徒然草

北海道の旅(最終回)

すっかり秋の気配。私が大・大・大好きな季節がやってきました。お酒もご飯も美味しい季節です。あ、お酒はいつだって美味しいです!

まずは最近兄妹喧嘩をする我が子のお話。

一昨日午後、小児発達ケア会議に出席した後少し時間がとれたので、子ども達を連れて近所のゆめタウンキッズスペースへ。妻から聞いていましたが、最近よく喧嘩をする我が子たち。6歳の兄に立ち向かう2歳の娘にたくましさを感じました。写真はボールプールで妹を埋めて大喜びする兄の姿です。妹も爆笑していました。

二人とも将来どうなることやら。

 

長くなりましたが、今回で北海道旅行記は最終回となります。ちょっと長くなりますので興味ない方はスルーしてください。

楽しかったトマムを後にし、お花畑見学目的で富良野に向かいました。

ラベンダー畑で有名な富田ファームに行きましたが、残念ながらラベンダーの季節は終わっていました。7月頃が最盛期みたいです。

トマムから富良野に移動して思ったことですが、やっぱり北海道はでっかいです。地図で見ると大した距離じゃないって思っても、いざ運転するとものすごく時間がかかります。まっすぐな道で車も少ないから運転しやすいですけどね。

早朝覚醒でかなり眠そうで、超不機嫌だった娘ですが、北海道ソフトと茹でトウモロコシを食べて機嫌が戻りました。

8月は北海道産トウモロコシが旬を迎えるらしく、本当に美味しいトウモロコシを食べることが出来ました。めちゃくちゃ甘いです。写真を撮り忘れましたが、一緒に食べたジャガバターも最高に美味しかったです。やっぱり現地で食べるって美味しさが全然違います。

とっても綺麗に整備されたお花畑ですが、この畑を維持するためにはものすごい苦労がかかっていると思います。観光客に混じって一生懸命お花の手入れされている方を何人も見かけました。しかもこの日は北海道らしからぬ暑さ。30度を超えていました。みなさん、お疲れさまです。

やはり富良野は内陸地で盆地なんでしょうか、同じ道内でもこんなに気温が違うとは思ってもいませんでした。雲海見学の時はジャンバー羽織っていたのに、富良野ではもう汗だくです。

富良野の後、あの有名な「青い池」を見学するため美瑛に向かいました。私も愛用しているパソコン、Macintoshの壁紙に使われて有名になった池です。

天気が良くて、風が弱い日じゃないと綺麗な青を見ることが出来ないそうですが、ここは息子と私の晴れ男パワーで快晴でございました。しかも無風。かなり暑かったですけどね。

実際に見てびっくり。本当に水色の池でした。近くに火山があり、アルミニウムが溶け出してコロイド状態になった結果、こんなに綺麗な青色になったみたいです。

周りの森の白樺や、池の中にある枯れた松の木が素敵な景色を作り出しています。本当に幻想的な世界です。

結構山奥にある池なのに、さすがは有名観光地。ものすごい人の数でした。

ただ、水の中をよーく見てみると、水色のちょっと不自然な水が淀んでいるようにも見えました。やっぱり遠くから眺めて、池の水面に映った木や空の雲とのコントラストを楽しむもんだなって思います。みなさん、決して近くで水を凝視しない方がいいですよ。

最後の宿は、旭川近くの大雪山にある温泉旅館を選択しました。やっぱり私は大の温泉好きです。

ちょっとした山小屋風の旅館でしたが、なかなか凝った造りで素敵なお宿でした。

温泉の泉質はさらっとしていて上質。夜と早朝の2回、息子と一緒に入浴しました。貸切風呂もありました。

でも一番驚いたのは朝食です。いつものバイキング形式ですが、置いてある料理が凄かった!テーブルで自分で焼くことができる縞ほっけ、本ししゃもはもちろんですが、甘エビのお刺身も食べ放題、どの他にもホエー豚の豚丼やスープカレーなど、北海道名物てんこ盛りでした。その中でも衝撃だったのがイクラ丼です。まさかのイクラ丼食べ放題!この旅行の中で驚いたベスト3に入る衝撃を受けました。あまり期待していなかったので、カメラを持参しなかったことを後悔しました。ということで公式HPから写真拝借。

しっかりイクラ丼を2杯いただいて、最終目的地の旭山動物園に向かいました。

最後の最後に雨模様。

傘と雨ガッパを持って動物園に行きました。しかしここの動物園は屋内展示が多いと聞いていたので、雨でもそんなに心配していませんでした。徐々に止むという天気予報も流れていましたからね。

夏休みとはいえ平日。しかも雨模様にも関わらず、動物園の中は混雑していました。さすがは有名動物園です。

ここは「行動展示」で有名な動物園です。動物のありのままの生態を再現した展示方法で、最近の動物園によく取り入れられている手法です。宇部のときわ動物園も真似しています。

アザラシが縦に伸びたトンネルを上に、下ににゅーっと泳ぐ姿はとっても可愛かったです。ペンギントンネルも圧巻でした。

しかし息子はさほど興奮していない様子。まだ他に興味がある動物がいるらしいです。事前に購入したガイドブックの中の動物園特集をずっとずっと読んでいましたから、彼なりの見学プランがあったんでしょう。

妻の知人情報によると、各動物の餌やり時間、通称「モグモグタイム」は必見らしく、特にホッキョクグマはマストと言われました。

確かにホッキョクグマが撒かれたエサ目がけてこちらに向かってダイブする姿は圧巻です!有名になるはずです。モグモグタイムは大混雑していました。

それでもまだ息子のテンションはMAXになっていません。果たして彼の目的は・・・

まず彼の第一目的はマムシを見ることでした。

ペンギンよりも、シロクマよりも、アザラシよりも、一番興奮して時間を費やしたのがこの「両生類・は虫類館」でした。うーむ、とってもマニアック。

マムシなんて美祢の水神公園で野生のものを見たことあるでしょ?と聞いても、「覚えてない!」と言い張り、ずっとニョロニョロと動く蛇を見ていました。しかも大きなカエルにも夢中。カエルもサービス精神旺盛みたいで、こちらに向かって「こんにちは!」とお出迎えしてくれているみたいでした。

そして頭上を見ると、金網むき出しの筒の中を大量のアオダイショウがニョロニョロと動き回っていました。これを見て息子がまた大興奮。

なかなか凝った仕掛けですが、大量の蛇が絡まってうごめく姿はさすがに異様でした。他の観光客は短時間ですぐに立ち去ってしまう中、息子は蛇やカエルを飽きることなくずーっと眺めていました。まぁ息子が喜んでくれるならそれでいいですけどね。なんだか旭山動物園の価値をわかっていないようです。

続いて息子がテンションアゲアゲになった展示はどこでしょうか?

エゾシカ、キタキツネ、ニホンザルやおらウータンなどの行動展示にさほど興味を示さなかった息子が、わざわざ二回も見に行った動物は果たして・・・

そうです、息子が萌え萌えになってしまった動物はなんとキツツキでした。

ちょうどエサをついばむシーンを見ることが出来ました。私も実際にキツツキを見たのは初めてですが、本当に頭を激しく振ってエサをつついていました。もの凄い頭部への衝撃がありそうだなって思い、ちょっと調べてみたところ、キツツキの頭はヘルメットのように頑丈で、しかも脳がとても小さく、がっちりと頭蓋骨で囲まれて守られているとのことでした。

図鑑大好きの息子から、「お父さん、北海道のキツツキはアカゲラって言うんよ!」とウンチクまで教えてくれました。だいたい合ってるみたいでした。

動物園の楽しみ方は人それぞれ。ライオンやキリン、カバなどが主役ではないんだなって息子の姿を通じて学びました。

しかし最大の目的がマムシだったとは衝撃でした。山口県にもたくさんマムシはいるけど、身近に存在する危険動物を見極める能力を幼い頃から身につけておくことは大事だと思います。

そんな私もこの動物園の中で一番気に入ったのは「オオカミウオ」です。北海道では神の魚って言われているそうですが、実際に生きたオオカミウオを見たのは人生初です。感動しました。

もっともっと時間があればこのすばらしい動物園を満喫出来るところでしたが、帰りの飛行機の時間もあり、しかも旭川から新千歳まで200km以上離れており、お昼過ぎには旭山動物園を後にしました。

動物好きの方であればおそらく1日中ここで過ごすことが出来るはずです。当然我が息子もここにずっと滞在しても飽きることはなかったでしょう。

帰り道の高速道路の道中にある「砂川サービスエリア」に立ち寄りました。単なる話題作りが目的ですけどね。

ここでロイスのチョコがかかったポテトチップスを買って、最後の北海道名物料理を皆で食べながら空港まで向かいましたとさ。

最後にレンタカーを返却するとき、なんとこの旅行で700km以上運転していることに気付き、やっぱり北海道はでっかいなーと改めて感じました。

ニセコや富良野にスキーで来たことは何度かありましたが、夏の北海道は初めてです。まだまだ北海道には素敵な観光地がたくさんあります。次回は知床に行ってみたいです。そしていつか利尻・礼文島にも行きたいですね。

でも夏の北海道旅行って結構高いです。しばらくは無理かな・・・子どもが独立した後に夫婦2人でゆっくり回ろうと思います。長生きしなければ。

長々と書いてしまいましたが、北海道旅行記はこれにて終了です。長文・駄文にお付き合いして下さりありがとうございました。

あー、疲れた。

 

追伸:興味のない方が大半だと思いますが、プロ野球シーズンもそろそろ大詰め。広島とソフトバンクの優勝はほぼ確実ですが、地味ーに我が巨人軍とDeNAがし烈な3位争いを繰り広げています。

昨日は我がエース菅野投手が完投勝利を収めましたが、まだまだ1ゲーム差あります。巨人もそこそこ勝っていますが、なかなかDeNAが連敗してくれません。はたして最後にクライマックスシリーズに進むのはどちらのチームでしょうか!

絶対に巨人です!諦めません、勝つまでは!