暖かい日が続きます。花粉症の人が増えていますね。大変そうです。
本日は日本酒「獺祭」のお話。
有名になりましたね、「獺祭」。先日もテレビ番組「カンブリア宮殿」で特集されてました。
もともと倒産しかけていた岩国の小さな酒蔵だったのに、今や世界に進出している企業になってしまいました。ユニクロ同様、山口県の誇りです。
大吟醸のお酒ですが、米の磨き具合によって、5割磨き、3割9分磨き、2割3分磨きと、米を削っていく程度で味が変わります。当然値段も倍、倍と上がっていきます。
どのお酒も飲んでいますが、確かに美味しいお酒です。かつての日本酒のイメージを覆すようなさわやかな飲み心地。人気出るのはよくわかります。
最近では、二割三分を超えた「獺祭その先へ」まで発売されました。その値段に驚きです。
なぜか二割三分のお酒と抱き合わせ販売になっており、その値段が三万六千円也!ドンペリピンクと同じくらい高額です。
飲んでみたい気持ちはあるけど高過ぎ。自分では絶対に買えません。
これって、かつて大ブームになった焼酎、「魔王」や「森伊蔵」の時によく似ています。プレミアがつくのはよくわかるけど、値段がうなぎ上り。もともとお酒って嗜好品であり、庶民の見方であっていいはず。しかも安いお酒の代名詞だった焼酎までが高騰していく世の中。イモ焼酎がセレブのお酒になってしまいました。
先日、ご近所の先生方と飲み会があって、「獺祭焼酎」を飲ませていただきました。獺祭の酒粕で作られた焼酎です。発売と同時に即完売してしまう幻の焼酎。まさかの出会いです。
しかもキープされた先生が「このお酒あまり好きじゃないから全部飲んでいいよ」ってお言葉いただき、本当に全部飲んでしまいました。感動しました。
肝心の味の方ですが、、、、さすがに酒粕から生まれた焼酎。甘ーい味でした。もともと米焼酎が甘めなだけに、この獺祭焼酎の甘さは際立っていました。なかなかクリアな味で、美味しかったです。
しかし自分で購入してまで飲むか?と言われれば、Noです。高いお金出して飲むくらいなら、安い「白岳しろ」を3本買います。飲み慣れているし。
そもそも日本酒は日本で育ったお酒です。和食、とくにお刺身には日本酒が一番です。しかし最近の大吟醸を飲んで思うことですが、どれもこれも甘過ぎな印象を受けます。とても料理にあいません。お酒の味が強すぎで、魚の風味を殺してしまいます。焼酎もそうです。味がつよすぎるような気がします。このようなお酒はちょっとしたおつまみだけで、チビチビ楽しむものなんでしょうね。
そこでお勧めなのが辛口の日本酒。最近では「菊水の辛口」をよく飲んでいます。お刺身によくあいます。何よりも値段が安いです。
お酒はそもそも嗜好品であり、各個人の好みも様々です。高いお金出せば美味しいってわけではないんですよね。これからも廉価で美味しいお酒を探して、飲み続けようと思います。
世の中のブームに流され、不当に高いお酒を買うことはなるべく避けようと思います。羨ましいけど。
それにしても「獺祭ブーム」は凄いですね。ちょっと前まで気軽に購入出来たのに、今ではほとんど見つかりません。山口県のお酒なのにねー。
追伸:県外の友人に獺祭買って行くととても喜ばれます。今週末に沖縄から大学時代の大先輩が遊びに来られるのでお土産に買っていくつもりです。5割磨きで十分です。どうせ酔ってすぐに飲み干してしまうから。