徒然草

有帆川のほとりをめぐる旅

梅雨入りしました。それでもさほど雨は降りません。昨年同様「空梅雨」なのか、それとも豪雨が後に待っているのか。最近の異常気象は先が読めません。

明るい話題を一つ。

ついにPS5(プレーステーション5)のスタイルが明らかになりました。12月の年末商戦時期に発売されるという噂。

実は私「元ゲーマー」なんですよ。PS3までは遊んでいたけど、あえてPS4は購入せず我慢していました。まだ息子にもニンテンドースイッチを買っていませんから。

もう少ししたら新居にお引越し。私の部屋もあります。そこでこっそり・・・

 

今回は完全なるローカルネタです。興味のない方はスルーしてください。

今更言うのもどうかと思いますが、最近はどっぷりと魚釣りにハマっております。もはや中毒状態です。

日々天気予報と潮の加減(大潮、小潮など)、満潮干潮時刻の確認など綿密にチェックしております。

とある日曜日の早朝。この日は山陽小野田休日診療所勤務が入っており、せっかくの大潮で満潮時刻がお昼前、そしていいお天気という最高の魚釣り日和だったのに仕事なのが悔しく感じた私。

そうだ、早朝ちょっとだけ釣りに行こうと思い、よく散歩に来ていた縄地ヶ鼻の海岸に行ってみました。朝5時半に出発しようと思い、横で寝ていた息子に「ちょっとだけ魚釣り行こうよ!」って声かけしたものの、「今日はいい。眠いからお父さん1人で行ってきて。」と寂しい返答。仕方ないけど孤独な1人釣行となりました。

ここまでは自宅から車で10分もかかりません。先日購入した、長めの投げ竿を試してみるのが今回の目的でした。

実は前日にこっそり投げ釣りようの地ケビを200円分だけ購入しておいたんですよね。完全なる確信犯です。

ここは岩場が多い釣り場ですが、その間に砂地が広がっているのはすでに散歩の時に確認済みでした。どちらの方向に投げれば根掛かりしないかチェックしておいたから、今回はスムーズに投げ釣りを行うことができました。

久しぶりの振り出し竿(伸ばして長くする竿)でしたが、やはり最近よく使っている継竿(2ピースくらいに分かれた細い竿)に比べると操作性の悪さが気になります。って言うか重い!ここではキスが釣れることもあるって聞いていたので、今回はキスを誘う釣り方でトライしました。おもりをつけてぶん投げ、そしてゆっくりそこを引きずる釣り方なんですが、こりゃ疲れるなって感じました。

釣り人が全くいないせいか、思っていた以上に魚がいるみたいです。最初の第一投で良型のハゼが釣れました。ハゼは好奇心旺盛の魚なので、チョコチョコ誘いを入れたのが功を奏したみたいです。

お次に釣れたのはチヌ(黒鯛)の幼魚です。40cm未満なので「メイタ」と呼ばれている魚です。

事前情報ではここでキビレ(しっぽの黄色いチヌ)が釣れるって聞いていたけど、これはキビレではなくチヌでした。

このタイ系の魚の引きはとっても楽しいんですよね。小さいながらにグングンと竿を叩きます。釣れた瞬間に、「こりゃメイタだな。」ってわかるくらいのヒキです。

1時間ちょっとの短時間釣行でしたが、小ぶりのメイタが6、7匹釣れました。その中でも比較的大きさサイズのみ持ち帰りとし、残りのチビちゃんは海にリリースしました。また大きくなって私の釣竿に帰ってくることを願って。

先日釣り上げた小ぶりのクロ(メジナ)もそうですが、タイ系統の魚って本当に形が美しく、まさに魚の形の理想型に見えます。泳力が強いのか、針がかかった瞬間からギュンって海中に潜っていきます。その時のやりとりがとても面白いです。だから「チヌ釣り師」とか「クロ釣り師」って専門的に狙っている人が多いのもうなずけます。

ん?私?私は「釣って楽しく、食べておいしい魚を狙う釣り師」です。あえて言うなら「キス釣り師」ですかね。イカが釣れるようになったらすぐにそちらに浮気すると思いますけど。

釣った魚は夜に妻にお料理していただきました。本当は自分で捌けるようにならないとダメなんですけど。特にタイ系の魚は鱗が多いから調理が大変そうです。愛妻に感謝・感謝です!

話は少し変わりますが、有帆川沿を早朝朝活自転車散歩した時に発見した施設をご紹介します。

この日の早朝は干潮時間であり、潮が引いたときの海底の状況がよくわかるため、今後の釣り調査目的で向っていた道中でした。

この小さな水門は「浜五梃唐樋」と言います。実は看板が出ていたのは知っていましたが、まず何よりもこの漢字を正確に読むことができません。「はまごちょうからひ」と読むそうです。

有帆川にかかる橋の入り口に看板が出ているのは知っていましたが、実際にここに来たことはありません。いやこの横を自転車で何度も通ったことがありますが、その存在に気づいていなかったってことが正しいです。

横にあった解説を読んで衝撃を受けました。

潮の干満の圧力差を利用して水門を開閉して干拓地を管理する施設ですが、実は明治時代から平成元年まで現役で働いていたそうです。ざっと320年くらいになります。

もともとここ小野田地区は干拓地だったので、この開発を進める時の重要な役割を300年以上も担っていました。改めて昔の方々の知恵と技術に驚かされます。まさか明治・大正・昭和を駆け抜けた現役選手でした。

ただちょっと気になったことが一つ。

この素晴らしい施設をPRしないのはどうなんでしょうか?小さな看板がありますが、ここを何度も通過した私がようやく気づくくらいの展示方法です。バリバリの地元民である私でさえこんな感じでスルーしてしまう、この素敵な唐樋。なんともったいない。

ちょっと前に子ども達と行った本山岬の「くぐり岩」はきちんと道が整備されていました。ここもそれくらいきちんと整備すればいいのに。

山口は歴史的に有名な観光地がたくさんありますが、それを県外の方々、いや県内の方々にさえPRするのが本当に下手くそです。

大河ドラマのロケ地にもなった萩市なんかも全然商売っ気がありません。世界遺産になってもまだダメです。反射炉なんて駐車場がコンビニと兼用でしたからね。

このような素敵な施設やロケーションをもっとうまくコマーシャルできればもっと山口県の魅力が日本中に伝わるはずなのに。あの「元の隅稲荷」を見習ってほしいものです。実はこの元の隅稲荷を知ったのもちょっと前なんですけどね。

今回は有帆川の河口付近を散策したお話でした。ここは我が家からとても近く、今後もちょくちょく遊びに行こうと思います。まずは縄地ヶ鼻でキスを釣り上げるのが目標です。

最近釣りに行きすぎ?本職は医師ではなく漁師?

 

追伸:ついに陸上イージスの話が中止になりました。

秋田県と山口県に配備予定だったけど不備があったみたいです。秋田県が騒いでいたのは知っていますが、山口県にも配備される話を知らなかった人は多いはずです。だって山口県はあまり騒いでいませんから。

いくら安倍首相のお膝元だからといって、こんなに静かに過ごしていてよかったんでしょうか?結果的に配備されないみたいですけど、もし配備されていたら某隣国のテポドンの餌食になっていたことでしょう。

それでいいのか?山口県民!

そんな文句を言いつつ、ようやく届いたアベノマスクを見て「お、なんか嬉しいね!」と言って大事に机に飾っている私。

だって自宅だけでなくクリニックにも届きましたから。

と言うことは、我が家のアベノマスクは4枚です。誰も使っていませんし、まだ袋から出してもないですけどね。

しばらく飾った後は、どこかに寄付しようかな・・・

「アベノマスクほぼ配布終了!」って記事が出た、わずか数日前に我が家&クリニックに届きました。ってことは全国でもビリクラスです。自民党よ!もう少し山口県を大事にして!