日本医師バスケ大会回顧録〜第一弾〜

ただいま台風が山口のすぐ北を移動中です。今年の台風はなぜか山陽小野田市を避けて通ります。外を眺めるとそこそこ風が強いけど、台風の気配を感じない程度です。まだまだ油断は出来ませんが、このまま平穏無事に通り過ぎてほしいもんです。

息子の幼稚園は予想通り休園となりました。元気が有り余っている息子の相手をする奥さんが大変そうです。ヤンチャな娘も暴れ回っていることでしょう。

今回は先月山梨県で開催された「日本医師バスケ」に関するお話です。やや内輪ネタが含まれていますがご容赦下さい。

まずは大会の詳細をお話しします。基本的には３つのリーグで校正されています。勝利を目標とした真面目バスケ「Vリーグ」、純粋にバスケットを楽しむ「Eリーグ」、女性のみ参加の真面目バスケ「Lリーグ」に分かれています。もともと４、５年前まではVリーグで参戦していた私ですが、もはや20代後半や30代前半の生きのいい選手と真面目にバスケすることがとても辛くなったため、Eリーグに鞍替えしました。

参加者は熊本大学医学部バスケ部のOB軍団です。ちなみにVリーグは熊大OB若手チームに変貌をとげ、我々がいたころと大違いの強くて素晴らしいチームになりました。

今回は山梨県河口湖での開催です。もうこの大会に参加して11年目になりますが、今回の会場がこれまでで最も辺鄙な場所でした。

山梨県は遠い！遠過ぎます！宇部空港から羽田まで飛び、空港前から河口湖駅への直行バスがありますが、バスに乗る所要時間は３時間。しかも都内を抜けて行くので渋滞だらけ。

河口湖駅に着いた時にはすでにグッタリ。長距離移動が体にこたえます。しかもこの日はあいにくの大雨でした。後輩と２人で気合いの前日入りする予定だったのに、後輩がまさかのドタキャン。結局１人で河口湖までやってきました。道中ずっと一人ぼっちです。富士山が世界遺産に登録された影響からか、外国人観光客がうじゃうじゃいました。小さな河口湖駅は大混雑。様々な国の言語が飛び交っていました。

雨の中、予約していたレンタカーを無事ゲットし、まずは山梨名物を食べに行く事にしました。

山梨といえばやっぱり「ほうとう」でしょう。るるぶ山梨県で事前にチェックしておいた有名店に行ってきました。河口湖周辺に何店舗も展開しているお店の本店に突入です。幸い２時を過ぎていたので行列に並ぶ事なくすんなり入店出来ました。

人生初の「ほうとう」です。熱々の鉄鍋に、野菜がたっぷり入った味噌煮込みうどんです。麺はやや太めでコシがありました。これで１人前ですがかなりの量です。隣のお姉さん方は残していました。

野菜の甘みのせいか、かなり優しいお味。名古屋の味噌煮込みうどんとは全然違います。ただ唯一気になったのが、大きなカボチャが中にゴロゴロ入っていた事です。実は私、カボチャが嫌いなんですよ。

せっかく山梨まで来たのに天気がとても悪く富士山は全く見えておりません。それだけでもテンション下がるのに、今回は寂しき一人旅。ほうとうを食べながら料理の味コメントをしても所詮は独り言。40歳すぎたおじさんがブツブツ独り言を言いながらほうとうを食べる姿は異常だったと思います。

その後、降りしきる雨の中、試合となる会場の下見などを行った後、早めの宿泊先インとなりました。その日の宿は河口湖湖畔にあるコテージです。Vリーグ三戦目的の若手メンバーが夜になって７名到着する予定なので、それまでコテージでゆっくりすることにしました。

雨がやや小康状態となったため、河口湖湖畔まで１人で散歩に行きました。肝心の富士山は雲と霧に隠れて全く見えません。

仕方がないから湖畔で釣りをしていた高校生のみんなとしばらく談笑していました。地元の高校生みたいで、不審者もどきの怪しい観光客にも優しく接してくれました。小さなブラックバスやブルーギルが釣れていました。

夜になってもなかなか後輩達が到着しません。聞けば都内で大渋滞に巻き込まれているらしく、到着が予定より２時間以上送れると連絡が入りました。

１人で待ってても仕方ないので、るるぶで見つけた宿近くの温泉施設に行ってみる事にしました。

それなりに大きな温泉施設でしたが、なぜだかお客さんが誰もいませんでした。入り口は結構暗く、入るのをちょっとためらうような雰囲気。いざ受付前でチケットを購入しようとしたら、久しぶりのお客さんでテンション上がり気味のおばさんが、券売機のお札の入れ方まで丁寧に指導してくれました。よほどヒマだったんでしょう。数分受付のおばちゃんと世間話までしてしまいました。

温泉の質はなかなかで、とても気持ち良く入浴できました。ただ露天風呂の証明が異常に暗く、目の悪い私は足下が見えず、しかも温泉の底も暗くて見えませんでした。ネットから拝借した写真と全然違います。