新型コロナウイルス感染の話題で持ちきりの我が国。事態が収束する気配がまだありません。
そんな中、首相の爆弾発言炸裂!
言わんとしていることはよくわかりますが、あまりにも唐突すぎます。せめて1、2週間前に予告しておかないと、社会がパニックに陥ります。
共働きの家庭が急増した昨今、児の預かり先ってなかなかないと思います。そして卒業を控えた小学6年生、受験を控えた中学3年、高校3年生。突然発表したらどんな騒ぎになるか。文部科学省大臣は反対していたそうです。なんだか他国を意識した、存在感を出したいことありきで強引に舵を切った政策に見えてしまうのは私だけでしょうか?
息子一人、我が家で大喜びしております。
もしかしたら夏休みが減らされるかもしれないし、春休みの宿題もワンサカ出そうです。しかも不要不急の外出は控えないといけないし、人混みなんてもってのほかです。旅行にすら行けません。我が子たちは退屈しそう。そして妻が大変そう。仕事している私の方が気持ちが楽かも。
今回は突然何店舗も閉鎖した「いきなりステーキ」のお話です。
数日前のニュースで「いきなりステーキ」が業績不振で74店舗も閉店する事実が知らされました。
理由は色々あるみたいですけど、一番は行き過ぎた拡大路線だったみたいです。最近はこちらもで「ステーキ宮」も出来たし、似たようなお店が次々と出て来てますから。
当然、我が田舎山口の「いきなりステーキ宇部店」も2月末で閉店することになりました。
数年前にこのブログ内で書きましたが、宇部にこのお店が出来た時はちょっとしたパニックになるくらいの大行列でした。
ちょっとほとぼりが冷めたかなって思ったオープン2ヶ月後、しかも平日木曜日のランチタイムに行ったのに、30分以上待たされた記憶があります。こんなど田舎で30分以上も待たせるお店ってほぼ皆無ですから。
実際に初めて食べた時、やっぱりお肉って美味しいな!口の中いっぱいにお肉を詰め込む幸せ。しかも柔らかくて食べやすい。こりゃ繁盛するだろうなって思いました。
この感覚って何か思い出しませんか?
そうです。あの「マンガ肉」です。
はじめ人間ギャートルズで見た、マンモスのお肉を食べるあの姿。幼少期からずっと憧れていたあのマンガ肉を食べている気分になれます。
しかもお肉だと炭水化物制限ダイエットには最適だし、何よりも食べた満足感が半端ないです。カロリーは高いでしょうけど、罪悪感は少し低い感じがします。
いきなりステーキの経営が悪くなってきた話は知っていました。
社長自らがメッセージを書いたポスターを掲示したのは有名な話です。新たなステーキ文化を開拓した業績はすごいことですが、閉店に追い込まれるなんて、やっぱり企業努力が足りなかったのか、時代の先を読み違えたのか、この飲食業界の弱肉強食の波に飲まれ、自然淘汰されたような気がしてなりません。
東京にあって山口にないものってかなりの数です。いつもテレビで見てて「羨ましいなぁ。東京に行った時は是非とも行ってみよう!」と、いつも羨望の眼差しでした。
そんなお店が我が山口にもやってきた!そりゃ皆さん大騒ぎするでしょう。例に漏れず、私も大騒ぎしましたから。
ただ、山口県民の特性もあるんでしょうけど、熱し易く冷め易い県民性?なのか、このお店も2年経たずに閉店となってしまいました。実は私もオープンした時以来、ここには来ていません。そもそも我が家から車で30分以上かかる場所にありますから。
宇部店閉店の話を聞いてちょっと寂しくなった私。せっかくだから、木曜日の午後、妻の許可をもらって2度目の訪問をしてきました。まさに閉店間際です。
このニュースが広まったのか、ランチタイム時に行ったら満席状態。入り口で10分くらい待たされました。皆さんも名残惜しいんでしょうか。私のようなゴリゴリのごっついおっさん達の割合が異常に高かったです。
これからいきなりステーキにいけないと思ったため、気合い入れて500gステーキを注文しました。
見てください、このボリューム感!
なんだか「お肉食べたァ!」って言う満足感がすごかったです。ただ、自分が大好きなレアの焼き加減で頼んだこともあり、顎が痛くなるくらい噛み続けないといけなかったので、食べ終わりは少々疲れました。
単純に考えると、外に排出されない限り、私の体重は500g増加したことになります。しかもサラダとライス、お冷の分もプラスαあります。そう思うとちょっと怖くなりましたが、せっかくの機会だったから良しとしましょう。
いきなりステーキには「肉マイレージカード」があります。自分も作りましたが、ほとんどマイルが貯まることなく、宇部店の閉鎖となりました。
まだ山口県には山口市と下関にあるはずです。そこのお店が「74店舗閉店軍団」に含まれているかどうか知りませんが、怖いので調べることはしませんでした。
いつかまた、いきなりお肉が食べたくなったら、どこかのお店に行って、いきなりステーキを食べようと思います。
余談ですが、テーブルのコップの横にある水差しもどきに注目してください。お冷の横に置かれたこの容器。普通であれば絶対にお代わり用のお水が入っているとしか思わないでしょう?
しかしよーく見てみると、小さな文字で「ステーキソース」って書いてあります。初めてきた時、当然のようにこのステーキソースをお冷のお代わりと思い、コップにドボドボと注いだお話は前回も書かせていただきました。ということで、今回は間違えることはありませんでした。そういえば頻繁にお冷のお代わりを持ってくる店員さんが多かったのはこの間違いを防ぐためなのかもしれません。
自分なりに思った感想です。
東京では立ち食いスタイルが普通らしいですけど、さすがに山口ではそんなやり方は敬遠されます。ということで椅子に座って食べるスタイルです。
でも1人座りカウンターで食べていると、すぐ目の前に人がいるのはちょっと嫌ですね。ソースや箸をとった時、目の前におじさんがいるってのも少々気まずい雰囲気。思わず「こんにちは」って挨拶してしまいました。
あと、気軽に入るにはやや強気の値段設定。ステーキなので高額なのはわかりますが、もう五百円くらい値段を下げてもらった方がもっと行きやすいと思います。
いきなりステーキが閉店しても、我々肉好きおっさん達の強い味方、「ミスターバーグ」は健在です!
ここはいきなりステーキの半分くらいの値段で食べることができます。味は値段相応かもしれませんが、ここのオススメは「ラムステーキ」です。毎回このラムステーキしか食べません。それくらい大好きです。そして何よりも我が家から近い!車で10分もかかりません。どうしてもお肉が食べたくなったらこのミスターバーグに行こうと思います。
一世風靡したこの「いきなりステーキ宇部店」。
猛きものもいつかは滅びる、栄枯盛衰、盛者必衰の理。まさに平家物語の冒頭文と同じです。
あぁ、儚い・・・
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵におなじ。」
追伸:このウイルス騒動で、息子たちがずっと楽しみにしていた「映画ドラえもん」の公開延期が決定しました。
この対応は致し方ないと思います。
年に1回の大長編ドラえもん。今回は恐竜がテーマみたいです。最近毎年劇場鑑賞していますが、毎回、毎回、号泣してしまう私。
今年も泣かせてくれるかな?のび太くんは。