徒然草

ヤンキー映画を観て男の美学を考える

今日はGW後半初日。風がちょっと強いけど天気もまずまず。さあ、レジャーだ!って言いつつ、今日は小野田休日診療所。夕方までずっと外来です。今日は多そうです。頑張らねば。

本日は映画のお話。不良映画の話なので、興味ない方はスルーしてください。

346671_100x100_001ついに観てきました「クローズexplode」。簡単に言えば、不良たちのケンカ映画です。今回が3作目。過去2作品も当然何回も鑑賞してますが、かなり熱くて面白い映画です。

もともとマンガ原作で、このマンガもまた面白い。何度も何度も読み返しました。

yjimage-1やはり我々はビーバップハイスクール世代。不良になる勇気はなかったけど、ヒロシとトールには憧れもっていました。これまでいくつかの不良ケンカ映画を観ましたが、クローズシリーズが一番熱い!

鈴蘭高校に通う血気盛んな高校生たち。誰が一番ケンカが強いのか?この鈴蘭高校のトップを獲るのは誰か?ただそれだけの目的だけでケンカをくり返すヤンキーたち。

しかしこのヤンキーたちにもヤンキーなりのモラルがあります。

346671_100x100_002対決は絶対に1対1、使うのは己の拳のみ、負けたらその事実を受け入れる、仲間は決して裏切らない。ほんと熱い男たちです。集団イジメや無視なんてことはしません。どちらが強いのか?ただそれだけ。現在のイジメみたいな陰湿な感じとは正反対です。

けっして暴力を美化しているわけではありません。ケンカが素敵とも思いません。この映画を観て感じるのは「男気」です。ケンカが強いだけでその頂点に立てる訳ではありません。神輿の上に乗るには担ぎ手がいるということです。

346671_100x100_004鈴蘭高校のテッペンは誰か?ただそれを目指すのみ。出身も学年も関係ない。勝敗はケンカで決める。今時そんな高校なんてないですよね。本当にそんな高校があったらあったで大変ですが。

今回の主役は小栗旬から引き継いだ東出昌大。結構な大根役者だったけど雰囲気十分。素敵でした。

yjimage-1yjimage思えば自分も中学の頃、ヤンキーファッションに憧れました。

学ランに裏ボランつけたり、ボンタン(裾がしまったズボン)、エチケットブラシ、ぺったんこの黒カバンなど、新川駅前の「TOM」ってお店に買いに行ってました。カツアゲされそうでビクビクしながら訪問した思い出があります。

今時ボンタン履いている人っているんですかね?そもそもボンタンって売ってます?ヒロシやトールのような短ラン、長ランなんてここ数年観たことないですよね。最近の制服はブレザー多そうだし。

かつてのヤンキールックブームに思いを馳せながら映画を堪能した、不良になりきれなかった38歳おじさんでした。

346671view006追伸:レイトショーに行ったので、周りは当然ヤンキーばかり。強面の人たちが多かったので内心ビビってました。映画が終わってトイレに行ったけど、そこでケンカ売られたりカツアゲされないかって、勝手に緊張してました。なぜだか自分もするどい眼光で周りを見ながら歩く始末。影響受けまくってます。結局自分も周りから見たらガラの悪いおじさんに見えたんでしょうね。その時の格好がジーンズにパーカー、しかも一人って、何だか怖いですよね。他人のフリ見て我がフリ治せって感じです。