徒然草

吉野ヶ里遺跡公園にて

今日から寒くなるみたいです。小野田医師会旅行があるのに。今回は佐世保へ。下っ端は買い出しなどの雑用だらけ。誰か助けてくれないかな・・・

まずは先日行われたドラフト会議の話から。

個人的な希望を言えば、有能な野手を補強して欲しかったです。あ、我がジャイアンツのお話ですよ。

根尾くんに落選し、結局左投手の補強。左投げは嬉しいけど、小園くんみたいな将来有望な内野手を確保して欲しかった。ジャイアンツの野手陣は高齢化していますからね。

ま、皆さんどんな化け物に変身するか楽しみにしております。それにしてもジャイアンツのドラフト戦略ってアホっぽいです。スカウトマンが無能なんでしょう。それとも原監督の要望が強く影響したのかな?昨年はなぜかキャッチャーばかり補強したし。もうこうなればFA選手を青田刈りですな。いつものパターンで。

そんな中、中井選手がまさかの戦力外通告。

かつて巨人の四番打者を務めたこともあるのに。才能はある選手です。どこかのチームに拾ってもらって再生してくれることを願います。できればパ・リーグで。

まだ彼も20代です。プロの選手って引退年齢が早いです。まだこれからの人生が倍以上残っています。このあとの人生はどうするんでしょうか。余計なお世話ですかね。

 

今回は吉野ヶ里遺跡公園に行ったお話です。旅行記のラストとなります。

山鹿温泉、馬刺し屋さんからの最終目的地は吉野ヶ里遺跡公園です。

ここに来たのは息子の強い強い希望があったからです。その理由は「勾玉作り」体験です。

この歳で勾玉にハマっている息子。相変わらず知的好奇心が旺盛なのはわかりますが、気楽に「お父さん、吉野ヶ里公園に行って勾玉を作って観たい!」と言われても、佐賀県って結構山口から遠いんだぞ!と、心で叫ぶ私。でも可愛い可愛い息子のため。この熱い気持ちが冷めやらぬ間に連れて行くのが正しいと思っている私です。まさに「鉄は熱いうちに打て!」の精神です。

ちょっと曇天で時々小雨がパラつきましたが、勾玉作りには関係ありません。

息子は夏休みに図書館で開催された勾玉作りに参加したことがあるので経験者です。私はど素人。

まずは原材料の石から購入です。

白と緑は比較的柔らかい石で加工がしやすく、ピンク、黒モザイクの順に硬さが増して、加工レベルが上がるそうです。当然私は「黒モザイク」をセレクト。だって私の創作意欲にはすでに熱い炎が灯っていますから。

妻や息子は白をセレクトしました。

最初に簡単な作成方法を習います。

削りかすが落ちないための土台、削り用の研ぎ石、下書き用の鉛筆、そして作る順番に並べられた完成見本が結びつけられた木の棒を渡されました。

まず真四角の石に鉛筆で自分が作りたい勾玉のイメージ図を描き、そして地道に削る作業が始まりました。

この削る作業が意外に重労働で、結構肩が凝る作業でした。だって、真四角の石が勾玉まで返信するんですよ。普通に考えても半分近く削らないと完成しないはずです。

でも結構これが面白くて、思わずはまってしまった私。経験者の妻や息子に色々アドバイスをもらいつつ、それ以外はほぼ無言。一心不乱に石を削り続けた私でした。

それなりに形になった後は、水の中でヤスリがけです。

ちょっとした傷ならヤスリで削り取ることができます。そして何よりも水に濡れたままヤスリでこすった後は勾玉がピカピカツルツルになります。

これもまた意外に地味な作業ですが、大事な行程でした。そこでも終始無言で削り続ける職人気質の私。

で、完成品がこちらです!

我ながらよくできました。

この写真では立体感を出すことができませんでしたが、我が子や友人の子供たちが周りで遊んでいるのを無視して、一人ずっと時間をかけて作りました。一緒に遊んでくれた友に感謝です。すんません、没頭してしまって。

ただちょっと気になったのは、水の中で削った後はピカピカだったのに、乾いた後はなんだかツヤがなくなってさみしい感じ。自宅に帰ってニスでも塗ろうかなって思ってしまいました。

息子以上に勾玉作りを楽しんだ私でした。

その後、公園内を散策しました。

かなり昔にここに来たことがありますが、吉野ヶ里遺跡公園って本当にめちゃくちゃ広いですね。驚きました。とても端から端まで歩く気には慣れません。セグウェイとか乗り物に乗って移動できればいいのにって思ってしまいます。

せっかくなのでと、櫓の上に登る妻や子どもたち。自分は、前日からの遊園地での歩き疲れと、帰りの高速運転を考え、櫓登りはパスしました。弱気な父です。

だって結構な高さですよ。こんな高さの櫓を組むことができた昔の人の知恵って本当にすごいですね。重機なんて使っていませんからね。やはり古来からの人類が培ってきた技術というものは素晴らしいですね。感動します。

ここで超笑ってしまったエピソードを紹介します。

息子たちが楽しそうに昔の住居に突撃していきました。

中は結構薄暗く、しかもちょっとカビ臭い感じがして、昔私が部活でしていた剣道部の部室の匂いを思い出しました。

で、中から出てきた我が子たちが「ここにもタイジンがおった!」、「あっちの家にもタイジンがいるかな?」と大声で楽しそうに騒いでいました。

ん?タイ人??こんな田舎にそんなにタイからの観光客ばかりいるの?

説明を読んで納得。「大人(タイジン)」とは、かつて神事を行なっていた人々の呼称らしいです。息子たちはその解説を読んだ後に入って行ったから「たいじん、たいじん!」って騒いでいたことがわかり、タイのムエタイ選手を想像していた自分のバカっぷりが恥ずかしかったです。

これが実際の「たいじん」の人形です。

結構リアルに作られており、結構怖かったです。この人形が薄暗くライトアップされた住居の中に鎮座していると、大人でもどきっとします。息子たちはちょっとしたお化け屋敷の感覚で楽しんでいたようです。すみません、タイジンさん。

こうして一泊二日の壮絶な旅は終わりとなりました。

結構な距離を歩いてダイエットできたかなって思いつつ、温泉でお酒をしっかり飲んだので、結局はプラマイゼロでした。

子どもたちが楽しそうに遊んでくれたのが一番嬉しかったです。

さて、次はどこに行こうかな?結局行き先を決めるのは我が子たちですけどね・・・

 

追伸1:吉野ヶ里遺跡公園からの帰り道で、ちょっと遅めのランチタイム。子供達の強い強い希望で回転寿司のお店に行きました。

そこで発見した「ツムツム」ならぬ、お寿司「ツメツメ」。明らかに意識した看板です。

ダジャレと思いつつ、大爆笑してしまった我々でした。

追伸2:最近、スポーツジムで頻繁に流れているISSAの歌。久々のDA PUMPです。

歌詞の内容は単なる「アメリカに行こうぜ」と歌う、単なる米国コンプレックスの塊みたいな薄っぺらいもんです。

でも、かつてのアイドルグループが未だに活動を続けていることが嬉しかったです。昨今、ジャニタレのバカグループばっかりアイドルバンドを結成し、ジャニーズに属していないアイドルは淘汰されるという悪しき風習をぶっ壊そうとしていたDA PUMP。もうISSAも立派なおっさんだし、後ろのダンサーも皆ブサイク。でもなんだか親近感湧いて嬉しい限りです。かっこつけのナルシスト軍団「エグザイル」より何倍も素敵です。

あ、これはあくまで個人的な見解です。ファンの皆様には謝ります。すんません。