山陽小野田市で小学生のコロナ患者さんが発生しました。これで市内で二つ目の学校になります。

小児科医という仕事上、情報はすぐに集まってきます。しかし「医師に課せられている守秘義務」、そして「個人情報保護」の観点から絶対に人に伝えることはしません。

昨夜も某小学校の校長先生からも相談を受けました。「休校措置は致し方ありませんが、絶対に子どもの名前を特定されないようにしてください！」と、強く強くお願いしました。

皆様にお願いです。コロナ感染者は犯罪者ではありません。どうか犯人探しをしたり、その家族を誹謗中傷するような真似はやめてください。

コロナ感染は誰にでも起こりうる市中のウイルス風邪です。必要以上に怯える必要はありません。

正しい知識を持ち、正しく恐れましょう！

今のところ感染した子どもたちはいずれも軽症もしくは無症状みたいなので、すぐに元気になって学校に帰ってくると思います。羽生田文科相も「感染者を責めないで！」とメッセージを配信しました。

明日は我が身かもしれません。

今一度、兜の緒を締め直し、このコロナとの戦いに勝利しましょう！

そしていつの日か、マスクを外してみんなで一緒に遊べるようになる日を心待ちにしております。