徒然草

阿知須モーターショー探訪記〜国産車編〜

秋田の熊事件はショッキングでしたね。もともとツキノワグマは人を食料として認識しないと聞いていただけに衝撃でした。秋田の法医学に知り合いがいるので、いろいろ調べているところだと思います。クマも住まいを追われて苦しんでいるんでしょうか。

今回は先日阿知須で開催された小さなモーターショーに行ってきたお話です。マニアック・クルマ談義になります。興味ない方はスルーしてください。第一弾は国産車の話題を中心にお話します。

IMG_7057IMG_7058毎年6月の梅雨時期に開催される阿知須のモーターショー。もう何年も通っています。

今回は妻の許可を得て、嬉しい一人参戦です。以前息子と一緒に行った時は十分に見ることができませんでした。ということで今回はかなり気合を入れてじっくり鑑賞してきました。朝10時の開場前に現地入りしたにもかかわらず、駐車場前は渋滞しており、入口も行列が出来ていました。さすが田舎山口県民はイベント好きが多いです。私のように。

もともとこのモーターショーは国産車より外車の方が多く展示されています。私も新しい外車見学が一番の目的であるため、国産車はあまり見ていません。その中でも気になった国産車の中の数台をピックアップしてご紹介します。

IMG_7080まずはTOYOTAのランドクルーザープラド。このクルマには前々からずっと興味を持っていました。しかもちょっと前に待望のディーゼルエンジン搭載車が発売されました。

外装、内装ともなかなかよく作り込まれており、さすがはTOYOTAだなって感心させられました。値段設定をそばにいたディーラーの方に聞いて、やや割高感な印象を受けましたが、かなり気に入ってしまいました。ただしこの大きさは凄いです。日本の道路事情を考えると、長さが5mを越えてきたり、横幅が1.8mを越えてくるとかなり駐車場で苦労します。大きな立体駐車場でも横幅の限度は1850mmと言われています。プラドの横幅は1900mm近くありました。かなりの大きさです。狭い日本では取り回しに苦労するはずです。

最近の国産車の大型化がドンドン進んでいます。この理由は明白です。海外で売りたいからです。

現在自動車が最も売れているのは北米と中国です。あちらの要請でドンドン車体が大きくなっています。由々しき事態です。国内専売車(日本でしか売っていない車)の需要がかなり低くなっているのが根幹にあります。いわゆる「若者の車離れ」です。これまた由々しき事態です。

IMG_7078国内専売車が売れていないという事態を端的に表す事例があります。

今回ビッグマイナーチェンジを行ったTOYOTAエスティマです。この車は国内専売車ですが、今でも結構売れており、街中でもよく見かける車です。このたびかなり変更が加わりましたが、あくまでマイナーチェンジです。フルモデルチェンジではありません。

驚くべき事実は、現行モデルのエスティマのフルモデルチェンジは10年前ということです。10年前ですよ、10年前。普通であればとっくにフルモデルチェンジしているはずです。比較的モデルチェンジのサイクルが長いとされる外車でも普通7、8年でモデルチェンジします。

10年経過してもそこそこ売れている車なので、もしフルモデルチェンジしてこけてしまったら大事件と考え、マイナーチェンジでごまかしたというTOYOTAの戦略がバレバレです。天下のTOYOTAがこんなことをするんですよ。昨年世界で最も車を売ったTOYOTAですよ。なんとけち臭いお話です。いかに日本国内の車需要が少ないかがわかります。

これに相反するお話ですが、日本における外車販売台数は徐々に増えています。総販売台数は減っているのに外国車の販売台数が増えているという矛盾したことが日本で実際に生じています。現行国産車に魅力的な車が少ないというこれまた悲しき事実。今後の国産車はどうなるんでしょうか?世の中に走る車が日本で便利な軽自動車のみになってしまうかもしれません。

IMG_7074IMG_7077外国車優勢の中、海外で頑張っているブランドがあります。TOYOTAのレクサスです。

その中でも気になっているのが、最近フルモデルチェンジしたRXと、coupéスタイルが美しいRCです。どちらもなかなか素敵な車でしたが、レクサスのアイデンティティーを象徴する「スピンドルグリル(糸巻き)」がまだ自分にとって馴染めません。おそらく数年はこのグリルで勝負するんでしょうね。はたしてどうなることやら。実はレクサスで最も売れているのがRX(前のモデル)みたいです。しかしちょっと小さめのNXも昨年発売されました。今回の新型RXはかーなーりー大きかったです。大きすぎです。開発目線が日本に向いていないことがわかります。

その他、NISSAN、HONDAも出店していましたが、存在感の薄いこと薄いこと。まあ煌びやかな外国車軍団に混じってしまうと劣勢なのはわかります。値段も2、3倍は違いますからね。他の国産車で気になったのはHONDAオデッセイのハイブリッドくらいです。期待していた光岡自動車も地味でした。

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もっと日本車頑張れよ!と思いつつ、BMWの新型7シリーズの迫力に圧倒されていた私。カッコイイ!とブツブツ一人つぶやきながら写真撮影していたら、周りにわんさかとカメラ小僧が現れました。

何事?と思っていたら、美しいキャンペーンガールのお姉さまたちが3人ほどやってきて、自分がずっと撮影してたBMWの前に立って、気取ったモデルポーズを始めました。その瞬間周りのカメラ小僧のストロボが一気に炸裂し、周りが眩しくなるくらいでした。こいつら車を見に来ていないな、お姉さま狙いだなと思うような人がたくさんいました。

IMG_7121違うんだ!私は彼らとは違うんだ!BMWの新型7シリーズの写真を撮っていただけなんだ!と一人言い訳しつつ、どうせなら綺麗なお姉さんの写真も撮っておこうと思い、iPadのカメラを向けたら、なんとこちらを向いてニコッとしてくれました。

さすががプロ。撮影慣れした本物のプロです。撮影のされ方を熟知しているようです。そんな素敵な笑顔に思わずこちらもニコッとしてしまいました。結局私も周りのカメラ小僧と全く同じなんだなって認識しました。歌手のパヒュームな感じのお姉さま方でした。山口ではあまり見かけることないタイプです。彼女たちと一緒に写っている車は7シリーズのMスポーツモデル。しかもかっこいいブラックカラー。この車渋すぎです。ベンツSクラスと堂々と渡り合える迫力。結局お姉さま達の魅力以上にBMWの魅力にはまってしまった悲しきカーマニアのおじさん(41歳)でした。

いやー、車最高です。次回はモーターショー探訪記外国車編です。さらに濃厚なお話をお届けします。

 

IMG_7030IMG_7032追伸:少し前に子ども達と近所をお散歩していた時のお話です。

昨年発売されたファミリーマートのフラッペってご存知ですか?氷にホットミルクを注いで、ストローで混ぜ混ぜすると素敵なシャーベット状のフラッペが出来上がるという画期的な商品です。そのイチゴ味が発売されました。さっそく散歩途中にあるファミマで息子と購入してお味見しました。

IMG_7033IMG_7034なかなか美味しいフラッペでしたが、発売当初にあったマンゴー味には到底かないません。それくらいマンゴーフラッペは素晴らしかったです。全国的に大人気だったみたいで、現在では「完売しました」と書いてあります。コンビニクラスの全国チェーンで完売なんてすごいことです。それだけ大人気だったということですが、もうあのマンゴーフラッペを楽しむことができないなんて悲しいです。

一緒に散歩していた娘にはまだ早いからあげていません。お父さんにフラッペに興味津々でしたけどね。また大きくなったら一緒にフラッペ食べようねー!(親バカ)