ようやく春到来って感じです。クリニックのハナミズキも綺麗に咲いています。
今回は息子と乗ったSLやまぐち号のお話(前編)です。
先日早朝にテレビでニュースを見ていたら、「SLやまぐち号の席はまだまだ余裕あります。」って放送していたから、思い立ってその日にチケットを予約し、先週末にSLに乗ってきました。
久しぶりのSLです。小学校時代以来でしょうか。聞けばこのSLは35周年らしく、昭和55年から運行しているそうです。自分が乗った時はまだまだ走りたての頃だったということ。それからずっと休むことなく週末に走っているみたいです。意外に身近にあるのにあまり意識したことはなかったような気がします。
せっかく電車大好き息子のためにSLの旅を満喫しようという今回の企画。切迫早産気味の奥さんに絶対安静を指示し、息子と二人で男旅出発です。
乗車前はノリノリだった息子。構内に入ってきたSLを見て大興奮。ハイテンションのまま写真撮影に突入。ここまではよかったんです。ここまでは。
テンションMAXになった瞬間、SLからけたたましい汽笛が。
「ポッポー!」
その激しい音に息子どん引き。あれほど楽しそうにしていた息子は、「早く電車の中入ろうよ!」って半べそかく始末。実は自分も至近距離で汽笛を聞いてしまってびっくりしました。
SLって本当に石炭で動くんですね。石炭を山盛り積んだ貨車を見て改めて感動しました。
構内には家族連れや写真撮影目的の鉄ちゃんがゾロゾロ。電車内はさぞかし混んでいるだろうと思いきや、実際に乗り込むと中はガラガラ。皆さん見学には来ているけど乗ることはないみたいです。確かにSLに乗ってしまえばただの電車。外から眺める方が素敵でかっこいいのかもしれません。
SLの車内はこんな感じ。各車両で雰囲気を変えているみたいです。昭和調、大正調、明治調などいろいろあるみたいです。しかし自分が乗った車両が何調なのか聞き逃してしまい、何が何やらわかりませんでした。
いざ出発。
そもそもこの電車、新山口駅から津和野駅までノンストップと思っていたら、途中の駅の何箇所かで停車するとのこと。これは知りませんでした。
津和野までの道のりは1時間半以上。まだ3歳の息子はそこまで集中力が持続するとは思えません。湯田温泉駅くらいで降りて温泉入り、帰りは普通の電車に乗るプランでも良かったかもしれません。
しかも久しぶり乗って忘れていましたが、電車がトンネルに入ると、車内が煙で充満してしまいます。かなり臭かったです。トンネル出ると「車内を換気してください。」と放送が入ります。
「SL乗ると鼻が真っ黒になるよ。」って教えてもらった意味がわかりました。
1時間半もゆっくり電車に座れるわけがない息子。「もう電車降りよう。」とか「あっくんは車で行きたい。」とか、わけわかんない言葉を父にあびせつつ、少々お疲れ気味のようで、数分後撃沈。そのまま父も眠りについてしまいました。
外の景色を愛でたり、途中の駅で降りて写真撮ったりできる機会を逃してしまいました。我々親子はずっと夢の中。目が覚めたら津和野目前でしたとさ。
SLやまぐち号ってそれなりに有名で人気の電車です。津和野までの道中に、線路沿いに多くの人たちが手を振ってくれていました。車内放送でも、「沿線の方々が手をふ振ってくれています。皆さんも笑顔で手を振り返してください。」って粋な放送。
これって九州新幹線が開通した時に、通過するあちらこちらで旗を振ったり踊ってくれていたあの有名な動画にそっくりな情景。ちょっと感動してしまいました。でも後半は山の中ばかりで人はほとんどいません。しかも我々は夢うつつ状態。次回乗る時はものすごい笑顔で手を振ろうと思います。残念でした。
この日はあいにくの雨模様。しかし晴れ男の私。津和野駅到着時には雨はあがっていました。さぁ、たった2時間半の津和野散策開始です。
怒涛の後半に続く。。。。。。。
昨年は全くこの花の名前を知りませんでしたが今年は違います。患者さんから聞かれても「ハナミズキですよ!」って自慢げに答えることができます。
朝に自転車でクリニック到着した時、この花を見て思わず「うーすべーに色のー」って一青窈の「ハナミズキ」を口ずさんでいる自分に気づきました。
誰も見ていなかったのでセーフですが、なんだか恥ずかしくなって院長室までダッシュした照れ屋の私でした。