徒然草

マニアック車談義

台風一過。今日はちょっと晴れ間が見えてます。っていうか暑い。これが10月の気温?今朝も短パン半袖Tシャツで出勤しました。夏男です。

今回は結構マニアックな車話。興味ない方はスルーして下さい。かなりの長文になります。

131005_1548先日、車を買い替えました。ロードスターからアテンザへ、MAZDAリレーです。従兄弟がMAZDA勤務なのが一番の理由です。もともと職人気質の強いMAZDAとSUBARU好きな私。ワゴンが欲しかったので、レガシィとアテンザでかなり悩みました。決めては「走り」です。

2シーターのオープンカーであるロードスター。5年乗りましたが、さすがに家族用車とは言えず、車検前に買い替えを決断しました。

自分が思う、ベストの車の条件として、①自然吸気(NA)エンジンであること、②車重量が軽いこと、③できればマニュアル車であること、があります。この条件に合う車ってなかなかありませんでした。しかもオープンカーに乗りたいって夢もあったので、ロードスターはまさにベストセレクトでした。

131005_1548今度の車はMAZDAアテンザワゴン。クリーンディーゼルエンジンでターボという、前の車とガラリとかわりました。色は赤。ナンバーは今回も「23」。バスケットの神様、マイケルジョーダンの背番号です。

そもそもNAとターボの違いって知ってます?ここからはマニアック談義。どちらの車もマイカーとして所有してたので、私見を交えてお話しします。まずは一般論から。

<NA車の特徴>

ピストンが下がるときの負圧を利用してパワーを出すエンジンのことを自然吸気エンジン、略して「NA」と呼ばれています。NAとはナチュラル・アスピレーションと言ったり、ノーマル・アスピレーションと言ったりします。

NAの長所として、①アクセルの操作にたいして、スムーズにエンジン回転が上がっていく、②過給機(ターボ)がついているエンジンより一般的に燃費がいい、③ターボがついているエンジンより一般的に環境にいい、④スポーツエンジンだと、高回転まで回してパワーを搾り出すため、官能的である、⑤エンジンを回す楽しさがある、などがあります。

NAの短所として、①ハイパワーを出しにくい、②排気量が少ないエンジンではパワー不足になる、③マフラーを太くしすぎると低速トルクが落ちる、などがあります。

<ターボ車の特徴>

ターボ車の特徴NAでは無駄に排出されていた排気ガスのエネルギーで羽根(タービン)を回転、コンプレッサーも回転され空気を圧縮して燃焼させてパワーを出します。NAエンジンよりもより大量のガソリンを一度に燃焼させることができるので、パワーが出ます。

ターボの長所として、①排気量の小さいエンジンでもターボをつけることによりNAでは出せないような馬力が出せる、②トルクもNAでは出せない値を出せる、③チューニングで(加給圧を制御することで)NAよりも馬力を上げやすい、などがあります。

ターボの短所として、①アクセルを踏んでも一瞬ターボが効き始めるまでに時間がかかる(「ターボ ラグ」と言う)、②NAよりも燃費が悪くなる、③高回転まで回す楽しさはない、などがあります。

131005_1548NA車の代表として、このロードスターがあります。さらに言うと、この車はFR(フロントエンジン•リアドライブ)という、最近ではあまりない駆動方式です。今はFFが主流ですから。

この車は名車でした。エンジンはたいした大きさではありませんが、車が軽かったので、コーナーをひらりひらりと回っていく感じが、他の車では味わえない楽しみでした。雨の日とかに少しリアタイヤが滑りますが、それがまた楽しかった。

二人乗りで荷物もほとんどのりません。息子と一緒に遊びにいっても、ベビーカー乗せるのがやっと。マニュアル車だから渋滞で疲れるし、AT限定免許の奥さんは運転出来ないし、不便な点が多々ありましたが、それを補うほどの楽しさがこの車にはありました。

さて、今度の車はディーゼル車です。ガソリンエンジンに比べ、回転はなかなか上がりませんが、トルクの太さは凄いです。ガソリンエンジンは馬力とレスポンスの良さが魅力です。どちらも一長一短ありますが、今回は今はやりのクリーンディーゼル。

日本ではトヨタ、HONDAを中心に、ハイブリッド車が全盛です。両社の車の売り上げの全体の30%近くにまでなったみたいです。上半期売り上げ1位は「トヨタアクア」でした。

593092しかし海外では若干考え方が違います。外車、特にドイツ車を中心に、エンジンの形式をターボやスーパチャージャー付きにして、小さなエンジンにくっつけて燃費とパワーを稼いだり、クリーンディーゼルに移行してきてます。それに加え、これからドンドン出てくるであろうEV(いわゆる電気自動車)が車業界に進出してくることでしょう。どれが主力になるのか、これから楽しみです。

それでは肝心の新車乗り心地を。

さすがMAZDAの社運をかけたアテンザ。細部にわたって作り込んでいる気合いを感じます。話題のディーゼルエンジンもなかなか。低回転時のガラガラ音は少々気になりますが、2000回転を超えたあたりから出てくる素晴らしいパワー。トルクモリモリって感じです。ただしかし、ただしかし、圧倒的な弱点があります。分かっていたことですが、ターボが効いてくるまでのほんの0.5秒の時間、いわゆる「ターボラグ」が本気でムカつきます。簡単に言えば、アクセルを踏んで、希望する加速がくるまでほんのちょっと時間がいるということです。些細な問題と思われると思いますが、運転好きの人には違和感感じるはずです。

image医者になって初めて買った車がレガシィでした。ツインターボの280馬力。そりゃバカっ速い車でした。セカンドターボが動き始めた時にはもうパトカーに捕まるレベルです。この車も名車でしたが、ターボラグだけは嫌でした。そのため、それからの車は意図的にNAを選んでいました。

しかし今回はディーゼルを運転してみたかったので仕方ない。なんとか慣れるまで運転技術を磨こうと思います。

わたしは車が大好きです。いつか外車に乗ってみたい気持ちもありますが、まずは国産の良い車を、乗れるだけ乗ってみようと思います。

次の車はハイブリッドかな?

なんて、絶対買いません。ハイブリッドの運転感覚だけはほんとに嫌です。あの妙なエンジンブレーキを感じるのが嫌いです。ハイブリッド全盛の時代。乗ってる皆さんにすみませんが、ハイブリッドはまだ乗りません。しかし数年後には自分の趣味も変わっているでしょうね。

憧れの車として、「アウディR8」「ランボルギーニガヤルド」「BMWのM3」なんかがありますが、高価すぎて絶対に買えません。というより、そんなお金があったら、セカンドカーとしてもう一度ロードスターに乗りたいです。

マニアックな長文ですみませんでした。

追伸:ロードスターはハイオクガソリンでした。しかし今回はディーゼルのため軽油。1リットルあたりの値段が30円近く安かったことに感激です。クリーンディーゼル車も立派なエコカーです。燃費は20km/ℓです!自動車税は半額。しかもエコカー補助金が12万円かえってきます。素晴らしい。