今日も朝から暑いです。これからずっと晴れです。クリニック水やりが大変です。どうも園芸は好きになれない私。
今回はまたまた恐竜のお話。
昨日、山口県立美術館で開催されている恐竜展にいってきました。期間限定のイベントです。山口で恐竜展なんて珍しいなって思いました。息子の恐竜ブーム冷めやらぬこの時期にぴったりの企画です。
ここの美術館は駐車場から少し歩かなければいけないのに、昨日はうだるような暑さでした。ちょうど昼過ぎに行ったので、気温が最も高い頃。親子ともども暑さに弱いため、テンション低めで恐竜展に飛び込みました。
美術館の中はとっても涼しく、恐竜に出会う前にしばらく二人で涼んでいました。ここの美術館訪問はかなり久しぶりです。20年ぶりくらいですかね?
今回の目玉は「スピノサウルス」の骨格標本です。かなり巨大な肉食恐竜ですが、ティラノサウルスなどと違って水中で生活している恐竜です。
実際の標本を見て、その大きさにかなり驚いてしまいました。本当に大きいです。息子と比較した写真で見ると、その大きさがわかると思います。水中で生活しなくてはいけない理由がわかりました。
体の大きさの割に口が小さめ。主に魚を主食に生活していたそうです。
恐竜展の企画としてはやや小規模で、福井の恐竜博物館や北九州のいのちのたび博物館に行った我々にとってはやや拍子抜けでしたが、最後に大きな恐竜が展示してありました。動くスピノサウルスです。これがまた良く出来ており、息子はリアルな動きにドン引きしていました。決して3メートル以内には近づきませんでした。息子にとっても衝撃だったみたいです。
口や背中が精巧に動きます。しかもなんだかこちらを見て、自分に向かって口を開けているようで、思わず近くにいた美術館のスタッフに「この恐竜は人の顔を認識しているんですか?こちらを目がけて口開けているように見えるんですが。」と聞いてしまいました。すると寂しい切り返し。軽い笑顔で「そんなわけないでしょ。偶然ですよ。」だって。冷たい人です。
巨大スピノサウルスに恐れおののいていた息子が素朴な質問をしてきました。
「お父さん、スピノサウルスとティラノサウルスどちらが強いの?」
するどい質問です。なかなかこの答えは難しい。そうえいば映画「ジュラシックパーク」の何本目かの作品でこの2頭が戦ったシーンを思い出しました。その時はスピノサウルスが勝利したはずです。多分。
いのちのたび博物館で何度もティラノサウルスの骨格標本は見ており、その大きさはだいたい認識できています。それと比較してもスピノサウルスは大きいです。ふた回りくらい大きいです。
ティラノサウルスの正規名称はティラノサウルスレックス(T-REX)です。ティラノサウルスは「暴君のトカゲ」を意味し、レックスは「王」を意味するそうです。ということは「T-REX=暴君王」ということになります。恐竜界のなかで最強はT-REXであるというのが世界の認識みたいですね。明らかに名前からして強そうです。
しかしこの体格差であれば、もしかしたらスピノサウルスの方が強いかもしれないですよね。ということでネットで2頭の対決を調べてみました。息子に正しい答えを伝えるためです。
お目当の記事を見つけましたが、やはり結論は「両者とも甲乙つけがたし!」という結論でした。なんじゃそりゃ?
魚が主食のスピノサウルスは口が長細く、歯は突き刺すような形状。一方のティラノサウルスは横広の頭で獲物に噛みつき離さないようになっている形状。頭の形などを考慮すればティラノサウルスやや有利?だそうですが、体格の差がかなりあるため、より大きなスピノサウルスにも勝機はあるそうです。水辺で戦えばスピノサウルス有利でしょう。
息子の疑問に対して一生懸命考えているところから、やはり我々親子は恐竜大好きなんでしょうね。
男のロマンですよ、ロマン!
追伸:息子が早起きした時はいつも「お父さん、魚買いに行こう!」って言います。宇部港の名物子どもになりつつある我が息子。
先日も魚を吟味していました。その姿はまさに魚屋さんのおっさんです。無言で品定めしています。
最近は不漁続きでおばちゃんたちも困っているそうです。「漁師が魚獲れなきゃ終わりだよ。」って我々親子に散々愚痴っていました。
で、今回は大量のエソをかなりの安値で購入できました。しかも鱗と中骨・内臓を取ってくれたので、夜はそのままてんぷらにして食べました。やっぱり獲れたてって最高に美味しいです!ふわっふわでサックサクでした。いつも美味しくお料理してくれる妻に感謝感謝です。
どうしよう。息子が「漁師になる!」と言い始めたら。うーん、その時また考えます。