朝から晴れていたのに、今外を見ると大雨。今日は息子の幼稚園のバス遠足なのに。息子は晴れ男のはずなので、遠足先では太陽が出ているはず。一緒に行きたかったな。
本日はおめでたいお話。
先日、我が家に待望の赤ちゃんが生まれました。可愛い可愛い女の子です。
前回のお産もそうですが、妻が一生懸命頑張って頑張って生まれてきた赤ちゃんです。感動しました。
お産って男性は経験できないけど、本当にきつそうです。いつもはあまり弱音を吐かない妻もほんときつそうでした。妻が頑張ったおかげで、今回も安産でした。
もともと自分は小児科の中でも新生児専門。勤務医時代から数えると、分娩に立ち会った件数は1000件以上。お産の怖さは人一倍知っているつもりなので、やはり生まれるまでは何があるかわからなくてドキドキしていました。
誕生日がなんと「看護の日」。ナイチンゲール生誕の日です。助産師の妻と小児科医の夫から生まれた赤ちゃんは、すでに医療系の仕事に進むことが運命のように思えます。でも小児科医にはならなくていいです。なにかと忙しいですからね。
昨日初抱っこ。抱っこした感想は「まぁ、なんて軽いこと!」。息子はまだ3歳なのでそんなに時間経っていませんが、この感触をすっかり忘れていました。そういえば息子はもう14kgあります。よく父の胸に飛び込んできますが、時々息が止まりそうになることがあるくらいです。息子もこんなに小さい時があったのかな?懐かしい感じですね。
生まれる前までは、「お母さんが入院したらいけん。もし入院したらあっくんも一緒に病院泊まる。」とか、「おっぱいの半分はあっくんのだからね。」などと、赤ちゃん返りしそうなコメントのオンパレード。
しかし実際に出産となると息子は変わりました。
陣痛がきた時の我々の慌てぶりをみて、いつもは渋る幼稚園出発時も、まったく問題なく、しっかりした顔で自分たちを病院へ見送る息子。
出産後、自分の実家に息子と一緒に泊まりましたが、一度たりとも「お母さん」って泣くことはありません。一気にお兄ちゃんの貫禄が出ました。
でも、夜に実家のリビングでふて寝していた息子におじいちゃんが、「お母さんに会いたい?」って聞くと、ちょっと涙が溢れていました。その姿を見てこちらも切なくなり、それからずーっと息子をマッサージしてあげたり、いろいろなお話をしてあげました。本人が寝るまでの間ずっと。人一倍寂しん坊の息子が一生懸命頑張っている姿に、兄としての自覚、親に迷惑をかけないぞという強い意志を感じました。まだ3歳なのに。素晴らしくて素晴らしくて泣けてきます。
これから我が家も忙しくなりますが、家族全員で育児を楽しもうと思います。息子も立派なお兄ちゃんになってくれそうですが、あの押し付けがましい性格で兄弟喧嘩が絶えないことでしょう。
顔は自分と息子にそっくり。せめて性格だけは奥さんに似て欲しいなって心から願う父でした。
これから楽しい育児がはじまります。親バカ全開です!
追伸:本文の中でも書きましたが、新生児専門だった医師と助産師の娘。周りから見れば何の問題もない組み合わせでお産も大丈夫だろうと、勝手に思われていました。
しかし実際は単なる素人。
私は今回お産でお世話になっている病院のスタッフに新生児蘇生の講習をした医師、妻も助産師実習で同じ病院で学生相手に指導していた立場。でも自分のお産になれば別。今回は仕事で立ち会えなかったけど、ずっとオロオロしていたなんちゃって小児科医でした。
ちなみに自分も今月末で40歳。還暦と成人式が同じ年。一緒にお酒を飲めるその日まで、しっかり健康で長生きしようと誓った父でした。でもちょっと自信ないからいい保険入っておこうっと。