なんだか春なのにまだ寒いですね。桜は散りかけているのに。
本日は映画のお話。といっても、今週末に始まる「クローズ」という不良映画のお話。小児科医が不良映画を楽しみにしているという不純な投稿です。興味ない方はスルーしてください。
いよいよ始まります、「クローズexplode」。このシリーズは1作目からずっと観ています。もともと原作の漫画があって、その漫画が好きだったから映画も観たのがきっかけです。
前作まで豪華俳優勢揃いでした。小栗旬、山田孝之、高岡蒼甫、三浦春馬、綾野剛、桐谷健太、上地雄輔、金子ノブアキ、黒木メイサなどなど。今では誰もが有名人。今思えば凄いキャスティングでした。
で、今回の俳優は、東出昌大、早乙女太一、柳楽優弥、勝地涼、永山絢斗などなど。
前作の小栗旬を超えるのは難しいかもしれないけど、皆さん頑張ってほしいです。
このメンバー、皆二十歳超えているはずです。そんな人たちが高校生を演じるところに既に違和感ありますね。前作まで見てみると、たしかに高校の校内でタバコスパスパ、皆で集まってビール飲んでる、こんな姿は成人でなければ撮影出来ません。
そもそも、なぜこんな不良映画が撮影されるのか?それには理由があります(持論ですけど)。
我々30代はヤンキー全盛の時代でした。
学ランの裏ボタンに竜の鎖つけたり、やや細めのボンタンはいたり。
ガリ勉学生だったので全然喧嘩なんてしなかったけど、実はカッコいい不良に憧れていました。
その時代のヒーローと言えば、やはり「ビーバップハイスクール」の「ヒロシとトール」ですよね。しかもヒロインが中山美穂。最高でした。
ほぼこの映画がデビュー作だった仲村トオル氏も、現在「チームバチスタ」で我々同業者をいじめている。
お互い年をとりました。
不良同士が喧嘩するってテーマだけで、完全に女性は理解不能だと思います。
喧嘩を美化している訳ではありません。こういった不良映画の中にある深いテーマは「男気」「友情」「意地」です。誰が一番強いのか?誰がこの高校でトップなのか、熱き男たちのプライドをかけた戦いです。現代のような陰湿なイジメなんかではありません。喧嘩は当然1対1のタイマン。信じるのは己の拳のみ。
絶対奥さんは一緒に行ってくれないだろうし、息子には決して見せてはいけない映画です。いつかこっそりレイトショーで鑑賞してこうよと思います。その時は、38歳おっさんが一人のツッパリになっていることでしょう。見かけても声かけしないでね。
ここまで書いていて、今さらって感じですが、これまで1000本は観たであろう映画の中で、一番好きな作品は「サウンドオブミュージック」です。
何度観ても同じシーンで泣きます。
不良に憧れつつ、結局はこんな映画が心にぐっとくるんでしょうね。
さらに言わせてもらうと、ラブストーリー大好きです。なんかだ言い訳っぽく聞こえるからこれ以上弁明しません。
追伸:昨夜BS放送で「ワイルドスピード」放送していました。日本製のスポーツカーを改造しまくってぶっ飛ばすという内容です。これも大好きな作品です。なんだか私は反社会的な映画を好んでいるのだろうか?やはり立場上まずいですかね?この作品に出演していたポールウォーカー氏はスピード出しすぎて事故死しました。悲しい事故でした。やはり社会のルールはしっかり守りましょう。映画の中だけで十分です。