みなさんGWはいかが過ごされましたか?こちらは東京から帰ってきた妹夫婦をもてなしていました。といっても「山口田舎満喫コース」ですけどね。このブログで紹介した場所くらいしか連れて行っていないので投稿はしません。
今回は母校である「宇部フロンティア中学」で行った講演のお話。悲しき内容です。
先日、中学時代の恩師から講演依頼がありました。中学3年生対象の「立志式」の来賓講演をとのことでした。来賓ってガラではないけど、中学時代少しやんちゃで優等生ではなかった自分が呼ばれるなんてとても光栄と思い、快諾させていただきました。
母校で来賓講演なんてとても名誉なことです。誰もが選ばれるわけではありません。同級生の中でも自分が一番最初だと思います。ということで気合い入れてスライド作成しました。
思春期の中学生が喜んでくれそうなネタを考え、考え、結局40枚程度の盛りだくさんスライドとなってしまいました。
スライド作成にあたって、懐かしい卒業アルバムを引っ張り出し、必要な写真をスキャンしていたところ、自分の中学時代の写真もついでにスキャンしました。
今更ですが、中学時代は本当にガリガリで、細もやし体型でした。それがいつのまにかゴリゴリのムチムチマッチョになってしまいました。おそらく大学時代にお酒を飲みすぎたのが原因だと思います。恐るべしお酒。恐るべし熊本大学。っていうか自分の自制心のなさが問題なんですけどね。
この頃は今の半分くらいの体重でした。
選挙では結構票を集めたのに、素行不良という理由だけで会長にはなれませんでした。ということで副会長。
自分より票が少なく、しかも成績が下のヤツが会長になるなんて。という理由で会長に喧嘩を売りました。こういう態度が素行不良ってことなんでしょうね。
ちなみ卒業式の生徒総代も彼に取られました。3年生最後の試験成績もトップだったのに、生活点という学習態度などを加味した成績になると3、4番下がってしまいます。そんなに悪い生徒ではなかったはずと、今でも思っています。先生どうです?
ちょっと不完全燃焼でした。いくつかオチをつけたスライドも間に挟んでおいたのに、中学生軍団の反応は薄め。それでも頑張る私。
そんなやりとりが続いたまま講演終了。もう少し感情豊かな中学生の表情を見たかったのが本音です。それとも自分のセンスがなさすぎたのか?
最後に恩師の先生とパチリ。この写真では満面の笑みを浮かべていますが、心の中では泣いていました。
自分の講演の後、各クラスから男女2名ずつが作文を読みました。テーマは「夢」です。4人全員素晴らしい内容だったけど、いかんせん真面目すぎ。しかも夢がかなり現実的なものばかり。
「俺が日本を変えてやるぜ!」っていうようなスケールの大きい輩はいないんですかね?夢見るなんて自由でしょ。どこまでたどりつけるかわからないけど、夢はでっかく、希望もでっかく、大きな人間を目指して欲しいもんです。
自分の中学時代はどうだったかな?自分も実際大した夢を持っていなかったような。あ、中学生たちと同じでしたね。今の方が「夢見るおっさん」って感じです。
やはり今の現実社会では「熱い男」って時代遅れなんでしょうか?スライドの最後に自分の大好きなアントニオ猪木の引退時挨拶、「道」を朗読しましたが、はたして何人の中学生の心に響いたでしょうか?
中学生はまだ小児科受診の範疇です。もし昨日の講演で「熱くなりたい!」って思った奴らは是非我がクリニックに遊びに来てください。熱い講義をしてあげましょう。
私が「時代錯誤の生きた化石」と呼ばれる日も近いことだと思います。
1、2、3、ダァー!
追伸:自分の講演前に校長先生のお話がありましたが、明治維新頃の橋本左内に関する内容でした。その頃から場違い感を抱いていた私。もしかしてここでは真面目な話をするのが筋なのでは?と。
しかも校長先生かなり熱く語ってました。自分との温度差ありすぎです。学生はこんな真面目なお話の方が好きなのかもしれません。敗因の一つですね。
ということで大好きなブルーハーツの「夢」という曲の歌詞を引用しましたが、さすがに中学生の心に響くわけもなく。
ここで自分が尊敬している「忌野清志郎」や「尾崎豊」の歌詞を引用して同じ反応されたら自分はブチ切れてしまいそうです。引用しなくてよかったよかった。