大学入試変更にもの申す!

なんだか暑い1日です。秋の気配ゼロですね。

今朝の毎日新聞の1面に気なる記事が。今回は木村太郎ばりのコラムです。

大学入試制度改革の記事です。ネットの記事を一部抜粋しました。

20131011-00000014-mai-000-3-view『政府の教育再生実行会議(座長、鎌田薫・早稲田大総長)が、国公立大入試の2次試験から「1点刻みで採点する教科型ペーパー試験」を原則廃止する方向で検討することが分かった。同会議の大学入試改革原案では、1次試験で大学入試センター試験を基にした新テストを創設。結果を点数グループでランク分けして学力水準の目安とする考えだ。

2次試験からペーパー試験を廃し、面接など「人物評価」を重視することで、各大学に抜本的な入試改革を強く促す狙いがある。同会議は「知識偏重」と批判される現在の入試を見直し、センター試験を衣替えした複数回受験可能な新しい大学入学試験と、高校在学中に基礎学力を測る到達度試験の二つの新テストを創設し、大規模な教育改革を進めようとしている。

下村文科相は「学力一辺倒の一発勝負、1点差勝負の試験を変える時だ」とし、新テスト創設の必要性を強調。さらに、大学ごとに実施する2次試験について「大学の判断だが(同会議では)2回もペーパーテストをしないで済むよう考えたい」「暗記・記憶中心の入試を2回も課す必要はない」と述べた。だが、面接や論文、課外活動の評価を重視する新しい2次試験では、従来のペーパー試験に比べ、人手など膨大なコストが発生する。下村文科相は「改革を進める大学には、補助金などでバックアップしたい」と述べ、国が費用面で支援する考えを示した。』

と。

20131005-00000097-san-000-5-view知識偏重って考え方はよくわかります。しかし、しっかりとした学力がなければ、大学の膨大な知識を吸収することが出来ません。自分は医学部出身ですが、医者になりたいって気持ちだけで大学進学した訳ではありません。中学、高校、大学と、勉強しました。そんなに器用な人間ではなかったので、一生懸命努力しました。気持ちだけでこんな責任感の強い仕事ができません。医者になりたいって気持ちは大きくても、勉強しない人は駄目です。努力しない人も駄目です。大学時代はもちろん、大学卒業してからも、膨大な知識や経験、さらには人間性を磨いて立派な医師になっていくと思います。自分はまだ志半ばです。

そもそも、2次試験で面接だけ行って、どうやって人間性を知るんでしょうか?過度に緊張する人もいるだろうし、たった数分の面接だけで「人間性」を知るなんて、全く馬鹿げた話です。莫大な数の受験生を一人一人面接する労力は大変だと思います。

一番の問題は大学教育にあると思います。高校までは厳しく指導されていたにも関わらず、大学生になれば自由奔放。大学に入ってしまえばもう安泰っていう考え方が大半です。日本の大学制度はまさに「入ったもの勝ち」です。自分は大学時代、劣等生だったので偉そうな事は言えませんが、大学時代というものは未成年が大人になっていく重大な時期であり、卒業後、厳しい現実社会に出て行きます。

高校卒業の頃は「まだ子ども」って思っていたけど、大学卒業時には皆「立派な大人」になっています。子どもから大人になっていく、そんな重要な時期に、大学はどんな教育をしてくれましたか?自主性に任せるのはわかるけど、親身になって、学業から学生生活まで怒ってくれるような先生って少ないような気がします。

自分も大学病院勤務時代は、学生講義に何度も行きました。しかし、忙しい仕事の片手間って感じです。教育も大事だけど、臨床の現場で働くのはもっと大事だからです。そんな中途半端な教育者があっていいもんですかね。教わる方も色々あると思いますが、教える側も全然教育のスペシャリストではありません。講義内容も教授から投げっぱなし。誰も評価してくれません。

大学時代、たくさんの事を教えてくれたのは先輩たちです。特にバスケ部の先輩たちは人生の師匠です。理不尽なことも多々ありましたが、先輩から学んだ事は今でも宝物です。

130407-008最近、馬鹿な事をする大学生が増えています。左の写真はUSJで撮影されたものです。

目立ちたいって気持ちはよくわかりますが、自分たちはもう大人であり、社会に対する影響というものを理解していません。

大人だって馬鹿な投稿してます。冷蔵庫に入って撮影したコンビニ、裸で撮影した某餃子店、どちらも閉店に追い込まれました。そこで真面目に働いていた人はどう思うんでしょうね。

大学生のレベルが下がっていると騒ぐのであれば、入試制度改革の前に、大学教育のあり方について大いに議論してほしいもんです。

試験というものはある意味「公平」です。皆、平等に試験を受け、点数の高い者が合格する。大学には定数があり、どうしても落ちてしまう学生が出てくる。どうしてもここに優劣の差が出てきます。これを不公平というのはおかしいです。このことは普遍の事実です。

努力なくして合格はありません。知識偏重って言葉で片付けるのではなく、人間性を問うとか馬鹿げたことを考えるのではなく、まずは一生懸命勉強して、狭き門を突破したものたちに、もう一度良い教育を行うことが一番大切だと思います。

自分は劣等生でした。大学では部活ばかりしてたので、偉そうなことは言えませんが、入試制度の改革には腹立つこと多いです。

世の中の受験生たち、努力しましょう!言い訳無用!努力は実る!(どっかの予備校のフレーズみたい)

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