最近ずっと暑いですね!アトピーの私は汗かくと痒すぎです。
世の中は3連休。私は海の日に寂しく小野田休日診療所で働いております。
やっぱり夏カゼの方が多いですね。症状は軽いけど、皆さん口の中が痛そうです。食事には気をつけてくださいね!
海の日早朝に息子といつもの焼野海岸散歩に行きました。
相変わらず海が似合う息子。明らかに加山雄三を超えています。あ、親バカでした。
今回は病児保育施設開院記念講演会話の後編になります。
ママカフェを全国展開している心理士の木村先生(通称キム兄)を宿泊先までお迎えに行きました。
朝から爽やかなキム兄さん。二日酔いはなさそうです。当然私も大丈夫でした。今回も「ウコンの力super」を飲んで行きましたからね!
講演内容は午前午後で別のテーマにしていただきました。幾つかあるテーマの中で自分たちが選べるというスタイルです。事前に妻やスタッフと打ち合わせし、今回のテーマを2つ決めました。
午前中の講演会は「ママパパのタイプ別、子育てをもっと楽しくする方法」というテーマでご講演していただきました。
会場の都合上、定員20名でしたが、午前のテーマはあっという間に満席となってしまいました。
先生の講演内容の共通のテーマは「自立と絆」です。子どもの自立を促しつつ、家族間の絆を大事に育むことが大きな大きなテーマとのことでした。納得。
我々が良かれと思って行っている育児方法がかえって逆効果になることもあり、我が子をコントロールしようとすればするほど反発するという話から始まり、その段階ですでにカウンターパンチを食らった気分になった私でした。
子どもがイヤイヤ期に入る理由や、思春期時代の反発にはきちんとした理由があったことを知りました。大事なことは「人をコントロールしないこと、人からコントロールされないこと」なんですね。まずは子どもの受け入れるということの重要性を何度も聞かされました。自分の育児方針と当てはめ、やっていけないような強引な教育方法の危険性を知ることができました。自分の中の「余裕のなさ」を指摘された気分です。
もともと医学系の講演会にはよく参加していますが、心理士の先生の視点は医療関係者の視点と少し異なっているように思えます。だからこそ新鮮なお話であり、まさに「目からウロコ」状態でした。
話の後半で、ちょっした心理テストがありました。50項目の質問に答える形式ですが、自分の性格を見事に分析されてしまいました。
私の場合、「愛・所属の欲求」「力の欲求」「楽しみの欲求」が異常に高く、「自由の欲求」と「生存の欲求」が極端に低いとのことでした。
「愛の欲求」が高い場合、愛し愛されたい気持ちが強く、仲間の一員でありたい気持ちもまた強いとのこと。「力の欲求」が高い場合、認められたい、達成したい、人の役に立ちたいという気持ちが強い反面、支配的欲求もまた強いとのこと。「楽しみの欲求」が高い場合、知的好奇心がかなり高いが、自分の好きなことをして楽しみ、落ち着きのない性格とのことでした。見事に当たっています。
逆に極端に低かった「自由の欲求」は、自己選択の気持ちが弱く、強制されたいという欲求が低いとのことで、高い人は逆に自由人タイプで自己決断を強く望むタイプみたいです。「生存の欲求」が低い人は、体のメンテナンスを怠り、安全・身体への欲求が低く、またお金にルーズで借金を怖がらず、どんどん投資するタイプとのこと。これも見事に当たっています。
理論に基づいた選択心理なので、妙な説得力があり、自分の性格をずばり見透かされた感じです。
それにしても極端だった我が心理テスト結果。木村先生に見せると、「かなり極端で個性がかなり強い性格」とお墨付きをもらいました。いいこと?悪いこと?こんな旦那を管理する妻は大変そうですが、逆に妻の結果も知りたいですね。関わり方がもっと上手になるかも。
午前の講演終了後、先生を囲んで数名の方々と一緒にお弁当を食べました。
今回は「かしわのうどん」にお願いしました。結構気合の入ったお弁当で、ボリュームでした。とっても美味しくいただきました。先生や参加された方々と楽しく談笑し、優雅なお昼休みとなりました。
わざわざ竜王山のふもとから当院までお弁当を配達していただきました。しかも日曜日に。本当に感謝・感謝です。皆さんも「かしわのうどん」に行かれてくださいね!
午後の講演のテーマは「この時代を生きる子どもたちに“今”大切なこと〜テレビ、ネット、LINEなどの影響と、親ができる対応〜」でした。
午後はやや大きなお子さんを持った親に伝えるメッセージといった講演会でした。
今実際に起こっているメディアから受ける影響を事細かく説明していただきました。絶対にダメ!というような非現実的な対応ではなく、今起こっていることに向き合い、どんな対応をしていくのが良いか、先生からのアドバイスはもちろんですが、参加した皆さんで小グループに分かれて何度もディスカッションするという講演スタイルでした。
今更メディアから逃げる方法はないため、関わり方を考える方が大事だと説明を受けました。木村先生のお話では、メディアとうまく付き合っていくために必要な能力は、①情報を取捨選択できる能力、②人間関係構築能力、③子どもが手間暇をかける喜びを知る、の3つでした。
今回の講演は、普段見かける教科書や学会で得られた知識ではなく、あくまで実践的な対応をするための我々の意識改革に主眼を置いたお話でした。講演を聞きに来られた方も皆さん大満足して帰られたようです。
正直、面識のない先生を、患者さんからの口コミだけでお呼びするのは勇気がいりましたが、結果的にはとっても素敵な講演会になりました。
せっかくなので、宇部空港に送る途中、遠回りして焼野海岸までドライブしました。綺麗な景色を見て大絶賛されたキム兄。山口県初上陸でしたが、えらく気に入ってくれたみたいで、こちらとしても嬉しいかぎりです。
息子も先生にすっかりなついておりました。ということで一緒に記念撮影。
また機会があれば是非山口にまた来たいと言われ、今度はフグの美味しい季節でもお呼びしようかなって思います。先生もお忙しいでしょうけどね。
今度は何を食べに行こうかな?あ、講演会がメインですよ!
追伸:前夜祭、講演会と、忙しい週末の締めは当然バスケットボール。
木村先生からも「タフですね」と言われましたが、いざ体育館でバスケをしたらもう散々でした。
体力の限界をリアルに感じた42歳の夜でした。
お仕事、学会や講演会などの勉強会、バスケなどを通じてたくさんの人たちと出会い、皆さんから素晴らしい勉強を学ぶことができます。教科書や論文を読むのも当然大切ですが、人から得られる生きた情報はさらに素敵だと思いませんか?
やっぱり私は「愛・所属の欲求」が人一倍強いようです・・・
寂しがり屋さんなんでしょうね・・・