最近朝の寒さが厳しくなりました。恒例の早朝散歩も辛い季節に突入します。
今回は未来の国会議員に出会ったお話。
先日、医師会の用事で「山口県医師連盟若手会員医政研修会」に参加してきました。
その日は山口大学の小児科が主幹の「中国四国小児科学会」が宇部市で開催されていました。山大小児科同門の私。本来ならそちらに参加すべきはずだったにもかかわらず、そちらをサボりこの会に参加してきました。というのも、小野田医師会の医師会旅行と日程がかぶっており、自分が代理で出席させれたのが一番の理由です。
小野田医師会の先生方は熊本旅行を満喫されております。なんだかちょっと悔しい気分で会場入り。15時から始まるため、15時まで外来している私は当然遅刻。
会場に入ったら、有名人の講演会が始まっていました。
政治コメンテーターの橋本五郎氏です。「ズームイン」や「ミヤネ屋」でよく見かける有名な方です。みなさんも一度はテレビで見たことあるはずです。実は読売新聞の特別編集委員が本当の肩書きでした。40年近く政治部で働かれており、安倍首相と電話でやりとりできるくらいの方でした。
さすがにテレビに出演されているお方です。トークの内容はもちろん素晴らしかったですが、話のテンポや抑揚のつけ方など、話し方がとってもお上手。90分以上の講演会でしたが、一度も退屈することなく拝聴することができました。自民党政治の裏話や靖国参拝の本当の狙い、TPP問題、安全保障問題など、今の政治の問題に関してズバズバ切り込んでいきます。ここで書けないような爆弾発言のオンパレードでした。本当に素敵な方です。ファンになってしまいました。今度橋本さんの著書を読んでみようと思います。
続いて、次期参議院性に立候補予定の先生の講演会でした。日本医師連盟推薦、自民党公認の「自見はなこ」先生です。
経歴を見てびっくり。なんと自分と同じ小児科で専門医まで持っていました。まさかの同業者です。さらに驚きの事実。自分と同級生でした。しかも中学校が北九州の明治学園。明治には高校時代の友人がたくさんいるので、共通の知人までいました。
この方のお父さんは結構有名な議員さん「自見庄三郎議員」です。かつて橋本政権時代に郵政大臣にまでなった大物議員です。もともと自見議員は九大出身の内科医ですからね。結局自見はなこ候補も二世議員ってことです。
実は自見議員に出会ったことがあります。大学時代の先輩の結婚式が北九州であり、その時に来賓で来られていました。なんだかさえないおじいちゃんだなって印象でした。
北九州、自見さん、それを聞くだけで絶対に二世議員だろうなって最初からわかっていましたけどね。最初は「このスネかじりっ!」と馬鹿にしていましたが、自分と同じ小児科医であり同級生と知って、一気に応援する側に回りました。現役小児科医が国会で大暴れする姿を見てみたいし、まさかの同級生ってのも何かの縁。
来年夏の参議院選では是非とも彼女を応援しようと思います。
講演会の後にそのまま宴会開始となりました。
乾杯の音頭をとられた方はさらに大物議員でした。なんと現職衆議院議員の岸信夫氏。山口県の超有名人です。
これも有名な話ですが、岸信夫議員は岸信介元内閣総理大臣のお孫さんで、安倍晋三現内閣総理大臣の実兄にあたります。参議院から衆議院に鞍替え当選しました。自民党の中でも超エリートです。
そんな超有名人がまさか目の前で「かんぱーい!」とか言っておりました。後で握手をしていただきました。ちょっと興奮してしまった私。
その後自味さんがテーブルを回ってきました。やはり次期国会議員は挨拶回りが基本みたいです。
実は自分と同級生と知って妙に親近感が湧いた私。
この事実を自見さんに伝えたら彼女も大喜びしてくれました。
他の大学を経由して医学部入学したため、小児科医としては自分よりも4つくらい下になります。しかも今は週1〜2回の小児科外来をしてるのみで、残りは議員秘書として働いておられるそうです。特に今度の選挙で自民党公認をもらってからは全国行脚中とのこと。やはり政治家になるって大変ですね。さすがに政治に興味がある私も、いまさら国会議員になるのは絶対に無理だなと本気で思いました。
小児科医希望の光、自見さん選挙頑張って!
続きまして、元下関市の市長、現自民党参議院議員の江島潔議員と熱血トーク。
「下関の観光強化」をテーマに話し込んでしまいました。唐戸周辺や下関駅前のグリーンモールなどをもっと活性化すれば観光客が集まること、さらに全国学会が開催できるくらい大きくて立派なホテル唐戸あたりにを建設してもらいたいことなど、いろいろ自分の意見をぶつけてきました。
今は国土交通関係のお仕事をされており、いろいろと大変みたいです。わざわざこんな若造の意見をじっくり聴いてくださった江島議員は素敵な人でした。
今度の選挙も頑張ってください!って最後に握手してもらいました。
そもそも初代内閣総理大臣伊藤博文さんも山口県民ですからね。有名な国会議員がこれほど多い県も珍しいと思います。それなのに山口は衰退の一途をたどっています。永田町で頑張るのも大事ですが、地方に目を向けることも大切だと思います。これは先に講演していただいた橋本五郎さんの言葉です。
軽い気持ちで参加した会でしたが、まさかの有名人だらけでテンションマックスになってしまったおじさんでした。その夜はちょっと飲みすぎました。
追伸:全然話は変わりますが、インフルエンザワクチン接種の方々でごった返す我がクリニックです。日々ワクチン接種に追われていますが、その中で素敵な出来事がありました。
大学病院NICU勤務時代に担当していたお子さんたちが数名当院を受診された時の出来事です。あんなに小さかった赤ちゃんが、今ではすっかり大きくなっており、まさかの声変わり!二次性徴まで始まっていました。そんな子どもたちの顔を見ていると、「私もずいぶん年をとったな」と実感してしまいました。父なんて3世代まで突入していますから。こうやって発達を見守っていけるのも小児科医の醍醐味だとしみじみ感じた40歳のおじさんでした。