徒然草

そして兄になる

おはようございます。母子ともに元気に退院してきました。まさに「王女の帰還」です。映画のタイトルみたいですね。

今回は赤ちゃんを見てちょっとずつ兄になっていく息子のお話。

IMG_1841先日、無事退院しました。母子共々健康そのもの。まずは一安心。

山陽小野田市民病院でのお産でしたが、病院が新しくなったこともあって、かなり快適な病院でした。古い頃をよく知っているだけに、なおさら感動しました。

やはり病室は個室が一番。多少代金は上がりますが、第1子の時は4人部屋でしたからね。今回は奥さんのストレスもなかったみたいで、お見舞い行くたびに終始和やかな雰囲気でした。

写真はお世話になった主治医の先生。大学病院勤務時代の後輩なのでちょっと気を使わせたかもしれないけど、毎回毎回丁寧な診察で感謝感謝です。本当にお世話になりました。

IMG_1816今回のお産でちょっと気になっていたのが息子の反応です。

大好きなお母さんに会いたいと心では思っているくせに、「今日はあっくんお母さんに会いたくないんだけど。」とか、妙に強がっている姿が愛しくもあり、必死に兄になろうとしている健気な姿にも見えたり。

でもおかげさまで私にベッタリ。いつも最後は「お父さん嫌い。お母さんがいい!」なんて言ってましたが、さすがに母に会えない寂しさからか、お父さんにくっついてきます。

ほんと親子共々甘えん坊なところはそっくりです。もともと顔もそっくりなのに、性格までそっくり。自分みたいな濃いおっさんになるんですかね。遺伝って恐ろしいですね。

IMG_1784IMG_1802娘が退院して我が家に帰ってきましたが、赤ちゃんってこんなに小さかったかな?と今更ながらびっくりします。

もともと自分は小児科の中でも新生児を専門に診察していました。娘の半分の体重しかない赤ちゃんにも点滴を入れたり、呼吸管理したり、いろいろ働いたつもりでしたが、実際に娘の手のひらを見て「うわぁ、小ちゃい手。とても点滴なんて入れる自信ないな。」と一人つぶやいていました。

すぐに手のひらの血管を確認するところが職業病です。

息子はここからゆっくり兄になっていきます。ついでに自分もゆっくり父になっていきます。父性が育つには時間が必要って本当ですよね。なんだかまだ心がふわふわしています。娘のおかげで父も息子も成長していけそうです。実は私、小児科医なんですけどね。

 

IMG_1853追伸:まだ出生届を出していませんが、名前は「知慧(ちさと)」になりました。画数や漢字の意味など考え、夫婦でしっかり考えました。主に妻が頑張って考えていましたけどね。ということで名付け親は妻です。

息子は自分で名前を付けたいらしく、お腹にいる頃は父の名前をとって「しんぺい子」と呼んでいました。その後どこからその名前を考えたのか、「きみちゃん」と呼び始め、生まれる直前には「ももちゃん」って呼んでいました。どうしても名付け親になりたかったみたいです。

我々が必死に「ちーちゃん」とか言って、息子を啓蒙している最中ですが、なかなか頑固な息子です。しばらくは「ももちゃん」と「ちーちゃん」の併用になりそうです。

それにしても女の子と男の子って雰囲気全然違いますね。なんか可愛らしさが違います。あ、息子が赤ちゃんの時も十分可愛かったですけどね。

やはり私の子。鼻の形が父そっくり。息子にもそっくり。恐るべし砂川家遺伝子。