付いてはいるものの、針掛りしていないため、タモを入れて取り込もうとするとスミを噴射して逃げられます。
このイカとの押し問バトルがもう5、6回と続きました。
周りのエギングをしているルアーマンには全く釣れていないのに、私はアジの生エサを使っているためなのか、何度も何度もバイトしてきます。そして直前で取り逃がす。もう悔しくてたまりませんでした。
しかもイカ軍団はアジを頭から狙うため、エサとなっているアジは引き上げた時にはすでに息絶えており、エサとしての効果はもうありません。
チクショウ、イカの奴らめ。エギングしている方々に釣られればいいのに。私はあなたを狙ってここに来たのではない!
と言うことで、予想外の展開に困惑し、イカ用の仕掛けを持ってきていなかったことにめちゃくちゃ後悔しました。だって、コウイカに混ざって、結構な大きさのアオリイカも海面すれすれまで上がってきましたからね。当然、最後に逃げられましたけど。
こういったバトルが続く中、一度だけビビッとした強烈なアタリがきました。
釣り上げたのは、自分が二番目に釣りたかったお魚、マトウダイです。
一番釣りたかったのはヒラメ、その次がマトウダイ、そしてその次はマゴチでした。これは今のところ自分の中の「食べて美味しいお魚ランキング」の順番です。
前回釣り上げた50cmオーバーとまではいきませんでしたが、45cmの大物でした。取り込み直前にかなり大暴れして逃げられそうになりましたが、なんとか持ち堪えてタモ入れに成功しました。いつもなら助手の息子がいるのに、今回はあいにくの1人釣行。やはり優秀な助手は必要ですね。次回(緊急事態宣言解除後)は息子も連れてきます。
そして今回の最大の問題点は「イカ野郎対策」です。
実はイカってめちゃくちゃ美味しいので、逃したことを大後悔している私。ここはあえて生エサ仕掛けのイカ狙いということで、かなり前に一度だけ長崎県の上五島でしたことのある「ヤエン仕掛けイカ釣り」をしてみようと思いました。
ヤエン釣りはかなり独特な釣行です。
生エサをぶん投げて、イカが抱きついたことを確認した後、ゆっくりゆっくりと手元まで引き寄せ、そして糸をピンと張った状態にして、この「ヤエン」を投入します。
そしてイカにたどり着いたとわかったら、軽く合わせて先端の針にイカを引っ掛ける釣行です。
久津漁港に何度も来ていますし、エギを使ってイカ釣りをしている人も多いですけど、ヤエンを投入している人は見たことがありません。
大事な生きエサ「アジちゃん」を食い荒らすイカ軍団め!待ってろよ!次はヤエン攻撃だ!
ということで、ヤエン買いました。エサを加えたイカの大きさに揃えてLサイズとLLサイズを購入しました。
色々燃えてますけど、イカって食べたら本当に美味しいんですよね。特に新鮮なイカは最高に美味です。ゲソも美味しいし。
ここまでイカに対する怒りコメントを書いてきましたが、正直なところ、イカを釣りたいんです!そして美味しいイカを食べたいんです!
ごめんね、イカちゃん。今度こそ釣ってあげるからね!そして美味しく食べてあげます!
こうして次回の久津漁港攻略作戦を立てた矢先、県外からの釣り客があまりにも多いため、緊急事態宣言の最中、久津漁港は閉鎖されてしまいましたとさ。
ま、これも仕方のないこと。でも山口県民まで影響を受けるとは。
角島とか豊北の道の駅も閉鎖されてしまいました。
下関近辺って福岡から近いから、三密を避けるかのように山口に遊びに来るみたいです。山口県民が自粛しても県外からの訪問者が来れば同じこと。
大阪のパチプロが「次は山口遠征します!」ってニュースで話しているのを聞いて、「おいおい、勘弁してくれよー!」と、思わずダチョウ倶楽部ばりにツッコんでしまった私でした。
早くコロナ騒動が終息することを切に願います。
そしてイカが釣れる季節のうちにヤエンを投入できる日を心待ちにしております。イカ釣り話をお楽しみに!
追伸:あの有名な絵描き、バンクシー氏の最新作だそうです。
コロナ騒動で頑張っている看護スタッフに敬意を評して描いたみたいです。
これも1億円を超える価値があるのか?
芸術に対する造詣が全くない私。
頑張ったら私の息子でも描けそう。
あ、バンクシーさんごめんなさい。