週末にカープが優勝してしまいました。テンション低めです。クライマックスシリーズで下克上を狙います。悔しいです。
今回は久しぶりのマニアック車談義です。興味ない方はスルーしてください。
先日、BMWディーラーの知人から「砂川さん、憧れのM3の試乗車が届きましたよ!」と悪魔のメールが届きました。今私が一番気になっている車ランキングのダントツ1位の車です。
もともとBMWのレーシング部門を担当していたM社が手掛けた車が「M」シリーズなんですが、今ではしっかりカタログモデルとして販売しています。ベース車をレース仕様に仕立てるって感じですかね?
で、今回の車がこちら。3シリーズをベースとしたM3は4ドア、4シリーズをベースとしたM4は2ドアクーペになります。
せっかくなので日曜日の朝、ディーラーの方とアポをとり、息子と一緒に小郡のBMWバルコムに行ってきました。
やはり雰囲気あります。今回試乗できたのは4ドア仕様のM3です。一見普通の3シリーズセダンと区別がつかない方が多いと思いますが、モリッと膨らんだオーバーフェンダーや、特別なエンジンを積んでいる証であるボンネット上の膨らみ、空力性能を考えたエアロパーツの装着など、マニアな方が見ればその違いは一目瞭然です。あ、私もかなりのマニアです。ただ一つ気になったのは19インチのホールとペランペランのタイヤです。ちょっとガラが悪く見えるのと、かなり乗りごごちに影響するのではと懸念されました。固すぎるタイヤは腰が痛くなりますからね。交換しても高価だし。
いざ試乗!息子は持参のジュニアシートで後部座席に。
まさに「素晴らしい!」の一言につきます。ものすごい加速感を感じつつも乗り味はジェントル。しかも今回乗ったのはDCTと言われるツインクラッチのオートマ。この出来がまた素晴らしかったです。マニュアルモードにして手元のパドルシフトでシフトダウンしてみましたが、シフトチェンジした時のショックは微塵も感じませんでした。まさに電光石火のギアチェンジ。しかもしっかりブリッピング機能(ダウンシフトした際、自動でエンジン回転数を上げてスムーズかつ効率良くギアチェンジするシステム)がついており、気持ちの良いエンジンサウンドとともに胸のすくような素晴らしい加速をしていきました。しかも恐怖感や不快感はゼロ。かなり気をつけないと一気に加速するため、スピード違反で何度も捕まってしまうことでしょう。
BMWは「エンジンのメーカー」とよく言われています。その中でも伝統の直列6気筒エンジンは「シルキーシックス」と呼ばれる世界最高峰の伝説的なエンジンとして有名です。
先日4気筒エンジン搭載車の420クーペに試乗しましたが、その時は「こんなにスムーズで気持ちの良いエンジンなら4気筒で十分だな」って思った自分が間違いでした。
たいした違いがないなら気づかないだろうなと思ったけど、やはり伝説の6気筒エンジンは最高でした。これぞBMW、これぞシルキーシックス。ウルトラスムーズな加速とエンジンサウンド。惚れ惚れします。ドイツ人の本気を垣間見ました。まさにこれこそ「熱きゲルマン魂」です!日本のメーカーがBMWをベンチマークに開発を続けているのが理解できました。最高です。このエンジン最高です。
試乗して気付いたことですが、やはりBMWの内装にはあまり良い雰囲気を感じません。よく言えば質実剛健なんでしょうが、最近のメルセデスやアウディのきらびやかな内装と比較すると、とても貧相に見えます。
この車はかなりの高級車です。オーナーさんはかなりのお金を支払います。シートとか触った感触はかなり良かったけど、見た目にもう少し高級感が出ると百点満点ですけどね。ここだけが少し減点対象となりました。って私は何者?自動車評論家?徳大寺さん?
毎回書いていますが、世界的に今はSUVブームです。国産車・外国車のメーカーを問わず、バンバン新車が発表されます。モーターショーで気になったボルボのXC90やジャガーのFペースなど、乗ってみたい車が数多くあります。
なんと、あの天下のマセラティまで新型SUVを発表しました。その名も「レヴァンテ」。いかにも高そうな車です。
やはりマセラティがつくるSUVはなんだか別格と思いませんか。超高級車でありながらものすごい動力性能だと思います。年末ジャンボ宝くじでナン億円か当たったら買おうと思います。
一生買うことができないであろうマセラティですが、死ぬ前に一度くらいはハンドルを握ってみたいです。
しかし今回の試乗で一番感じたことは、「やはり私はスポーツカーが好きだぁ!」ということです。
エコカー全盛のこのご時世ですが、いわゆる「スーパースポーツ」と呼ばれる車がたくさんあります。時代に逆行していると思いますが、まだまだ私みたいなマニアックな方が数多くいるということです。
ただ最近気になるのが車の激しい価格高騰です。GTRなんかは2017年モデルは900万円後半からですよ。現行タイプの最初は700万円後半だったから、なんと数年で200万も値上げしてしまいました。もはや大富豪しか買えない車です。
そしてとどめがHONDAの新型NSX。
なんとこの車、2400万円ですよ、2400万。このお金を出すくらいならポルシェ911ターボとかフェラーリを買います。もう少し頑張ればランボルギーニ・ウラカンなどもも購入可能です。新型NSXには本当に期待していたのに、その値札だけでゲンナリです。初期生産版は売り切れたらしいですが、ここ山口県で見ることは決してないと思います。
こうして価格が高騰していくスーパースポーツカー。若者の車離れの一番の理由だと思います。近いうちに発売されるTOYOTAのコンパクトFRスポーツに期待しましょう。
車話になると話がつきません。まだこの2、3倍のことが書けますが、マニアックネタなのでこれで終了です。
最後は芸人永野風に「ベンツーよりもビーエムがすーきー!」おそまつさまでした。
追伸:悔しいけど広島カープ優勝おめでとうございます。25年ぶりの優勝。特に今シーズンはぶっちぎりでした。悔しいけど強さを認めます。
今年の我が讀賣巨人軍はお粗末なシーズンでした。バッターもイマイチ、ピッチャーもイマイチ。しかしなぜかまだ2位で頑張っています。ということは他の球団があまりにも情けないということです。3位のDeNAも勝率五割をきっています。情けない。しかもBクラスの阪神、中日、ヤクルトが弱すぎです。ちなみに今年のAクラスにヤクルトを予想していたのに残念です。
黒田が先発して、ジャイアンツを逆転で倒しての優勝。黒田と新井の涙ダラダラ抱擁シーンにはちょっとだけうるっときましたが、ジャイアンツファンとしてはまだ試合が残っています。クライマックスシリーズでカープを倒すべく、残りの試合も頑張っていきます。そして坂本は首位打者も獲得するはずです。
負けないぞ、カープ!でもその前に3位のチームに負けたりして。